劇場公開日 2025年9月12日

「絶対シリーズ化」ブラック・ショーマン ジッパーさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 絶対シリーズ化

2025年9月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

良かったと感じる点
・トリックや仕掛け
東野圭吾さんらしい「意外性のある展開」や「伏線の回収」があり、エンタメ性が高い。
・キャラクター造形
主人公である元マジシャンの探偵像がユニークで、ショー的な派手さと論理の両方を楽しめる。
・観やすい
難解な理屈よりもテンポの良い会話と展開で進む。

人によって評価が分かれる点

・シリアスさよりも娯楽性重視
東野圭吾さんの他の重厚なミステリー(『白夜行』や『容疑者Xの献身』など)に比べると、ライトで「娯楽寄り」。
・キャラクターの好み
主人公がクセのあるタイプなので、痛快だと感じる人もいれば、合わないと感じる人もいる。
・社会性の薄さ
社会問題を深堀りするタイプの作品ではなく、純粋なミステリーショーを楽しむ作品。

今回の『ブラック・ショーマン』は、主人公の元マジシャンという設定が強烈で、まだまだ広げられる要素が残っていますよね。例えば…
・別の事件現場での“マジック的推理”
毎回「種明かし」のような展開が用意できる。
・過去の因縁やライバル登場
元同業のマジシャンや、トリックを仕掛ける犯罪者との対決。
・身近な人間ドラマの発展
探偵役のキャラと周囲の関係性がどう変わるのか。

東野圭吾さんは人気が出るとシリーズ化することも多い(例:加賀恭一郎シリーズ、ガリレオシリーズ)ので、このキャラも続編の可能性は十分ありそうです。

もし続編が出るとしたら、どんな事件やテーマを扱ってほしいと考えてしまう。
たとえば「マジック業界の裏側」とか「国際的な舞台」など、想像を膨らませると楽しい。

まとめると

『ブラック・ショーマン』は、深刻さや重厚感よりも「マジックのように仕掛けで驚かせる」ことを重視したエンタメミステリー。
東野圭吾さんの作品を読み慣れている人にとっては「軽めで楽しめる一冊」、初めての人にとっては「読みやすく入りやすい小説」と感じられることが多いと思います。
そして、その作品を映像化。テンポがよくて賛否あると思うが、素直にシリーズ化、または続編を観たいと思った。

ジッパー
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