ブラック・ショーマンのレビュー・感想・評価
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That's Entertainment
どんな名作家でも、全出版作が素晴らしい訳ではないので、本作は作品の内容の薄さを映像のエンターテイメント性で何とか映画にしたという感じですね。でも、第2弾となる「ブラック・ショーマンと覚醒する女たち」は、映画ではなくテレビのスペシャル版無料放送でお願いしたいです!
ごめんだけど良い評価できない
作品を楽しむうえで
多少無理ある設定や、演者の過剰な演技は
とにかく作品を楽しみたいって気持ちいっぱいで
片目どころか両目閉じながら飲み込む私ですが
この作品多過ぎない?かなりムネヤケ状態でした。
それに追い討ちしたのが
このマジックの中でもちょっとメンタリズムというか
心理的なとこもちゃんと抑えてますな感じにしておいての
最後の最後犯人を追い詰めた後の屋上シーンが
あまりにも私が好きな映画のパクリ過ぎて興醒め寒気嫌気
その映画が世に出てから30年近くなってるから
知らない人もいるんだろうけど、
オマージュとかって柔らかい言葉には出来ない。ダサい。
エンタメ界隈の人だったら、絶対知ってるでしょその映画
なんで誰も止めないのよ
真似ちゃだめだよ、あーゆーのは。
もしかして映画用の演出じゃないの?原作がそうなの?
大先生が書いたから誰も否定できない?とか?
小説はいいよ。ファンな人が見るんだから。
映画はダメでしょ。
「ハッとしたでしょう?驚きだったでしょう?」
とかって?してやったり的に
アレを自身の手柄とするなら恥じてホント。パクリだから
久しぶりの映画館だったけど、鬼残念でした
福山雅治が魅せる、最強のミステリーエンタメ
東野圭吾氏の小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』が、福山雅治さん主演で映画化。原作は読んでいませんが「これは観るしかない!」と思い、映画館へ足を運びました。
キャッチコピーにある「2025年最強最高のミステリーエンターテインメント!」は決して大げさではなく、予想以上のスケール感とスピード感に圧倒されました。謎解きの面白さはもちろん、映画館ならではの迫力あるイリュージョンシーンの数々に引き込まれ、最後まで一瞬たりとも目が離せません。特に印象的だったのは、美しい景色と、福山雅治さんによる華麗なマジックの数々です。
福山雅治さんの存在感が作品全体をさらに際立たせ、エンターテインメントとして心から楽しめる一本でした。
マジシャンが犯人探しするとこうなるのか
東野圭吾作品はいくつも見ており、そのたびにそうだったのか!こうきたか!とか考えさせられる作品が多い。
今回の作品も、福山さんが、マジシャン役で兄の殺人犯を解明していくのだが、マジックはかなり手の込んだものがたくさんあって楽しめるが、肝心の犯人探しに対するトリックやヒントが物足りないと思った。
しかし、福山さん、有村さんをはじめ豪華キャストとロケ地の紅葉の綺麗さが際立っていた。
新たにシリーズ化して欲しい
寝落ち
原作を読んでみたい
93点/☆4.3
ミステリーとして浅いとか、マジシャンである必要が薄いとか、人間ドラマも弱いとかそんな意見はどうでもいい。
私はこの作品が好きだ。誰がなんと言おうと。
フジテレビと東野圭吾作品のタッグが再び結実。今作は鮮やかなマジックと殺人事件の裏に隠れる家族の絆や、友情や故郷への想いなど普遍的なテーマが観る者の心を掴む物語。
福山雅治といえば『ガリレオ』シリーズで知性の象徴・湯川学を演じたが、今作ではアメリカで一度成功を掴むも、その後落ちぶれ日本に戻ったマジシャンを演じる。
華やかさの中に偏屈と哀愁を漂わせ、時に軽やかさと鋭さを兼ね備えた新たなヒーロー像を体現した。
有村架純は『花まんま』に続き花嫁役を繊細に演じる。打ち合わせの最中に父の不審死の知らせを受け、悲しみを抱えながらも真実と向き合う真世。事件の手がかりを追う過程で、父との因縁や同級生との絆が浮かび上がっていく。
叔父と姪、共に故郷を一度捨てた二人の対比が、家族の絆というテーマを際立たせ、物語が進むにつれて情感が増していく。
『ガリレオ』の湯川が知性とロジックで魅了したのに対し、今作の神尾は軽やかさとユーモアで観客を引き込む。確かに『容疑者Xの献身』の重厚さと比べれば軽快なトーンだが、その軽やかさこそが本作の武器。
説教臭さを排し、喪失や真実という重いテーマを、観やすいエンターテインメントとして昇華している。
冒頭マジックショーのプロジェクションマッピングを取り入れた圧倒的な映像美、虚構と現実の境界を鮮やかに揺るがす。開幕3分で一気に映画の世界に引き込まれる。山から見下ろす故郷の紅葉や雨に濡れた街並みも、色鮮やかで情感を高める演出が光る。
漫画に頼らなくても素敵なところが沢山あるじゃない。今だから分かる故郷の良さ。
カット割り、編集の妙、映像を支える音楽の重厚さ、物語自体はミステリアスではあるが端的。しかしそれを映す役者と制作陣が今作を高みへと押し上げている。
93点/☆4.3
特に心を奪うのは、雨上がりの川辺を二人で歩くシーン。
これまで嫌悪感を抱かせる言動を繰り返していた叔父が、兄の死を悼む弟として一瞬だけ見せる脆さ。
その姿に、彼がなぜ手段を選ばず真相を追い続けるのかという覚悟が滲む。真世はそこで初めて叔父を「家族」として受け入れる。静かな川の流れと、雨粒が残る美術の美しさが、この瞬間を作品全体の象徴へと昇華させている。
真相が一つずつ明るみになるミステリーの緊張感、日常の会話に忍ばせたマジックの軽妙さ、犯人に辿り着いた時に知る父の本当の姿、地元を必死に守ろうとする同級生たちの想いが交錯する結末。
父からも故郷からも遠ざかり、すべてを過去にしていた真世の目に映るのは、愛に支えられた街の姿だった。
「絆は真実だけで成り立つのか」「知らないことが幸福なのか」マジックの華やかさの先に、絆のタネを垣間見る。
ミステリーとしての驚きはなかったけど概ね満足
いわゆるWho&Whyものの普通のサスペンス
映画としては派手なシーンを作りづらい内容でもあり、登場人物が多いことから人間ドラマとして構築するのには難しかったのだろうと思いました。
超一流マジシャンが殺人事件の謎に挑む姿を描いた、東野圭吾の人気ミステリー小説「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」を、福山雅治主演、有村架純共演で映画化。
●ストーリー
結婚式を2か月後に控える神尾真世(有村架純)のもとに、元中学校教師の父・英一(仲村トオル)が殺害されたという悲報が届きます。突然の訃報を受け、真世は実家のある町に戻ります。その町はコロナウイルスの蔓延以降、観光客も遠のき、活気を失ってしまっていました。それでも地元では寂れた観光地を活気づけようとする計画が進んでいたのです。そんな街で長年国語教師として教鞭を執り続けてきた栄一は、多くの教え子から慕われてきた存在でした。
真世は町で起こったこの事件の真相を知りたいと願いますが、警察は捜査情報を一切教えようとしません。そこに叔父の武史(福山雅治)が現れます。武史はかつてラスベガスで名を馳せた元マジシャンでした。「警察より先に真相を突き止める」と宣言する武史は、マジックで培った手先の器用さとメンタリスト級の観察眼、巧みな誘導尋問で警察を出し抜き、卓越した洞察力で真世とともに父の死の真実に迫っていくのです。
●解説
本作の舞台は原作の副題にもある“名もなき町”です。寂れた観光地である地元の唯一の希望となっていたのが、漫画『幻脳げんのうラビリンス』(幻ラビ)を大ヒットさせた漫画家の釘宮克樹(成田凌)の存在です。地元出身で真世と同級生でした。このことが本作の重要な伏線になっています。
そして今回の主演福山雅治の役どころは、“つかみどころのない元マジシャン”。10年前にはアメリカで活躍するマジシャンでしたが、今では恵比寿でバー“トラップハンド”を経営している設定です。
「ガリレオ」シリーズの物理学者・湯川学は、仮説・実験・実証を大事にして、そこから推理を緻密に組み立てていくタイプでした。そこから一転して、本作の主人公である神尾武史は金にうるさく、嘘とハッタリを使いこなすというブラックなキャラクターに仕立てられています。相手の心理を巧みに読み取り、ブラフと意図的な嘘で登場人物たちを揺さぶることで、一人のアリバイを崩し、動機を明かすために他の人々の秘密を暴いて真相に近づいていくのです。
真世の同級生7人が集められた教室で、「誰が神尾英一を殺したのか」という問いの答えに近づくために、武史はわざと誤った推理を展開するのです。こうして真世の同級生だった面々を中心に容疑者が絞られていくのでした。真相への辿り着き方が「ガリレオ」湯川学とはまるで違うのです。そんな武史の姿は、まさにダークヒーローといっていいでしょう。
本作で印象的なのは、真世の中学時代のクラスメートだった柏木広大の存在でしょう。クラスのまさにジャイアン的な存在として釘宮らクラスの面々を従えていたのです。これを演じているのが木村昴。実は彼はアニメ『ドラえもん』のジャイアン役の声優として知られています。原作小説では真世のクラスメートたちは『ドラえもん』の登場人物に重ね合わせられることに触れられています。そのほか釘宮克樹はのび太であり、九重梨々香がしずか、牧原悟がスネ夫、杉下快斗が出木杉であると。そしてドラえもんは誰かというとのび太にひみつの道具/アイデアノートを与えた津久見直也だということなんです。
本作で特筆すべき点は、福山がすべてのマジックをCGや特撮を使わず自ら練習して演じきっていること。撮影現場ではマジックをアクションシーンのように緻密に構築し、刑事役の生瀬勝久との掛け合いも殺陣のように調整されたそうです。マジック監修のKiLaは福山のマジックを「マジシャンの枠を超えている」と評価し、リアリティを追求した映像表現が実現していました。
●感想
本作は自然豊かな村を舞台に豪華キャストと共に推理を進めていく作品で、「コンフィデンスマンJP」シリーズを手がけた田中亮監督らしいカラフルな演出が特徴的です。物語の舞台となる「名もなき町」は岐阜県中津川市や郡上市、愛知県豊田市がロケ地とされた。紅葉を象徴的に取り入れながら、郡上八幡のレトロな街並みや苗木城跡の眺望、香嵐渓の自然などが活用されています。
ただ前提に異様に彩度が上げられていて、紅葉も不自然に赤く、この世の風景とはいえないくら異様に感じられました。
主人公のキャラクターもケレン味だっぷりです。特に刑事とのやりとりなどでマジックを駆使するシーンでは、ことさら武史の繰り出すマジックのテクニックが強調されていて観客をとにかくびっくりさせようとする演出が目立ちました。その反面これまでの『ガリレオ』シリーズではウリになっていた人間ドラマは希薄になっています。
やはり犯人の動機が、そんなことで父を殺してしまったのか!と武史も真世もびっくりの取るに足らない理由なのです。映画としては派手なシーンを作りづらい内容でもあり、登場人物が多いことから人間ドラマとして構築するのには難しかったのだろうと思いました。
おじさん良かったです!
ぃや〜!なかなか骨のある…プライベートEye♬
福山雅治の出演作ってものには、以前からそもそも関心があり、今回も超一流のマジシャン役での出演だったんで、どんな中身になるンかなぁ〜って関心本位?…の感覚での鑑賞をしてまいりました。
でっ…共演者が有村架純で、これもまた内容的に保証を意味するようなキャスティングで…。
あらすじは…、かつての活気を失ってしまった【とある】町で事件が発生…。
結婚を間近に控えたヒロインの神尾真世(=有村架純)が、実父の訃報を受け、実家のある町に帰ってくる。元教師である父・神尾英一(=仲村トオル)が何故殺されなければならなかったのか…の真実を知りたく願う娘の真世の前に、元マジシャンの叔父・神尾武史(=福山雅治)が現れる。そこから…、娘の真世と叔父の武史がタッグを組み、二人で事件の謎に挑むことになるのだが…。
ここからは、感想を綴る感じで…、
でっ!…、率直にメチャ面白く楽しんで観ていられました。逆に言えば、時間を感じずに観終わった感・強し!
事件が発生しているので…、警察が当然の如く動いてはいるが、サブキャストの感じで、出る幕も無い感じ?
メインとして…元マジシャンの武史と娘の真世が真相を究明するために活動しているンで…観ている側も、二人の活動と同じく推理などをしながら観ている感で時間を感じずに居られると思う。
しかも!…元マジシャンの武史が随所にマジックを仕掛けてくるので、そこにも目を奪われると感ず。
勿論、マジックの種も適宜、適切なタイミングで明かしてくれるので、ヒマしてる時間がなくなる。
そんな感じで展開されるので、推理ものが好みな人ならば、いわばシャーロック・ホームズを思い浮かべながらの鑑賞をする感じになろうかと思われる…勿論的な独断と偏見の意見にはなる。
いずれにせよ、上映時間が一般的な2時間ほどではあるが、"あっ!"という間に過ぎてしまうと思う。
損はしない!って感じてしまうンで…、是非とも劇場にて御覧になってほしいとさえ思う。
映画のなかにマジックのシーン🎬が散りばめられているんで、スクリーンでの鑑賞がおススメではある。
結果的に長々と綴ってしまった感じにはなりますが、ここまでお読みくださり、感謝申し上げます♪
何をやっても福山雅治、という安心感。
福山雅治さん、有村架純さん主演の推理サスペンス、「ブラック・ショーマン」観てきました。福山さんって何やっても福山さんって言う、割と稀有な俳優さんだと思う。名優とは呼ばれないだろうなあ。スターではあるんだけど。
ガリレオシリーズの湯川博士と何が違うの?とも思わせる設定ですが、湯川博士より性格悪くて金にうるさいという役柄。でも滲み出る兄ちゃんオーラは消し去ることはできません。そこも含めて福山雅治。そして父になるでオトナになったはずなのに、また元に戻るんやー、ってある意味感動です。さておき。
細かくは伏せるけど、ショーマンとしてはどうかなあ。グレイテスト・ショーマン観てるから、その差がすごい。手品好きのおじさまでいいよ。あと、自分が有村架純ならブチ切れそうなシーンがいくつか。デリカシーがないんだよ!そこで自分の手品をひけらかす意味ある?って感じ。まあ性格悪い役だからいいのか。ぶつぶつ。
東野圭吾の原作はしかし安定してて、エンターテイメントとしてきちんと成り立っている。要するに面白いし楽しめました。トリックの弱さとか、そんなに気にならないけどな。みなさん真面目なんだね。肩の力を抜いて、銀幕を楽しむ。まさに映画の醍醐味です。直近で観たのが広瀬すずさんの「遠い山なみの光」という、テーマ性が半端ない作品だったので、真逆のスタンスに救われた感もある。有村架純さんかわいい。きょとん顔が似合う、まさにうってつけの配役でした。★★★★☆です。好きかも。
設定に乗っかって観るのが大事
こちら、評判はイマイチ?
でも、私は非常に楽しく拝見しました。
「テレビで十分」という声もありますね。
実際、テレビで見てもおもしろそうだし、もっと水増しして1クールにしちゃうこともできそうな感じもあるのだけど。
でも、あれだけの役者を集めて、あれだけの華麗な演出をするなら、やはり映画でやるのが映えると思います。
テレビサイズだと、演出の派手さが逆に作品をチープに感じさせるような気がします。
あとは、福山雅治のキャラクターの問題ですか。
彼のやる役って、変人なようであっても大抵は「いいひと」である部分が強調されてるけど…
今回は「変人」「イヤミ」の方が強いので、あの独特な喋り方が鼻につくんですよね。
でもまあ、そこまで含めてキャラクターですから。
私は良いと思いました。
いろいろ、リアルさには欠けるんでしょうけど、映画を楽しもうと思ったら「設定に乗っかる」ことも必要なのでは。
「カリオストロの城」を見て、「塔から塔へ飛び移れるはずない」とか「銭形があの状況で出動できるわけない」とか言わないでしょ。
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