見える子ちゃんのレビュー・感想・評価
全220件中、41~60件目を表示
よく出来てた。
原作は前半くらいを知っているレベルで鑑賞。
観に行こうか迷ってましたが、原作ファンの辛評以外、結構評判が良いようなので、鑑賞して来ました。
結論。よく出来たストーリーでした。
そりゃ原作ファンからすれば、"なんか違う"となるでしょうけど、ジャパンホラー的には単発映画として、原作風味は残したまま、そこまで激怖ホラーにせず、マイルドに仕上げられてる。
漫画やアニメみたいに、都合良くオバケや霊を実写映像化なんて、余程の予算がないと出来ないし。
リアル激怖なのは"ドールハウス"みたいな作り方のものでないと。
しかし、この"見える子ちゃん"はストーリーは良く考えられてた。演技も悪くなかったし、ハズレだろうと思わせておきながら、いい意味で期待を裏切る、休日に嫌な想いをしない良い映画でした😌
見終わって、霊に抱く「いとおしさ」。
「見える子ちゃん」という題名からして、ホラー映画をベースにした軽いコメディタッチの作品だと想像できる。大体その通りなのだが、細部まで丁寧に作り込まれた良い映画であり、見方によってはとても心に残る作品になると思う。
大半の霊は、ぼんやりと光り、顔などははっきりしない、いかにもそれらしい姿で登場する。得体のしれない不気味感がとてもよく出ており、コメディ映画でなければ十分に怖い。これらの霊は存在するだけ(地縛霊?)であり、人に悪さはしない。その他にも、恨みを持っていて、人に取りついて悪さをする霊や、生きている人と全く外見は変わらなくて会話も普通にできる特別な霊も登場する。この霊の描き分けがストーリーの面白さに活きている。
突然霊が見える世界に放り込まれてしまった女子高生みこの奮闘が描かれている。あちこちにいる霊を「見えない」ふりをするみこがとても面白くて可愛らしい。怖いと思うから関わり合いにならないようにしようとする気持ちはあるだろうが、霊が見える変な子、気持ち悪い子と思われたくない普通の女子高生の感覚なのだろう。この感覚が、映画をとてもポップなテイストにしている。
みこを中心に、親友のハナと写真部のユリアの三人の関係性がとても面白く描かれている。ハナは元気すぎるので、生命エネルギーが大好物の霊を引き寄せてしまうらしい。ハナを心配したみこが、除霊に奮闘する姿も健気である。ユリアは小さい頃から霊が見える、その界隈の専門家である。一種の霊媒師であるが、除霊の力はない(笑)。みこ達と霊の世界を結ぶ重要な役割である。
文化祭というイベントもあり、元気いっぱいに現生を生きている女子高校生たちと、死んでからも現生と関わりたい霊たちの交わりがとても面白かった(見えているのはみことユリアだけであるが)。見終わって、死者たちに優しい気持ちになれる映画でした。
娘と楽しみました!
凄く良質な映画だった!
だまされました
映画としては纏まってるが、普通のホラー
単体の映画としては、そこそこな出来です。
脚本も、伏線を張りつつ、しっかり回収して、最後にどんでん返しもあり、なかなかよく出来てます。
単体の映画として見たら、見て損はないレベルです。
ただ、原作漫画を読んだ上で、実写化映画として見ると、別の感想が出てきます。
原作は、「理解不能、対処不能、故にひたすら見えてないふりをするしかない恐怖」なのですが、
この映画では「怖いけど、理解できるし、対処できるから、なんとかしよう」なのです。
更に、主役の恐怖の表情で、観客にも恐怖を感じさせる映画になってるのですが、女優の恐怖の表現がのっぺりしてて、単調に感じます。
最初に書いた通り、決して出来は悪くはないのですが、
原作漫画の根源的な理解不能な恐怖に比べてしまうと、ペラッペラに感じてしまい全然怖くないですね。
ちなみに、どんでん返しの伏線の方は、原作を読んでればだいたい予想がつくレベルです。
まあ、可愛い女優さんたちが頑張ってますし、実写化としてはそれなりなんじゃないですかね。
綺麗にまとまったアイドル映画
ちょっとぉ、男子ぃ
ホラー苦手でも楽しめること間違いなし
終始主人公のみこちゃんを見守り応援するような気持ちで観入ってしまう。菜乃華ちゃんのお芝居は観るものをグッとその世界に引き込み、思わずついて行ってしまうような不思議な魅力がある。
個人的には怖さは控えめだったけど、最高に楽しめるエンタメだった。気楽に観れるけど、物語として中身がしっかり詰まっていて完成度が高い。
菜乃華ちゃん、久間田琳加ちゃん、なえなのちゃん、女子3人が可愛いくて微笑ましい。女子高の青春感とホラーのバランス、BGMの使い方など、監督の手腕もお見事。
ホラー、青春、コメディ、ヒューマンいろんな要素が詰まっているのに、とっちらからず伏線回収も完璧で、エンディングまで楽しくてとても後味良い作品だった。
超ソフトな学園ホラー
泣ける?…が笑える
前に見に行った『推しの子』つながりで、原菜乃華ちゃんが出演してるので鑑賞しました。
どちらかというと『ババンバ…』を期待してましたが、まーねーということで、来月楽しみです。
原作未読で行くつもりだったんですが、たまたまTSUTAYAの更新日がきてたので1巻無料レンタルして読んじゃいました。
これは未読の方が感動できると思います。
でも1巻だけだったので、感動できなかったかというとそうでもなく、わかってても少しジーンときました。
あと、それ以降の話は知らないから、驚きもありましたし。
充分楽しめる作品だと思います。
原菜乃華ちゃんの豊かな表情を見れますし、特にお目目が大きいので、ぬっと見開いた表情が笑えますね。
来月も楽しみです。
ポイントも貯まるしw
ヤングアンドプリティ
逢魔が時
レバニラ炒めとプリンの思い出
何に眼差して、何を眼差さないか
予告編で、女子高生が主人公で、幽霊が見えてしまう設定でということは知っていたけれど、若手を売り出すための映画だろうと、勝手に高を括ってました。
けれど、鑑賞したフォローさんたちの評価が思いのほか高く、丁度タイミングも合ったため、鑑賞したのですが「勝手な偏見を抱いていて、ごめんなさい」という良作でした。
どんな些細なことでも、ネタバレしてしまうと観る人の楽しみを奪ってしまうので、語りませんが、とにかく事前情報を入れずにご覧くださいということと、きっと観て損をしたとは誰も思わないキチンとした作品であることを強調しておきたいと思います。
6月公開の邦画、充実しすぎです。
<ここからは、あまり内容には触れないけれど、感想として書き留めておきたいこと>
いわゆるコメディホラー的なアプローチから入りながら、扱っているテーマは思いのほか深く、他者とのコミュニケーションのあり方や、精神的なバランスを保つために社会と自分の距離をどう適切に取るかとか、見えるもの見えないものを決めつけずにどう正しく判断していくのか等々、本質的なものをごまかしなしに提示している映画だなと思いました。
特に「何に眼差して、何を眼差さないか(スルーすべきか)」の一つの答えが、本編全体を通して示されていると思うし、その部分は原作の持ち味なのかもしれないけれど、この映画は、それを限られた場や環境の設定で、90分強の中に見事に納めて描いている点が素晴らしく、改めて監督・脚本の中村義洋さんの力量の高さを感じました。
(そういえば、滝藤賢一とは、ゴールデンスランバーからのお付き合いなのでしょうか)
全220件中、41~60件目を表示