「【”中学生の時の各々の夢。そして光の継承の為に犯した過ち。”今作はやや大風呂敷を広げ過ぎの感もあるが、気障だが漢気の或る名探偵登場を喜びたい作品である。シリーズ化してくれないかなあ。】」ブラック・ショーマン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”中学生の時の各々の夢。そして光の継承の為に犯した過ち。”今作はやや大風呂敷を広げ過ぎの感もあるが、気障だが漢気の或る名探偵登場を喜びたい作品である。シリーズ化してくれないかなあ。】
ー 東野圭吾原作で、福山雅治さん主演の映画三部作の中で、特に「容疑者Xの献身」は原作の素晴らしさは言うまでもなく、映画も大変に心に沁みる作品であった。ー
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作鑑賞にあたり、気がかりだったのは東野圭吾原作の「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」が、面白いのだが、トリッキーな小粒な作品だったからである。
・最初は福山さん演じる神尾の本場、アメリカでのトリックショーや、その後の日本での神尾の国語教師の兄(仲村トオル)の殺人事件の捜査段階での、神尾のトリックが過剰な感はあるが、そこは華の或る福山さんだから気障なマジシャンもバッチリ合っていて、兄の娘の真世(有村架純)との掛け合いも、宜しい。
・トリック自体は、(原作を読んでいた事もあり)単純なのだが、容疑者である同じ中学出身者達を、彼らの母校の中学校の教室に神尾が集め、真犯人を当てていく過程は、王道の推理映画には必要な要素であり、視覚的な効果も良いと思った。
・真犯人が罪を犯した理由は、中学生の時に犯人の憧れだった少年の夢を引き継いだことを暴かれる事を恐れたからであり、そこで恩師(仲村トオル)に対する憎しみはない。
恩師が良かれと思った事が、真犯人にとっては未来を失う事になるからである。そこの恩師と真犯人との齟齬が哀しいが、兄を殺された神尾は、真犯人に自死を許さずに、生きて罪を償わせるのである。
・神尾が兄と電話で真世の結婚について話していた内容を、真世に聴かせるシーンは、年頃の娘を持つ”オジサン”には、妙に刺さってしまったモノである。
父親とは、そういう生き物なのである・・。
・そして、ラスト。妹の真世と婚約者(伊藤淳史)を同じテーブルに着かせた神尾は、結婚するにあたり、お互いに心懸かりの事がなきよう、婚約者に妹に届く謎のメールの真相を話す様に場のセットをして去るのである。
<今作はやや大風呂敷を広げ過ぎの感もあるが、気障だが漢気の或る名探偵登場を喜びたい作品である。シリーズ化を求めたい。>
■ちゃっかり、宣伝の巻。
この作品のメイン舞台になったのは、愛知県民であれば誰でも知っている、豊田市足助町である。
インバウンドで海外の方も来ているが、これから秋になると劇中で映された素晴らしい香嵐渓の紅葉光景が広がる場所が多数有るところである。
多くの方に、豊田市に足を運んでもらいたいモノである。
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そういえば〜〜架純ちゃんと伊藤君がカップルだなんて…先日見た「ビリギャル」の2人だと思うと変な感じですね😲
ついでに失礼ながらこちらに書かせていただくと、葡萄情報もありがとうございました。スクショしちゃったw ではでは。
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自分はロケ地が判らなくても楽しめましたが、やはり地元民が観て良く知っている場所をロケ地に使われていたら好感度爆上がりですよね。ちなみに自分は横浜民なんで、上映前の映画泥棒逃走シーンで地元は毎回飽きるほど見ていますww
共感ありがとうございます。
福山アテ書きと言われてますが、原作未読。腕力シーンが無く、意外と丸山刑事がポロポロ情報を洩らしていたのはなんか意図が在ったんですかね、スタッフー!も居そうですが。
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