「親子の話は泣く」ブラック・ショーマン okkoさんの映画レビュー(感想・評価)
親子の話は泣く
東野圭吾なので観に行きました。原作未読。何度か本屋で手に取ってみたけど、なんで買わなかったんだっけ。
コンフィデンスマンJPの田中亮監督だったのも観に行こうと思った理由です。
手品か…?と初っ端のアメリカでのショーを観てて思いました。パフォーマンスでラストだけ身代わり?マジックでしたけど、なんか…もっと沢山マジック見せてくれるのかと…劇団福山やな…という感想。
祈りの幕が下りる時でも父娘の話で、辛過ぎて悲し過ぎて映画館でボロ泣きしたんですけども、今回もちょっと泣いちゃいました。父との微妙な距離感、もっとこうしとけばよかったと押し寄せる後悔、国語教師の娘で作文も書きまくってたのに父に向けての手紙だけ真っ白で、何か言いたくても父はいない。
あそこが一番辛かった。
二番目は教室での同窓会、犯人の自白の後の有村架純からの叱責。目を真っ赤にして、人に対して声を荒げたことのない娘の、同級生にずっと遠慮してた娘の鋭い目。父は完璧に被害者だし、犯人に同情の余地はないかな。
今のネット上の過剰な攻撃は見ていて辛いけれども、自分の状況が八方塞がりでにっちもさっちもいかずあのノートに手を出すしかなかったのも、その後を想像出来ないほど視野が狭まってたのも察するけれども。
子供の頃の純粋な友情のシーンも観てて辛かったな。ギャップが…
木村昴とハナコ秋山は似合い過ぎてましたね。何の違和感もなかった。あと木村昴は流石声優さんだからか声が聞きやすい。すごいな。
ラスト、お父さんの真意をしれて良かったです。不器用なところもあって、有村架純が最後に笑えてたのが本当に…こちらには救いがあって良かった…
祈りの幕が下りる時は本当に…もう私は観られないので…
ところで、健太の話も…出来ればオチが欲しかったです…続編にあるんですか…
あと警察官が生瀬勝久だとそれだけで笑っちゃう。トリックの印象が強過ぎて頭髪確認したよね…
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。