ブラック・ショーマンのレビュー・感想・評価
全428件中、241~260件目を表示
幾何学と見せかけて、実は関数の問題。
主人公が曰く有りげなマジシャンだって云うからさ、
勝手に…吃驚仰天の壮絶トリックご登場!なぁんて、思っちゃって…
本当に、ごめんなさい🙇♂️
トリックなんて有って無い様なもので、
ソコに在ったのは…ヒトの業が為す深淵…なんて大層なモンでも無く、クッソしょ〜も無い人間のエゴ。
ただまぁ、当人からすれば…絶対に明かせない不安のタネやら過ちなんだけどね😮💨
そんなモノ傍目から視れば、本当に拍子抜けする程の《はぁ?バカじゃね?》だったりするんよね。
そう云う意味合いじゃぁ、毛色や重みは全く違えども…『砂の器』味を感じたというか…
所詮、自分が抱える哀しみや苦悩なんてのは、その痛みも暗さも自分にしか分かり得ぬモノで、
ましてやソレが…目が眩む程の輝きを放つ美しい心根のヒトには、
ほぼほぼ分かち合えない大きな溝や隔たりになる😭
その人にとっては、ソレが当たり前の平常且つ平然と行える所作でも、
自分にしてみれば、自分が最底辺のロクデナシに映るくらいの
絶望的な優しさで、
その到達出来ないソイツの当たり前を目にする度に、
自分がトコトン惨めな存在に思えてくる。
羨望を越えて嫉妬…それすらも超えて憎悪になるくらい😭
でも、それでも…人は何処で折り合いをつけて、無理矢理にでも自分を納得させて生きてんだけどね😓
つか、
あの謎解きショーの後片付けって一体誰がするの?
そもそもあんなに仰々しくしなくても🤣
インバウンドに乗り切れず寂れゆく我が町、故郷…か?
中からでは当たり前過ぎて見落としている美しさってのは、やはり外からでしか分からない…か?
あんな東堂葵みたいな素敵ボイスそうそう無いのにな🤣
一流のマジシャンは、一流のウソつきでなければ到達出来ない…
視線誘導、心理操作、感情の盲点を突く非情さや厭らしさ…
澄み切ったバカっ正直な奴には成れまいよ。
来年の新春や春に月9に登場したりして😁
テンポは軽快だが
楽しいエンタメ映画の秀作です!
謎が解かれるまでのイライラ感が、逆にめちゃくちゃ心地良くて最後まで一気通過です(一瞬眠くなったのはわずか笑)。映画館を出て一番最初に思ったのは、量産されている東野圭吾の小説は、どれも展開が実に面白いということでしょうか。この映画で印象に残ったのは、マジシャンである福山雅治が、兄の遺体に花をたむけるシーンです。遺体の上に溢れていく紙の花びら、そして場内に広がる紙吹雪の美しさ、黒澤監督の作品を想起させるような華麗さに、心が解き放たれるような気がしました。あと、有村架純の犯人に対する怒りの言葉「そんなことのために父を殺したの?」という人間の魂を突き動かすような音声にやられました。彼女の声は通常は静かでおとなしいのですが、この時ばかりはやられました笑。小説で結末を知っている方は別にして、初めて鑑賞する方のために犯人はここでは触れませんが、その結論に届くまでの知恵を尽くした謎解きは、実に魅力的で中身の濃さに脱帽です(ただ福山雅治の言葉遣いがややぶっきらぼうな設定なので、ほんの少々不快でした笑)。ラストに有村架純の父親が出てきた時、強烈などんでん返しと思ったのですが(生きていた?)、やはり亡くなっていて、娘への愛のメッセージの記録映像だとわかりほろりとしてしまいました。もう一つ、本当の最後のどんでん返しは婚約者の登場です(伊藤淳史)。少々すっきりしない終わり方ですが、きっと二人の間にあった問題は、この後の話し合いでスッキリするものと信じてます。感謝!!
追記 舞台となる温泉街の佇まいは、日本の良き時代の風情を醸し出していてとても素敵でした(故郷を思い出します)。
気楽に力を抜いてみるのがおすすめ
東野圭吾作品、福山雅治主演ということで、映画館の予告を観ながら、「楽しそうだなぁ」と思って映画館へ。
個人的には、リラックスしながら、あまり何も考えず、次から次に披露されるマジックを楽しんだ感じです。
「推理をしっかり行いたい」とか、「複雑な伏線を解いていきたい」というようなミステリーファンには物足りないかもしれませんが、「なぞなぞが入ったマジックショーを見に行く」という程度の気持ちなら、楽しめると思います。
空撮の風景はきれいで、映画館で観るのに十分素敵な眺めでした。
高い場所と岩により、ちょっとだけ「火曜サスペンス」っぽさが漂いますが…
本作品は「赤」がテーマなのかな、と思うほど、いろいろなところに赤がちりばめられています。
昔のマジックショーの場面は、映画館で観ると「実物大の福山さんが動いている」ようなスケール感を感じられます。
全体的に、「魅せる」ことが好きな福山さんらしい演出が多かったです。
一方で、その後の配信を意識してか、少しテレビドラマっぽい挿入画像もあって、急に映画館からテレビの前に戻される気分になることがあり、少し残念でしたが、そこは昨今の事情を考えると仕方がないのかな、と。
木村昴さんの役柄の影響もありつつ、ビジュアルや力関係からどうしても「ドラえもん」感が拭えない登場人物たち。
その中で起こる事件や話は、残念ながらどれも新しさに欠けていると言わざるを得ませんが、映像の美しさとテンポと「福山節」で、エンターテイメントとしては悪くないと思います。
ミステリなら、オチは隠そう
Well-madeなエンターテイメントであり、ガリレオ推しは愉しめる。
ただ、ミステリ好きだと、犯人の特定にも繋がる要素が中盤までに読めてしまうし、何よりキャストに工夫が無い。種明かし前に全部読めなくとも、種が明かし後のヤッパリ感も否めない。
兄の死と関わりが無かったとしても、Samurai Zen (侍禅)が失速した理由も描いてほしかった。福山さん作曲のテーマはガリレオと同様にカッコイイが、映画の終わり方とあまりマッチしていない気もした。
あまり同感できない人物と推理の手法
原作は未読である。東野圭吾はこのシリーズをまだ2作しか発表していないので、「ガリレオ」のような連作にするのは難しそうである。福山雅治が「ガリレオ」の湯川役からの転身を図っているようだが、湯川臭さが抜け切っておらず、環境設定や道具立てが変わっただけとも見えなくはない。
主人公の神尾武史はアメリカで成功したマジシャンという設定で、自分のスキルを駆使して謎解きを試みるのだが、プロのエンターテイナーとしてのプライドが高く、能力の発揮には報酬を伴うという姿勢を崩さない。その態度は手塚治虫のブラックジャックのようで、「ブラックショーマン」というネーミングはその辺から来ているのだろう。
シャーロック ホームズが推理力で相手の情報を読み取って驚嘆させるのと比較すると、この神尾武史はマジックというよりスリの手口や最新鋭の電子デバイスを使って刑事などから情報を盗み取るので、あまり魅力的に見えない。また、何か芸を披露するたびに金銭を要求するところが一般的なヒーロー像から離れてしまっている。報酬を度外視しても事件解明に奮闘するのがサスペンスものの主人公の一般像であって、金にならないなら手を引くといった態度は失格である。
結局のところ、謎解きの鍵となるのがパソコンに残された文書というのも肩透かしである。ライターオイルやタオルといった遺体の痕跡から犯人を推理した経緯を後付けで説明するのでは弱いし、折角の能力の見せ場を無駄にしているようにしか見えない。所々にトランプの手捌きなどの動画がインサートされているが、本編との繋がりが薄いので鬱陶しく感じた。
映画冒頭にやたらと力を入れた特撮シーンがあり、映画の終盤にも同程度の見せ場があるのかと期待したら、色のついた布を窓の外にぶら下げただけというのは脱力した。プロジェクターで映像を見せるためだとしたら、普通に暗幕を使えばいいだろう。
怪しさを持つ登場人物が大勢出てくるのに、結局そのほとんどは怪しさを匂わせただけでほとんど無関係というのも肩透かしだった。姪の真世に怪メールを送って来た人物がただの迷惑な愉快犯でなかったというのに一番驚かされた。どう考えても、そんな相手と結婚するのはやめた方がいいだろう。
真世は第2作にも出てくるらしいので、有村架純が配役されたのだろうが、この泥棒まがいの手法で事件を解決する物語が回を重ねてもどれだけ面白くなるのかは非常に疑問である。音楽の佐藤直紀は流石だったが、エンディングの曲は福山の作だろう。無闇に派手な曲が鳴っていたのがむしろ空虚に感じられた。
(映像5+脚本3+役者3+音楽4+演出3)×4= 72 点。
最後は
他の映画を観る際に予告で見て
コチラの映画自体は知りました。
原作は読んでません。
ただ、原作がシッカリしている映画にハズレなし
と言う思いもあり鑑賞。
主人公は殺害された被害者の弟を演じる福山さん
ヒローインは姪を演じる有村架純さん
個人的にミステリー系は
犯人とトリックや動機が鍵
結婚を控えた有村架純さん演じる姪が、
お父さんが亡くなったと警察から
連絡を受けて実家に戻る所から
容疑者は殺害された被害者が教師で教え子達
と主人公に当たる福山さん
皆、動機はありそうで犯人は不明も
同窓会の辺りで犯人分かりました。
(^◇^;)
原作と多分同じ内容だと思うので
読んでない方は
読まないまま映画見た方が面白いかも?
個人的には最後は答え合わせでしたが、
面白かったです。
ハズレなし
「推理しろ」
原作小説既読の東野圭吾ファンです。
ぶっちゃけ小説はイマイチ…、
だったので、実写映画化は不安でした。
が、すごい良かった。
正直、実写映画の方が出来がいいと
思っています。
マジック映像が派手だったり、
手先の器用さを表現するのは
やはり実写ならでは。
漫画家の夢を持つ2人の過去の話、
お父さんの娘への想いを語る(練習)の
シーンなど、小説内ではそれほど感動も
なかった付け足しの部分で泣いてしまった。
俳優さんたちの見事な演技。
特に福山雅治さんは流石です。
めちゃくちゃかっこいい。
ちなみにラストの婚約者(健太)の
過去のメールの真偽を
ハッキリさせない部分は小説も同じです。
小説内でも映画内でも
何度も主人公のおじさん(武史)が
真世に言っていた
「すぐ聞こうとするな、推理しろ」
のセリフを読者(観客)に向けた
プレゼントだと自分は解釈しています。
福山雅治さん最高です
最高に面白かったです。これからも、東野圭吾さん原作小説の映像化イコール福山雅治さん主演でお願いします。ガリレオにせよラストマンにせよ、天才肌、少し偏屈、孤高にして唯一無二、圧倒的存在感、福山雅治さんにピッタリの作品だと思いました。
映画の内容も、導入部分、真相に近づいてゆく過程、真犯人のタネ明かし、ラストシーン、どれもしっかりファン納得の内容に仕上がっていたと思います。世に散見するレビューの中に、犯人の動機が小さい、薄いなどと見受けられますが、動機が矮小だからこそ、今回の事件が起こってしまった悲しさ、虚しさが、しっかりコントラストされていると感じます。真夏の方程式、沈黙のパレードも然りだと思います。
映画館の大スクリーンで観る価値の大きさを考えて満点にしませんでしたが、全然価値ある作品だと思います。円盤化まで待ち切れない僕みたいな方は、お早めに劇場へどうぞ。
映画でなくドラマスペシャルのようなマジシャン版「ガリレオ」
結構楽しみにしてたのですが、事前のきっとこういう感じなんだろうなぁという、悪い想定内かそれ以下の内容でした。
フジテレビなら、いかにもこうなりそう。
テレビドラマスペシャルとしてみれば、その範疇の中でなら普通に面白いほうかも。
同じ東野原作・福山主演の「ガリレオ」をマジシャンに置き換えた感じ。
しかし、映画というには、色々足りない。
マジックや脚本も含め、本気でやればいろいろ出来たはず。
特に犯人探し物なのに?犯人を知りたい気にもなれず、知った後の意外性も何も特に感じられないのは致命的。
犯行の動機や背景も、他のドラマや映画で観たような…。
大規模のマジックには大勢のスタッフと仕掛け、綿密な準備が必要なのに、などといちいち言うのも大人げないか?
最後にテーマソング「幻界」を楽しみに待ってたが、福山の「ソング」ではなかった!
カッコイイ曲ではありましたが・・・
福山雅治は大好きなので、その最後まで非常に残念でした。
今週の本命枠には来そうなものの。
今年188本目(合計1,729本目/今月(2025年9月度)7本目)。
結局のところ、サスペンスもの(犯人探しもの)の類なので、その好き嫌いはあるかなといったところですが、不合理な部分はないですし、まぁそこまで傷はないのかなぁ…という気がします。
一方で、解釈を厳密に取ろうとすると結構大変で、そこそこの知識を要求してくるので(刑法における「かすがい現象」などまで知らないとわからない部分もある。もうこんなレベルは一般知識とは言わない)、どこまでの厳密さを映画に要求するか?という部分に多々多々の部分が帰着されそうな気がします。
および、多数の方が指摘されている通り、過剰に思えるほどのマジックショー的な演出も、作品の趣旨を考えれば必要だったのかもしれませんが、この映画のストーリー的にある程度抑えないと、どういう趣旨で見るかが怪しくなってしまうので(男優さん、女優さんのファン枠で見るという部分もありましょうが)、そこは配慮が欲しかった部分です。
採点は以下まで考慮しています(ネタバレになりうる範囲は全て省略)(4.3を4.5まで切り上げたもの)。
-----------------------------------
(減点0.2/心裡留保の対抗要件の解釈が雑に過ぎる)
心裡留保の相手方は相手方の意思表示(の理解)につき善意無過失なら、第三者には善意であれば対抗が可能です(身分行為を除く。そもそも身分行為には心裡留保の適用はない)。この部分の解釈が雑な部分があります。
(減点0.2/刑法総則の知識を要求する部分がある)
「犯人が取った行動」にかかるところですが、いわゆる「かすがい現象」というものを知らないと、理解ができない部分が一部にあります。ここは典型論点ではあるのですが、そんな「かすがい現象」なんていう語句は普通使いませんし、配慮が欲しかったところです。
(減点0.3/事務管理と無権代理)
事務管理の管理者にはあらゆる代理権が与えられているのではないので、勝手に第三者と法律行為をしても本人の追認がないかぎり帰属しません(緊急事務管理においても同様/判例/無権代理か(条件を満たすなら)表見代理になるかのいずれか)。
(減点0.1/「組合」についての考察が雑なところがある)
この映画内で登場する「組合」は、民法上のものですが(商法が定める匿名組合は必ず金銭出資を必要とします。これがダイレクトに登場するのが、例えば競馬の一口馬主など)、この場合、脱退の自由は常に存在しますので(判例)、やや解釈が微妙な部分があります(ただ、それをどうこう言い始めるとストーリーが成立しなくなるため、採点幅は微妙)。
-----------------------------------
「湯川先生ファンも注目!エンタメ感覚で観られる『ブラック・ショーマン』」
終盤の盛り上がりに欠ける
東野圭吾作品で人間関係が主になるので早い段階から犯人の目星がつくのもわかる
「おじさん」がマジシャンなだけあって一つ一つの種明かしも華やかだったとも思う
ここまで揃ってるのになぜか盛り上がりに欠けた気がするし
紐解くほどに失速する感が否めなかった
私は多分真世が健太に言い出せない内容がわかってから(真世の事情でなにかあるのかと思った)
思っていたのと違う作品だなと感じてしまったので別の長編作品を見ても感じなかったのになぜか後半長いなと思ってしまった。
連続して良い作品に出会ってしまっていたこともあり期待値が高すぎたのかもしれない
ストーリーは悪くなかったし、福山さんにあてただけあってこっちの作品の方がしっくりくるなと思った
全428件中、241~260件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。