ブラック・ショーマンのレビュー・感想・評価
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殺人犯捜査のためにショータイム
福山雅治が演じるのがマジシャンで、兄を殺した犯人を探すというストーリーだから、面白そうだなと思いながら着席。
始まってすぐ見せられたマジックの舞台、凄くて笑えた。そして始まるストーリー。有村架純演じる神尾真世の父親が突然亡くなってしまう。お父さん、中学校の先生だったのね。事故ではなく殺人事件かもと警察から話される。不安な気持ちの真世は実家に戻る。すると福山雅治演じる父親の弟、神尾武史が実家に戻ってきた。それから始まる武史の捜査。警官じゃないのに、めっちゃがんばるよね。とにかく、他人の考え方を想定できるのが凄くて楽しかった。あら、容疑者は真世の同級生達なの?先生やってると教え子から暴力を受けるかもしれないの?こりゃ、殺人事件じゃないんじゃないかなって思ってたら、まさかの犯人。驚いちゃった。ずっと見せられる武史のマジックやトランプがとても楽しかったです。
イッツショータイム!
一流マジシャン?の神尾が劇中何度もこのセリフを披露するのだがそれほどカッコ良くはない。(福山自体はカッコ良いが)
福山雅治演じる神尾のキャラはドラマ「ガリレオ」の湯川に通ずるところがある。
というかそのままという感じがしてドラマを見ていた自分は最初からその目線で見ていたかも知れない。(そのうち黒板に数式を書き始めるんじゃないかと…)
有村演じる神尾真世との掛け合いは面白かった。
「全員嘘をついている」という謳い文句通り全員嘘をついていた。
というか人間嘘つかない人なんていないんだけどね。
犯人は逮捕されるからいいとして嘘を暴かれた同級生達はこれからしっくりいかない人間関係になるんだろうな。どうでもいいんだが。
全体の感想としては普通です。
原作と映画が補完しあっている。上手い。
原作は2020年に刊行。コロナ禍が収まりかけた地方都市での物語。タイムロスがない。原作者東野圭吾の筆の速さは驚くべきもの。ただそれだけにその筆致には少し荒っぽいところがあって主人公の二人以外の登場人物は多分に類型的、「名もなき町の殺人」というサブタイトルから読み取れるように、平凡な日常の隙間から覗く悪意とか衝動のようなものを描きたかったのだろうが、「幻脳ラビリンス」といった大層な仕掛けを持ち込んでしまったため自己撞着を起こし登場人物が役柄にあった想定内の動きしかしないので、ミステリーとしてはあまり面白くはない。
ただ主人公の二人については完全に当て書きでしょうね。5年くらい先に福山、有村で映画化することを最初から想定して原作を書いているようにみえる。実は原作者が多分、意図的に書き残している要素がある。それは殺人の被害者である英一と弟の武史、そして英一と娘の真世の、心の結びつきというかお互いへの思いである。この部分は原作では奇妙に空白になっていてあえて書き込まれていないように思える。東野圭吾の巧妙なところである。
映画では福山、有村がそこは抜かりなく情感たっぷり演じており、原作の空白をみごとに埋めている。例えばラストシーンで武史の店で、真世が幻の英一と話をするところは原作にはない。
また原作の問題点、登場人物が多くその関係が入り組んでいるところについては映画で極力、整理をしてくれている。例えば生田絵梨花演じる桃子が、映画では武史と真世が宿泊するまるみや旅館の女将をしている設定となっている。実に鮮やかな整理であると思う。
一方で、映画のクライマックスで武史が中学校の教室で種明かしをする部分は、殺人の犯人が明かされる前に、二つほどの真世の同級生たちの秘密が暴かれる。映画しか観ていないと、これは何のことだかよく分からないのではないか。でもこの二つは英一の人となりを理解するために、そしてこの町の事情を知るためには必要なのである。
この「ブラックショーマン」という創作世界は小説と映画の二輪で表現されている。東野圭吾だからこその構造である。だから私は映画を観た人には原作を読むことを勧めるし、原作をすでに読んでいる人には映画を観ることを勧める。多分、その方が、単純に2倍ではなく10倍くらい、世界観を楽しめるから。
フジのメディアミックス戦略にまんまと乗せられているなとは思うけどね。
楽しめた
また福山雅治なわけ?
ショータイム
何も考えずに見られる作品
デラックス盤テレビスペシャル
お金返して
久しぶりの、「お金返して」案件でした
そもそも、仲村トオルは、あんな簡単には
死にません
ラストのマジックも、もう映像の前に
わかってました
主人公が、わざとらしい、作り込んだ
意味のないキャラクター設定で
残念です
なんでも、かんでも、マジックで
証拠集めて、どーすんねん
ミステリーを期待して観に行ったのに
動機も、薄いし
物語に入り込めないから
感動シーンだろうと思われるところで
涙も出ません
福山雅治。。。ガリレオでやめといたら、
良かったんちゃうかな〜〜
テレビドラマで…
東野圭吾原作、福山雅治主演ということで期待大で鑑賞しました
映画館でもかなりのCMが流れていたし…
有村架純とのコンビも、きっと良いのだろうと…
映像技術を駆使していたマジシャン時代の福山、カッコ良かったな…それが出オチ感あったな
監督の演出?有村架純を筆頭に、みんな演技がぎこちないというか棒読み感というか…
映画自体の世界観、各キャラクターの特徴を含めて全体が薄くしか掘り下げていなくて…感情移入するのに乏しかったな
テレビドラマ全10話くらいにして、キャラ立ててから映画にしても良かったかも
多分、みんなが思う「これガリレオじゃん」
東野小説に、福山主演って。
まんまガリレオでしょう。
違うのは、それが科学か手品かって話。
手品である分、絵的には面白いのだけど、ミステリーとしては確実に奥行きが減っている感じ。
その意味では、ミステリーと言うより、ヒューマンドラマっていう感じだね。
手品で見せる絵的な面白さを除けば、火曜サスペンス劇場でも問題はない。
その良さである絵的な部分を見たいなら、映画館でも良いかな。
ただ個人的にはテレビでも大きな問題はないと思う。
別に映画館で見なくていい作品
すべてが古い
華麗なるマジックショー
東野圭吾の人気ミステリー小説を映画化したヒューマンミステリー。エンタメ性に優れた作品で、冒頭のイリュージョン・シーンからスクリーンに引き込まれた。主演を演じた福山雅治は超一流マジシャンにピッタリの印象で、華麗なるマジックショーはかなり見応えがありました。
2025-137
典型的なテレビ型ムービー
東野圭吾の原作で、『コンフィデンスマンJP』のスタッフによる作品なので、観る前から面白いのは間違いないと期待し、それは果たしてそうだった。
ただ配給・製作ロゴなしで本編が始まったし、主演が下ネタイケメン福山雅治だから、よもやと思えば、制作幹事から名は外れているが、出資・製作の筆頭はフジテレビ。
大仰かつ細かいカット割りで、キャラクター = 俳優陣最優先な主演・ヒロインの顔アップがやたら多いカメラワークは映画っぽくなく、かなりTV的。
犯人は割とすぐわかっちゃうとか、細かい矛盾とか、警察から情報を万引き紛いに盗む犯罪行為は推理の為とはいえ許されるのか?とか、瑕疵はたくさんあった。
福山雅治演じる主人公はことあるごとに警察や姪にすら「金を払え」と小銭をたかることに拘(こだわ)るけれども、最後にやたら金のかかるマジックの大仕掛けを使用していて、こいつなんなの?という気にはなった。
とはいえ、映画の予算でがっつり作られていて、視覚的な見応えたっぷりという、典型的なフジテレビ系ムービーでありました。
ところで、福山雅治の顔がやたらと明るく白飛びしていたように感じたのは、美白の女王・鈴木その子ばりの照明技術で皴を消したのか?(もしくは、CGでの補正もあるかもしれない)
失うものが大きいと間違った行動をする
人気アニメの聖地として売り出そうとしていた時に、コロナ禍となり、その計画は中止となり、観光客が減り活気を失った町。そんな町で、教え子に慕われていた元中学校教師・神尾英一が殺害された。父の訃報を受け、結婚を控えていた娘の神尾真世が、実家に帰り警察の質問に答えていた。父はなぜ殺されなければならなかったのか、真実を知りたいと願う真世の所に、父の弟、元マジシャンの叔父・神尾武史がやって来た。武史は卓越したマジックの腕前、観察眼などを持ち合わせていて、事件の真相に迫る、という話。
原作未読。
超一流マジシャンだという設定はわかるし、警察手帳やスマホをスッて確認するなど、なるほど、と思わせる映像は良かった。
ただし、やたらと意味なくトランプが出てくるシーンはいただけない。ムダ、邪魔、以外の何物でもない。
それと、ファンには申し訳ないが、福山雅治の演技が冴えない。赤の他人が殺されたのならあんなシラッとした演技でも良いが、兄弟だよ。兄貴だよ。ガリレオの湯川先生と何ら変わらないワンパターン演技にしか見えなかった。
ストーリーもあんな理由で人を殺す?有村架純が言ってた様に、話せばわかってくれただろうし。なんなら、原作とか参考とかで死んだ友達の名前を追加すれば良いのでは?
失うものが大きいと間違った判断をしてしまう、残念なストーリーだった。なので、ドキドキするところも無かった。
東野圭吾の小説は大好きで、これまで60冊以上読んでいるから、だいたい原作が先で映画が後となるが、ほとんど良かったと思う作品は無かった。
ガリレオはまだマシだが、小説を超える映画作品は記憶にない。
東野圭吾の小説はメチャクチャ面白いのが多いのに、それが映画向きじゃないのかも、と思ってしまう。
有村架純は良かったが。
あと、紅葉は綺麗だった。
おじさんになった福山
ガリレオシリーズの福山は、天才物理学者らしく、変わり者ぶりが魅力であったが、本作の福山は鼻につく。父親を殺された娘と、兄を殺された弟が協力して犯人捜しをするが、マジシャンという設定がどれだけ生きていたのか。警察手帳やスマホをスッたり、犯人を追い込むところにそれらしさが出るが、最初のシーンの方にインパクトがあり、ラストの方が薄い。
おじさんという言葉へのこだわりは笑わせるところだが、福山のおじさんぶりが強調されて逆効果ではないか。福山でも、年齢には逆らえない。マジシャンのキャラ設定が、中途半端な感じがする。原作を読んでいないので分からないが。
出演者が多いのは豪華だが、父親との関係やそれぞれの嘘を描くには時間が足りない。原作のある映画の難しさがあった。
全424件中、281~300件目を表示
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