「何をやっても福山雅治、という安心感。」ブラック・ショーマン uminekoさんの映画レビュー(感想・評価)
何をやっても福山雅治、という安心感。
福山雅治さん、有村架純さん主演の推理サスペンス、「ブラック・ショーマン」観てきました。福山さんって何やっても福山さんって言う、割と稀有な俳優さんだと思う。名優とは呼ばれないだろうなあ。スターではあるんだけど。
ガリレオシリーズの湯川博士と何が違うの?とも思わせる設定ですが、湯川博士より性格悪くて金にうるさいという役柄。でも滲み出る兄ちゃんオーラは消し去ることはできません。そこも含めて福山雅治。そして父になるでオトナになったはずなのに、また元に戻るんやー、ってある意味感動です。さておき。
細かくは伏せるけど、ショーマンとしてはどうかなあ。グレイテスト・ショーマン観てるから、その差がすごい。手品好きのおじさまでいいよ。あと、自分が有村架純ならブチ切れそうなシーンがいくつか。デリカシーがないんだよ!そこで自分の手品をひけらかす意味ある?って感じ。まあ性格悪い役だからいいのか。ぶつぶつ。
東野圭吾の原作はしかし安定してて、エンターテイメントとしてきちんと成り立っている。要するに面白いし楽しめました。トリックの弱さとか、そんなに気にならないけどな。みなさん真面目なんだね。肩の力を抜いて、銀幕を楽しむ。まさに映画の醍醐味です。直近で観たのが広瀬すずさんの「遠い山なみの光」という、テーマ性が半端ない作品だったので、真逆のスタンスに救われた感もある。有村架純さんかわいい。きょとん顔が似合う、まさにうってつけの配役でした。★★★★☆です。好きかも。
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