ブラック・ショーマンのレビュー・感想・評価
全306件中、121~140件目を表示
ちょっと軽かったかな!? とゆーか監督、はしゃぎ過ぎ?
この作品を見る第一の目的は、原作に比べて主人公の神尾武史を福山雅治がいかに演じるか(あるいは演じさせるか)?と言ったところであったが、東野推しとして大甘の75点としとこう。不満は残るが。
まず冒頭のマジックショーは結構良く出来てて、福山の格好良さが上手く表現されてると思った。
なかなかの出だしだし、原作を読み終えた段階で、映像化したらこんな感じだろうなという感じそのままのものと言っていいだろう。
しかーし! 「軽っ!」と思ったのが、予告編にも出てる免許証を消してまた出すくだり。なんか三流マジシャンが一笑懸命受けようとしているように感じた(笑の字はわざと。こんなイメージで)。
また、原作に比べて、冒頭以外のマジック多めなのは、サービス精神?あるいは映像化故の原作との差別化かな。
原作では冒頭以外ではほぼマジックは無し。皆無と言ってもいいくらいの印象がある。この辺は演出過多!かも
それから、武史が真世にたかるくだり、原作では真世が嫌々ながらも食事代と宿泊代を出したと思うが、それが無くてサラッと流された感じだけど、2人の人となりと関係性を表す意味でももう少し原作通りに出して欲しかった。
欲を言えば、全体的に武史はもっと毅然とした態度というか人を食った奴、みたいなふてぶてしい所を徹底的に出してもいいかなと思った(充分太々しい態度に徹していたと思う人はいるだろうが、どうしても免許証の消し出しのくだりとか、「おじさんというのは・・云々
」とか軽い。個人的な趣味としては岸辺の露伴先生みたいに嫌なやつだけど愛すべきキャラみたいに描くのも充分アリだと思う)。
そして、物語は進んで大団円と言った所ではこれでもかと言ったマジックショー仕立ての犯人暴きであるが、ここはまあ映画の見せ場でもあるし、主人公が元世界的名声を得たマジシャンだから、こうなるのかなぁといった感じで、個人的にはもう少し抑えてスマートに出来ないものかと思ったりしたが、仕方がないのかなぁという感じかな。
後、犯人の動機を弱く思ったという評価を見かけたが、私は原作を読んだ段階で、これはアリかなと思ったので、弱いと感じた人がいるというのは、映像化した時点での表現の弱さというかストーリーのどこに重点を置いたかによるものかなと思う。少なくとも原作においては、そんな感想を私は持たなかった。その辺りを求める人は原作を読みなさい、ある程度満足できると思う。
まあいろいろ不満はあるが、有村架純の真世は被害者の娘としてと主人公をけなしたり助けたりする姪として、その役をきっちりこなしていて良かったと思うし、武史もまあまあふてぶてしくて総じて良くできた娯楽作品と言って良いかと思う。
頭脳派ではない謎解き
期待ほどは面白くなかった
観た後にまた原作を読みたくなる
原作を読んでから観に行ったせいか、結構はしょられている部分が多いのは当然(覚悟の上)であるけど、映像としてのエンターテイメント性では、結構やりすぎだろってぐらいに、楽しめる部分も多かったとおもいます。 なので、映画を楽しんで観たのであれば、後で原作を読んだら、おおっ!って逆に内容の奥行きが楽しめる部分が残されているかもしれません。 以前に同じく東野圭吾さんの「沈黙のパレード」を読んだ後に映画を観た後にも、苦労して削ったんだな、って思う部分もありながら、映像と俳優の感情が込められた耳からの情報と視覚部分で、同様に楽しめ、また小説も読み返したくなる事も、映画とのいい関係だと思っています。 (小説から頭で浮かべる想像性で楽しむ分には、もちろん邪魔になるかも知れないけど)
紅葉がキレイだった
仲村トオルが良かった
マシャの独特な存在感が際立つ!
こんなにしなくても
その通りがいいんです
凝った構成がたまらない
ガリレオと比べずに観ることの難しさ
東野圭吾原作で福山雅治が主演となると、どうしてもガリレオシリーズを思い浮かべてしまう。これは避けられないこと。観る側はガリレオと比較する。キャラクターや脚本やトリックの面白さ、そしてバディの存在感など。だから、他の俳優にオファーしてもよかった作品だったと思う(今さらだけど!)。
原作は読んでいないから、おじの武史がどれだけオジさんなのか、どれだけ嫌な感じなのかはわからない。でも、福山雅治がどこか無理して悪ぶっているように感じてしまうのだ。それは福山雅治という俳優のイメージに引きずられたもの。でも、それを根底から覆すような役柄や演技ではなかった。だから違和感が強くなる。
ただ、マジシャンとして殺人事件を解決するという設定はなかなか面白い。さすが東野圭吾。スリまがいのテクニックや人を誘導する話術、相手の反応を探る観察眼、そして見ているものを騙す視覚的なトリック。たしかにミステリーの探偵役として条件が揃っている。ただ、事件解決のクライマックスはマジシャンの強みを活かしたものには感じられなかった。
でもつまらないとは感じなかった。たぶん有村架純の存在が大きい。おじである武史に必死でついていきながら、疑問を投げかけたり、苦言を呈したりする姿がバディとしてとてもいい。最初は距離を感じた2人が最後のシーンでかなり近づいた気がしたのは私だけではなかったはずだ。彼女の成長物語としても意味がある。
原作で次作もあるようだから大コケしない限り続編が待っているはず。原作の2作目で真世が出ているかはわからないが、ぜひこのコンビを続けてほしい。
すごく駆け足な印象
ブラック ショーマン
フクヤマ&佳純ちゃんコンビ
カミさんが大好きな福山雅治なので、年に何度も無いカップル観賞。俺も彼のユーモアセンスは嫌いではないし、有村佳純が出ているので、それなりに楽しみにしていた。
【物語】
結婚を間近に控えていた神尾真世(有村架純)に父・英一(仲村トオル)が殺されたという知らせが届く。真世は実家のある町に急いで向かう。父親の遺体を確認し、警察の捜査が続けられている実家に戻って呆然とする真世だったが、そこにラスベガスで活躍した元マジシャンの叔父、神尾武史(福山雅治)がやって来る。
武史と真世は中学校教師として多くの教え子から慕われていた英一がなぜ殺されることになったのか、2人で真実を突き止めようと動き出す。武史は卓越したマジックの技術と人間観察力、会話力を駆使して、真世と共に事件解明に挑む。
【感想】
エンタメ作品として楽しかった。
東野圭吾原作作品としては、ミステリー要素、推理要素はイマイチだったように思うが、なにより福山と有村の掛け合いが最高だった。全編にわたり茶目っ気たっぷり、フクヤマ色全開の武史に対して、有村の絶妙な受け。本作はこれに尽きるい。
他の役者だったら「マジックにリアリティーが無い」とツッコミたくなる大袈裟なマジックもフクヤマには良く似合う。あんまり深くは考えずにフクヤマと佳純ちゃんを楽しみましょう!
謎解きではない
全306件中、121~140件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。