見える子ちゃんのレビュー・感想・評価
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見えぬ子ちゃん達
してやられた。喜怒哀楽が行ったり来たり忙しい映画でしたね。"ホラー"を求めて行くと肩透かしを食らう作品だが、青春グラフィティ(オカルト風味)として観ると良いのではないでしょうか。私はガチガチのホラーが(怖くて)苦手なので丁度良かった。ダンダダン等で「こういうのも良いかも」と思った方は是非。そうでない方も是非。
プロデューサーなのか監督なのか分からないが、存分に「してやったり」が詰まった作品という印象。それが鼻につくきらいもあるだろう。私はそんなしたり顔すら嬉しくなっちゃう位にどハマりしました。その中でも配役の妙たるや。イライラさせたり疑ったり。主人公達のキラキラ可愛らしさの外側に散りばめられた感情の起伏。それらを話しの展開とともに一気に回収。コレを「してやったり」と言わずに何を言う。って感じです。怖いの苦手なそこの貴方にも(超)オススメです。
エンドロールも(超)良いので光る機器の使用はお控えください、ね。
良かった
向き合う姿勢、それぞれのカタチ
公開2週目で最早2本に!これはいけないと普段行くことのない休日に⋯、ショッピングモールの中だからできれば平日が良かったが。。。
なんてことない穏やかな日常にタイトル通りの現象がちらほら、たまにゾクッとするくらいでテンポよく流れていくストーリー。かと思いきや少し感動もあり驚きもありワクワク楽しい気分にさせてくれます。
メインは主演含む3人でしたがそれぞれ光っていて、中でも久間田さんは輝いてましたよ、ピッカピカ。主演もされているのに何か見た記憶がなくエンドロールで確認して名前知ってる方だったと…、ごめんなさい。
そういえばエンドロールで席を立つ人がいないなと、珍しいことではないでしょうが…、それと会長のダンスはイイナとなんとなく。
原作しらないので何の予備知識も無かったですが、オリジナルに多少沿ってあるとすれば知らないほうがより楽しめるかなと思います。
予告で避ける所だった
きっちり面白い学園ホラー
面白い。中村義洋監督はやっぱりデキる人なのだと再認識できる。原作は何なのか知らんけど、そしてシックスセンスオチはどこから来てるのか知らんけど、きっちり笑って怖がらせて泣かせてエンタメに収めてくる。お金を払った甲斐があるとはこういうことを言うのだろう。
女子高生、霊が見える子、親友、学園祭、トリッキーなことはほとんどないけど霊表現はちゃんと更新され、いい意味でイージーに、キャッチーに、でも音声含めて不気味でポップコーン映画にちょうどいいように作ってきている。この微妙なギミックが素晴らしい。そしてクラスメイツのやりとりがそれぞれ面白い。普通にこういう映画が見れるのがいい。
しかし最近は面白い映画、観るべき映画が多過ぎてこれまで観客が回って来ない気もする。それはもったいない。
お参りにゆこうと思います
親友のために幽霊を克服する見える子ちゃん
期待以上
京本くんが出演していたので観に行ったけど、ホラーそんなに好きではないしな・・・
とか思っていましたが、とても良かった
原作も少し読みましたが原作をリスペクトしつつ、まだ連載が終わらない中で、映画の尺として過不足無く収められていて素晴らしかった。
お化けはそこまでグロテスクではなく、怖がりの私でも大丈夫
何なら映画の予告の人形さんのホラーの方が一番びびり散らしてました。
主演の女子3人の友情も素敵だったし、クラスメイトのキャラも良く、何か素敵なクラスだなって思いました。担任の女性の先生も素敵だった。
先生の善役の京本くんも、アイドルオーラを封印してさえない先生役を好演していました。
歩き方とか姿勢とかでこうも雰囲気が変わるもんなんだなって思いました。
全部を知った上で、もう一度見てみたいと思います。
想定外
原作を知らない人ほどオススメ
原作が好きだったので鑑賞しました。
幽霊を取り扱ってはいますが正直ホラー作品ではないと思います。
原作と違う部分がどうしても気になって楽しめなかった点がそこそこあり、そのあたりを考慮しなければ星3ほどは評価できる作品です。
なので原作好きの観点からいくつか。(以下若干ネタバレになるかもです)
まず全体的な構成ですがまとまっていて良かったと思います。
霊が見えるようになったと同時に始まる文化祭の準備を主軸に巻き起こる様々な出来事、といったところでしょうか。個人的にはストーリー自体はあまり面白くなかったです。
伏線回収についてはしっかり敷いてからしっかりと回収しており、原作準拠のものとオリジナルのものが組み合わさっています。
どんでん返しって謳っているけど多分”あれ”のことだろうな…と原作から予想はついておりよくも悪くも予想通りでした。ただそれだけで終わらないというのは原作を見ている人でも楽しめる要素だったと思います。
ホラー面については大して怖くないと言われている方が多く見受けられますがその通りだと思います。ホラーと言うよりはオカルト寄りでしょうか。
まず原作では幽霊達は大抵化け物のような見た目で「絶対かかわったらアカン!」とその化け物共が好き勝手している(してくる)のを見えないフリで乗り切るといった内容です。
映画ではほぼ全てが人の形をしており若干ぼやけて見える程度、そしてなにかしてくるわけでもなく怖くないというのはこの辺りに起因するのかと思います。
ジャンプスケアというよりは霊障的な内容なのでここについては原作幽霊さんサイドもご立腹ではないでしょうか。
どうしても書きたいと思った点が一つ、それは京本大我さん演じる遠野善(あとから来る先生)についてです。
映画ではただ頼りないだけの人で話の展開をつけるためだけに出てきたような感じでした。
ただ原作ではもっと異質な雰囲気(なんというかヤバそうな人感)があり、そこから映画と似た展開となるためこの人に対する見え方や感じ方がかなり違います。
結構好きなキャラなので映画での扱いは正直残念でしたが、大我さんのビジュアルといい演技といい完成度自体はかなり高くてよかったです。
上の点もその一つですが原作を知っていて残念に思った点は実際細々したものばかりです。
ヒューマンドラマというのでしょうか、クラスメイト絡みの話が若干不快だったり、ハナはそんなこと言わないし、みこは霊をそんな変なもの見てる感じではガン見しないし、弟はもっといい子だしお母さんはあんな感じじゃないしみたいな。
あとラムダラビットのグッズがついに出るって喜んでたらめちゃくちゃ高かった。どうして…
原作がノイズになった
原作が好きで見に行きました。
“ホラー映画に興味あるけど、怖すぎないか心配でなかなか手が出せない…でも、キャストも気になる人ばかりだし見てみようかな…”という10代20代女性向きな印象でした。
原作と比較なしだと、“明るいホラーで個人的に好みではないけど、映画としてちゃんとしてる”という★3ぐらいの感想です。
そこに更に原作と設定が大きく違っていて、それがノイズになってモヤモヤした作品に感じてしまいました。
特に、みこと遠野先生のビジュアルだけまさに!という感じなだけにモヤモヤしました。
唯一、滝藤さん演じるパパは結構良かったかな…。
シナリオはライトに楽しめる内容だと思うので、原作知らなければ友達とかる~く時間を潰すのにはちょうどいいかなと思います。
ポップな世界がみせる陰翳
本作からの帰宅中、良い映画を観たなぁ...という感慨がありました。
文化祭前の高校という圧倒的にエネルギッシュな空間で、最初はポップでもあったみこの不安や恐怖が徐々に濃いものに、そして(文字通り)真っ黒な存在と対峙するに至りますが、陽の空間/隠の存在が分かりやすく描き分けられているにもかかわらず、クライマックス?以降は特にとても陰翳豊かな世界でした。
冒頭から最後までたくさんの無視が繰り返されますが、異なる意味を与えられたこれらの重なりが、作品を(直感的なポップさと共存しながら)奥行きのあるものにしているのだろうと思いました。
あと、すごい泣いた。
今の時代の真摯な商業映画として、広く映画館で観られてほしいです。
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