「おじさんになった福山」ブラック・ショーマン セイコウウドクさんの映画レビュー(感想・評価)
おじさんになった福山
ガリレオシリーズの福山は、天才物理学者らしく、変わり者ぶりが魅力であったが、本作の福山は鼻につく。父親を殺された娘と、兄を殺された弟が協力して犯人捜しをするが、マジシャンという設定がどれだけ生きていたのか。警察手帳やスマホをスッたり、犯人を追い込むところにそれらしさが出るが、最初のシーンの方にインパクトがあり、ラストの方が薄い。
おじさんという言葉へのこだわりは笑わせるところだが、福山のおじさんぶりが強調されて逆効果ではないか。福山でも、年齢には逆らえない。マジシャンのキャラ設定が、中途半端な感じがする。原作を読んでいないので分からないが。
出演者が多いのは豪華だが、父親との関係やそれぞれの嘘を描くには時間が足りない。原作のある映画の難しさがあった。
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かばこさんのコメント
2025年9月14日
共感ありがとうございます。
どうせなら開き直っていかにもな「おじさん」だったら新たな世界が拓けたかも。
おっしゃるとおり、なんか本作の福山雅治は鼻につくんですよね。
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