劇場公開日 2025年1月17日

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ディックス!! ザ・ミュージカルのレビュー・感想・評価

全29件中、1~20件目を表示

4.5エンタメの定型をみごとに再活用したアグレッシブなバカ映画

2025年1月31日
PCから投稿

リンジー・ローハンが子役時代に主演した『ファミリー・ゲーム/双子の天使』、つまりは原作であるケストナーの児童文学「ふたりのロッテ」が下敷きになっていることは、わりと重要だと思う。つまり、生き別れた双子が再会し、別れた両親のよりを戻させようと奮闘するのは、王道ストーリーにパロディだからで、その王道展開にどれだけバカげた下ネタギャグやミュージカルナンバーを盛り込んで、世間の常識をつつきまくって笑い飛ばすかという勝負をかけているのだ。

下ネタ一辺倒かと思いきや、下水道ボーイズなどもっとシュールに突き抜けたネタも多く、不謹慎だがスリリングなアジテーションとしても成立している。もちろん中身は空っぽなんだけど、いや、空っぽだからこそ、ミュージカルや映画としての盛り上げが限りなく純粋に機能していて、エンタメって本来空っぽなものなのかもしれないし、それいいのだ、なんて思ってしまう。中身なんてなくたって映画は感動できるし、笑えるし、楽しめる。映画ってすごい。

いや、でも最後には「すべての愛は気持ち悪い」というみごとな真理を謳い上げてくるのだから、空っぽどころかとてつもないメッセージを投げつけてくる映画なのかもしれない。ほんと油断のならない二人組に大きな拍手を送りたい。自分ひとり分だけかもしれないけども。

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村山章

3.5観賞後いろんな人の多様な感想が聞きたくなる

2025年1月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

A24がミュージカルに挑むと聞き大衆路線に舵を取り始めたのかと思ったが、完成品を目にして胸を撫で下ろした。A24は何も変わっちゃいないどころか、思い切り舵が振り切れて、今回はむしろ攻め過ぎに感じられるほど。仮にこの映画が大嫌い、やりすぎだと酷評する人がいても私は「まあ、そうですよね」と笑って受け流す。だが一方で、もし受け入れられないものと出会った時、それでも敬意を示せるか、尊重できるかこそが重要なのかもしれない。その意味でも、全ての面でトゥーマッチに突き抜けた登場人物らが中盤で全く意味不明の未知生物「下水道ボーイズ」と出会う場面は最高におかしくも、我々の意識を底上げする。彼らはこの世界におけるxyzのごとき変数であり、様々なマイノリティの価値観がここに代入可能なのだろう。表現し続けること、挑み続けることはある種の戦いだ。本作を観ながら脳裏に偉大なるジョン・ウォーターズのことが思い出された。

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牛津厚信

3.5下品だが面白かった

2025年5月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

ニューヨークでセールスマンとして働き、女と権力が大好きなクレイグとトレヴァーは、会社の統合により新しい職場で出会った。2人ともはトップセールスを争っていたため、敵意を抱いていたが、お互いを知るうちに、実は生き別れの双子であることがわかった。自分たちの人生に足りなかったのは完璧な家族だと思った2人は、離婚した両親を復縁させようとした。しかし父親にも母親にも問題があるとわかり・・・さてどうなる、という話。

双子役をジョシュ・シャープとアーロン・ジャクソンが演じてて、2人とも面白かった。母親エヴェリン役のミーガン・ムラーノの声が魅力的だった。
最初から最後まで下ネタのオンパレードで、翻訳者の石田泰子さん、大変だったんでは?と感心した。

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りあの

4.0最低最悪のミュージカル体験を、どーぞー!

2025年5月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

え?マジですか?うっわ、うーわ、あーん?それは、やめてくださいって。マジでやめろー!あーあーあー!うわー!

ってなるからwww

もー、大変です。歌詞だけR15です。のっけから、凄まじ過ぎてワクワクが止まりません。

詳細は一切語りませんが、コレは史上最低俗脚本と言い切ります。ALL LOVE IS LOVE とか、もっともらしい事、歌ってくれますが、もはや笑いしか出てこんってw

先週、やっとこさウィキッド見たばっかなんですが、ミュージカルとしてどっちが好きかと問われれば、迷わずコッチやろ!って言います。言いますけどね。言いますが、人様にはお勧め出来ない。断じてwww

楽曲最高、演奏もマジオケのアコースティックですし、狙ったフェイクは多いと思いますが、画的には手抜き無しが分かるところが良い!

本気でふざけてんですが、その実、中途半端な綺麗事ポリコレを、平手打ちするおバカ映画。愛さずにはおられませんってw

楽しかった。
かなり。

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bloodtrail

0.5下品が過ぎる&倫理観も崩壊していて閉口

2025年3月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

A24のミュージカルということで観てしまった・・・

これはいただけない。
下品であることは事前に承知済みで観たが、下品が過ぎる。
そして倫理観も崩壊していて、観ていて苦痛だった。

私は、これを面白いと捉えることはできなかった。

ミュージカルではあるものの、同日に観た『白雪姫』とは天と地ほどの差がある。

でも、こんな作品が世の中にはあることがわかり
勉強になった(笑)

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ひでちゃぴん

0.5お前の下ネタはその程度か!

2025年3月15日
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 下品なミュージカルですね?お疲れ様でした。という感想しか思いつかない。

 差別ネタぶっ込めば面白いと思う、TICTOKではしゃいでいる男子高校生を見ているかのようで、ノリについてゆけず。

 トップ・シークレットや、裸の銃を持つ男、ホット・ショットのような優れたストーリーはもう見る事はできないのだろうか?

 俺、M-1に出てくるピン芸人って、1ミリもおもしろかと思った事ないけど、面白いという層が存在するんだよな?

 何を面白いと思うかで、その人の教養が分かるというが、この映画を面白いと思う人が、どんな作品が面白いのかに興味があります。

 本当に理解できない映画。配信でどうぞ。

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病人28号

3.5タイトルでふるいにかけられた鑑賞者のレビューが役に立つのか問題

2025年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

オチンポミュージカルみたいなタイトルでどんだけ下品なミュージカル見せてもらえるのかと思ったけど、意外とそこまでお下品じゃなかった。
最初の方とかもう、ミュージカルバカにしてんの?て感じで面白かった、慣れたけどw
LGBTQ界隈のやり過ぎなとこを皮肉ってるような描写もあって、当事者が弄ってるから許されるみたいなとこも。
NO means noのくだり、酷すぎて笑ったwジェンダー界隈で使われる単語が多い割に、バイ・セクシャルて言葉は使われないんかいとか。そこら辺知ってるとなお笑えるかも。

みんな歌上手い!歌詞は終わってんのに耳心地よく聞けてしまうw英語分からないのに意外と聞き取れるのは反省した方がいい。

あと、クリーチャーのデザインよw下水道ボーイズはともかくママンのアソコ、目そんな風についてるの予想外過ぎるわw

メッセージも分かりやすいし、ド下ネタミュージカルです!てのが分かってて観る分には素直に面白い。エンディング見ると制作の経緯かなり気になるからパンフレット買った。

【パンフレット A5サイズ表紙込み40P】
個性的な衣装や小物にはあまり言及なかったけど、ママンのお気に入りの飾り物、陶器のブーツはでっかく載ってたw
スタッフインタビューが結構しっかり載ってて、知りたかった制作の経緯が読めて満足。ミュージカルとかブロードウェイとか全然分からない私には解説も役立って良かった。漫☆画太郎のイラストも面白かったw
下水道ボーイズのインタビューも謎だったけど、ママンの落し物もしっかり載ってた。ええんかwww

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ゆたかちひろ

アメリカの福田雄一

2025年2月18日
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鑑賞方法:映画館

 A24発のお下劣ミュージカルという触れ込みに大いに期待を膨らませて望んだが、ファースト・カットからもう全くダメだった。アメリカの福田雄一映画とでも言うべき造りで、「俺たちバカな事を真面目にやってます」という意識と撮影現場だけの騒々しい盛り上がりが鼻について、エンドロールまで只管辛抱し続けたのでありました。

 こういう映画が好きな人が多く居るのは分かる。ただ、アメリカ映画の作品中で”GOD is FAG-GOD"(神はゲイ)と言い切った度胸は買いたい。

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La Strada

2.5ALL LOVE IS LOVE

2025年2月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

作品紹介では一切触れられていないが、LGBTQ+ミュージカル・コメディ(って言い方正しいのだろうか?)で、A24初のミュージカル作品らしいっちゃらしい。一応、大筋はミソジニーで女好きのマッチョがゲイに目覚めるという話なのだが、アソコが落ちたとか下水道ボーイズとか神様はホモとかぶっ飛びすぎ! とにかく意味も揶揄もよくわからんくて撃チン…。

振り返ってみれば冒頭のナレーションで「ゲイなのにストレートを演じたのがすごい」というのがノンケの自分には最も心に響いたかも。入場特典にもらった下水道ボーイズのステッカーはパソコンに貼ってある。

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ジョンスペ

2.0落ち着かん

2025年2月9日
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鑑賞方法:映画館

23本目。
キライなジャンルではないけど、終始騒々し
く、落ち着かない。
母親の役、あの喋り方だったら、YOUでもいけたんじゃない。

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ひで

3.5不適切にもほどがある

2025年2月5日
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鑑賞方法:映画館

最近のエンタメはコンプラコンプラうるせえ!とブチギレてつくられた映画かとおもったら、原案のオフ・ブロードウェイミュージカルは10年くらい前に上映されていたみたいで、それほど最近でもなかった。
ともかくずっと下品でシモネタで偏見と差別にまみれていて、モラルもコンプラもあったんじゃないのですが、それでも「すべての愛は気持ちわるい」といいきる潔さよ。
すべての愛は気持ちわるい。でも愛は愛。
浅いんだか深いんだかもはやよくわからないけど、つくっているひとたちが楽しそうでいいなと思う。
ボスちょうかっこよかったな・・・

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kikisava

3.5R18版ふたりのロッテ

2025年2月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

生まれてすぐ引き離された生き別れの双子がひょんなことから再会し、お互いの両親を再び仲直りさせようと企む「ふたりのロッテ」・・・とあらすじはほぼ同じなんだが、主人公2人をミソジニー有害成人男性にしてクィアや下ネタのオンパレードにしたR18ミュージカルがこちらです。いやほんと。

ぶっちゃけ内容なんて無いような筋なんだが、曲が良いうえに、ミュージカルガチの実力を持つ歌唱力抜群のキャストが歌うのでなんとなく聞き入ってしまう、ただし歌詞の8割、いや9割は下ネタであるが。

見る人は選ぶだろうけど下ネタ大丈夫な人なら是非。ナンバーが良いのでサントラが欲しいところ(歌えない曲ばかりだが)。

一点、ミュージカル作品の映画化するならロケーションにこだわったりカメラワークにこだわったりと「このシーンは舞台では出来ない。映画ならでは!」という演出やシーンが見せ所なのだが、そういった魅力あるシーンがそこまで見受けられなかったので、元のシンプルな舞台のほうが面白いのでは?とはやや思ってしまった。まあ映画の「プロデューサーズ」よりマシではあるが・・・。

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Jax

4.0お下品で不謹慎でハッピーで愛

2025年2月1日
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鑑賞方法:映画館

R15のミュージカル、その意味を開始1分で分からせてくれる本作。神様をゲイと歌い、下ネタや差別用語をふんだんに盛り込み、ぶっとんだ歌詞とは相反するような美しい歌声で歌い踊る。狂った世界観に頭がクラクラしますが(笑)、最後はなんだかとってもポジティブで愛に満ちているのです。

パワフルでアグレッシブ、おバカで下品でヘンテコ、そして高いエンタメ性。新しい体験でした。
楽しかった!

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まだまだぼのぼの

3.5愛を語っているのだが

2025年1月30日
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あー面白かったwww

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Oyster Boy

3.5壮大なテーマを扱った下ネタだらけで好きな人と嫌いな人に別れるA24初のミュージカル映画

2025年1月26日
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鑑賞方法:映画館

Mamushiで千葉雄喜とコラボしたMeganTheeStallionが、ホントに同一人物?ってくらいふくよかなのに驚きを隠せない

LGBTQ+にも配慮されてるかもしれないし
必要なのは家族という
普通なら重めなテーマなんだけれど
ミュージカルなので歌って踊ってるので
かなりクレイジー
ただ、演者全員歌が上手いし
音楽も素晴らしく洗練されている

下ネタも多すぎると慣れてくるから不思議で
下水道ボーイズはちょっと何言ってるか分かんない笑

コメンタリーのようなエンドロールは
円盤化してもう一儲けなんて考えてないのが感じられて素晴らしい

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imaikiteru

5.0ミュージカル最高!お下劣最高!

2025年1月26日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

決して万人受けしないし最低最悪な映画だと評する人がいるのも理解できる映画ですが、個人的にはめっちゃくちゃ大好きです。
愛と人間讃歌を歌う映画は素晴らしい。

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よもぎうどん

3.5「袋のハム」というタイトルの自伝

2025年1月24日
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鑑賞方法:映画館

お下劣な内容の映画は好き嫌いが分かれるジャンルの一つだ。個人的には嫌いじゃない。ミュージカルはあまり好きではないが、かなりお下劣だから観てみようと思ったくらい。たしかにストーリーとしてくだらないし、盛大な悪ふざけを観ている感覚になった。でも悪くはない。
前半は少し退屈に感じたところもある。お下劣といってもそれほど過激ではないし笑えるところもあまりない。下水道ボーイズなんて何が面白いんだろ。思いのほか曲がいいいからかろうじて観ることができたレベルだ。
でも後半、ママのアレが飛びかかるあたりから笑えてきた。なんというくだらなさ! 最後の「All love is love」と歌うあの曲もいい。LGBTQを否定する人たちの宗教観をぶん殴るようなシーンで痛快だった。そういえば、2人が住んでいるアパートの壁に貼ってある架空の映画のポスターもLGBTQが絡んだタイトルになっていた気がする。すごく意図的で戦略的なのかも(ただの悪ふざけだと思うけど)。
そしてエンドロールは、最近珍しいNGシーン。これもまたくだらなかった。ハムを下水道ボーイズに食べさせるシーンは全く面白くなかったのに、あのNGシーンは笑えた。「袋のハム」、そんなタイトルの自伝だったら読んでみたくなる。観終わった後、ニヤけながらくだらなかったなーと感じてしまったからあまり批判はできない。ただし、万人にはオススメできない。

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kenshuchu

4.5LOVE IS ALL

2025年1月22日
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鑑賞方法:映画館

タイトル(ディックス)からわかるように、下半身&LGBTQ+ネタだらけの下品でお下劣、エログロ満載な実にひどい内容(褒めてます)。
パンフレットに漫画☆太郎さんのイラストを使ってることで察してください。
わずかでも良識がある(残っている)人や、普通の映画好きには、あまりおすすめできませんが、「常識」「権威」「既存の概念」「信仰しててる宗教を絶対という価値観を押し付けてくる人間」をおちょくり、喧嘩を売るようにして笑いを取るベクトルの作品って、私には大好物。
「モンティ・パイソン」や、マット&トレイの作品群(『オーガズモ』『サウスパーク/無修正映画版』『ブック・オブ・モルモン』)を初めて観た時のインパクトを思い出しました。

何より音楽が素晴らしい。
さすが『コーダ あいのうた』『ラ・ラ・ランド』のマリウス・デ・フリースによる作曲&プロデュース。
歌詞はアレですが、観た後、非常に清々しい気持ちになりました。

「LOVE IS ALL 愛があれば全てOK」

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コージィ日本犬

3.0ノリについていけなかった

2025年1月22日
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鑑賞方法:映画館

もし、自分がネイティブで舞台版をみたらノリノリで大笑いしたかもしれない
吹替ならワンチャン?いや下品過ぎてやっぱり無理かなぁ?
映画だとそっくり設定な双子って言われても全然似てねぇってなっちゃうしなぁ

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みのまる

1.0くだらない

2025年1月22日
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鑑賞方法:映画館

よくこんなつまらない映画を作る

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nitty