ショウタイムセブンのレビュー・感想・評価
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これもかなぁ・・・
オリジナルが、ラジオブースなる密室で展開されるのに対して、こちらは、番組奪回要素を取り入れ、テレビの生中継で展開。
橋から、発電所の爆破に変更。
偉い人からの謝罪要求、その理由なんかは一緒のような。
まぁ、いいや。
阿部寛のキャラが強すぎる為、キャスター役の若手2人が弱すぎ。
必要無いと言えば、必要無いかも。
居なくても成立しそうだし、
オリジナルがシリアル路線なら、こちらは、ショー要素が出たエンタメって感じ。
オリジナルは、犯人の素性が描かれていない為、「こんな手の込んだ事、無理過ぎないか?」と素直に思えたが、こちらは、ちゃんと補充していたり。
降板した理由を上手く使った逆転要素等、足りない部分に味付けしたのはいいが・・・
ラストの締め方がよく理解出来ん・・・
地下鉄同時爆破テロのテロップに、歌番組なんだろうけど、Perfumeのシーン。
これには何の意味があるんでしょう?
ファイナル・アンサーで終わらせた方が、かなりスッキリした気がしたんだが・・・
Netflix限定だったかな?
『スマホを落としただけなのに』なる作品が、韓国でリメイクされているんだが、これと一緒かなぁ。
双方の良い所足せば、結構面白い作品に仕上がったのかも。
予告編を見て面白そうと期待していました。 映画館には行けずアマプラ...
変なキャラがたくさん出て来る。
前半は面白く緊張感持って見れたけど、
ジョウさん登場辺りから雲行き怪しく、
ラストの語りは説教臭く、やはり決め台詞は短くスパッと
が良いなと思いました。
阿部寛さんは渋くてキャスターとしては
オーラがあって良かったのだけど、
ラジオパーソナリティとしては滑舌が気になってしまった。
犯人役もほとんど声だけなので、
もっと凄みが欲しかったのだけど、なんとなく声が軽く
間抜けに聞こえたのは残念だった。
キャラクターみんな悪い意味で一癖あって、
まともな人がいなかった気がする。
うるさい女子アナ
反抗的な男性アナ
ギャンギャン騒ぐプロデューサー
事件に興奮する主人公
浮いてるジョー
ツッコミどころも言い出したらキリがないような作りだった気がする。
有名なニュース番組のキャスターがたかだか2000万円で買収されますか?とか
6年前とは言え取材先の相手を
苗字と事件で結ぶ付かなかったのか?とか
引っかかる点も多かった。
エンドロールへの入りは正直今まで観た映画の中で
1番ダサかった。
日本の今のマスメディアの現状をつぶさに反映させたリメイク。
電力会社による過酷な工事で犠牲を強いられた労働者たち。彼らの声を無視し続けた大企業、そしてその実態を社会に発信してほしいとマスメディアに最後の望みをかけて訴えた声さえも握りつぶされた無念。追い詰められた犠牲者たちは最後の賭けに出るしかなかった。
営利追及に偏り視聴率競争に明け暮れたはてに本来担うべきはずの社会的使命が忘れられて久しいマスメディア、その現状にくさびを打ち込もうとした作品。
主人公の折本はかつてはジャーナリズム精神にあふれたアンカーマンのはずだった。しかし彼はジャーナリズム精神を捨て去り出世の道を選んだ。まさに彼の姿こそ営利だけを追求し権力に迎合するマスメディアを象徴した姿だった。
犯人の標的は初めから折本らマスメディアであった。自分たちの声を代弁するはずのマスメディアがその役目を放棄し権力になびいたことが許せなかった。裏切り者に制裁を加えて今度こそ事実を彼らによって暴露させる。そして犯人たちの目論見は成功する。
本作は犯罪に手を染めない限り真実を暴露できないくらいに報道が堕落している今の現状を描いている。
オリジナル作品とはほぼ同じ内容だが特に日本の今の現状、すなわち報道の自由度において先進国内で常に最下位に甘んじているという現状を皮肉った内容には仕上がっている。しかしいかんせん映画作品としての完成度は低い。
いわゆるリメイク作品を任された監督としてはオリジナルの良さを取り込みつつ、リメイクを作るうえで自分のクリエイターとしての色を出したいと思うだろう。ただの焼き直しでは終わりたくないだろうから。
オリジナルとは異なる製作された時代背景を大きく反映したものにしたい。自分独自の主張を作品に込めたい。そのようにして時にはオリジナルを超える優れたリメイク作品も世に出されてきた。本作もそんな作り手の意気込みが感じられる作品にはなっている。ただ残念なのがオリジナルとほとんど台詞も同じところは問題ないにしても作り手が自分の色を出そうとアレンジしたところがことごとく失敗してるのが残念でならない。
例を挙げると作品冒頭で犯人が出演料を吹っ掛けて他社と天秤にかけようとする場面、これはオリジナル通りだが本作はオリジナルと違い犯人の標的はあくまでも主人公なのだからこの場面はバッサリカットすべきだった。そうすれば意味のない血判状のくだりも必要なかった。
また中盤現れる犯人の恩師、ピンマイクをはじめすでにスタジオのどこに爆弾が仕掛けられてるかもわからない状況下で警察につれられた彼がご丁寧にピンマイクをつけて現れる。明らかにおかしいとわかる。案の定後ほど共犯者であることがわかるが、主人公を追い詰めるためのブラフとしてあまりうまいやり方とは言えない。この点もオリジナル版の警察署長殺害のシーンをアレンジしたものだろうがあのシーンは作品テーマに合致していただけにこのアレンジも失敗している。
あと細かな演出の古臭さも目立つ。女刑事がサブスタジオに乗り込んでくるシーン、今時あんな警察手帳を高々と見せびらかすように現れる警察がいるだろうか、暴力団事務所とか有無を言わさず制圧する場面ならまだわかるが相手は良識ある人間たちである。この辺は昔ながらのテレビ演出に染まった悪い癖が出ている。キャスティングも良くない。女刑事はオリジナルと比べて知性的ではないし、あのアイドルに演じさせた女性キャスター、あれは大衆受けを狙い堕落したマスメディアの象徴としてあのキャラクターを創造したんだろうが如何せん芝居が下手すぎてノイズにしかならなかった。あとベテラン俳優の吉田鋼太郎の芝居もひどい。
兎に角役者陣の芝居がすべてへたくそに見えるくらいそのテレビ演出が作品全体のレベルを下げてしまっている。
そしてこのリメイク最大の売りであるアレンジポイント、ラストで主人公が犯人に向かっていい番組作りができたと満足そうに述べる。この事件のおかげでジャーナリズム精神を取り戻すことができたという意味を込めての感謝の言葉。まさにテロ事件でもない限り事実が報道されないという今の現状を皮肉った本作一番のアレンジポイントであっただろう。しかしこの言葉をマスメディアの堕落の象徴である主人公の折本に述べさせるのはいかがなものか。折本は自分から真実の報道と出世を天秤にかけた人物である。ジャーナリズム精神を重んじるなら出世は拒むべきだった。自分こそが堕落の象徴であるのにこれではどこか他人事のように感じられてしまう。
そして一番意味不明なのが最後の世論調査。私は死ぬべきか生きるべきかを視聴者に問う。これもオリジナルで主人公が命をかけた場面のアレンジのつもりだろうが意味が分からない。
総じてオリジナル版の劣化版としか言いようがない作品。テレビ映画として及第点というところか。その点では配信スルーで正解だった。
うーんという感じ
ゲスいな… そして分かりにくい
どのキャラもすぐ大きい声を出す
すぐ興奮してガナる
(犯人、ジョウ、キャスター2人、プロデューサー)
もう少し普通に話すキャラがいてもいいと思う
大声を出せば感情が表現できると思っているのか?
生見(女キャスター)と竜星(男キャスター)が特に邪魔
雰囲気を壊すためのキャスティングなのかな…?
脚本がダメだったのかな…?
男キャスターは、折本に何か加害されて復讐したかったのか?ってくらい噛み付く…
犯人より憎んでいる感じがよく出ていた
アンバランスだ
女キャスターは、素人丸出しの大声でギャルみたいな話し方…
うるさいからずっと気絶していれば良かったのに
犯人もとにかく大声でイライラする…
要求がコロコロ変わるから、途中から何がしたいのか分からなくなり白けてしまった
ジョウが爆発で倒れた時、確認もせずに死んだと決めつけ救助もしない
小型マイクの爆発で死ぬって思うかな…?
血は凄く出ていたけど、服を突き破って体を突き抜けたって思うかな…?
嘘だろ?って確認しに行くだろ
面白くできそうなのに、面白くなくてちょっと驚いた
映画館で観ようか迷った作品だったので、行かなくて正解だったな…
やはり邦画を観るなら、ドラマ重視の感動系がいいのかも
演出がチープで残念
主人公が清掃員のメガネを拾うシーン。視聴者に「これは伏線ですよ」と強調して見せてくる。そこまでは緊迫したシーンが続いていたのに、ここで少し興醒めしてしまう。伏線にするならもうちょっとさりげなくやってほしかった。
女性キャスターの態度も幼稚っぽい。取り乱してるのはわかるけど、ぼぞぼぞ文句を言ったり、声を張り上げたりと同じ言動ばかり。クライマックスで盛り上がっているところに、わざわざこういったリアクションを挿し込む必要があるのか疑問。
黒幕の錦戸亮は棒読みで、いまいち感情移入できない。陰のある感じのキャラクターにはなってると思うが、もうちょっとどうにか演出できなかったのか。
序盤は緊張感漂う雰囲気だったが、時間が経つにつれチープな部分が目立ってきてしまい、緊張感も薄れてしまった。
ただ原作があるおかげで題材は面白いし、引き延ばさずに短い時間でサクッと観れるのは良い。配信で観るなら文句なし。
普通なんだけど一点だけ
配信で正解でした^^:
自宅レイトショー『ショウタイムセブン』Amazonプライム
2月に上演時間も短いしすぐ配信するかなって事でパスした作品
この後、日曜劇場でもキャスター役な阿部ちゃん主演
物語は別物ながら背景やキャスターとしての折本と進藤のスタイルは、同一人物って感じは否めない
約1時間半の上演時間なので、序盤から緊迫した場面で面白かったですが・・・
中盤からラストの失速は。。。。。配信で正解でした^^:
闇に切り込んだ作品
この作品はクライムサスペンスというジャンルになるのだろうか?
解説に韓国映画の「テロ、ライブ」をリメイクしたものだと知り、少々がっかり感を持ってしまった。
この作品は確かにクライムサスペンスだが、キャスターだった折本愼之輔が自分自身を取り戻していく物語でもあった。
そして何よりも、テレビそのものに対し「真実」を語れと言う明確かつ力強い主張があった。
確かに今の日本では、そんな主張を含む作品など作れそうにはない。
韓国作品のリメイクだということが砦だったのだろう。
報道しない自由 特に「正しいことは言ってはならない」というのが現在の日本のマスメディアの「常識」とされている。
だがこの作品をリメイクという形式で映画化したのは、ギョーカイに対するひとつの投石だと感じた。
物語性もまた素晴らしかった。
最初は明白だったと思わせる犯人の真意がどこにあるのかわからなくなっていく。
犯人のシゲフジカンジも、折本の真実を知らなかった。
女性キャスターが最後に「たかがテレビじゃない」と叫ぶが、これが今のギョーカイの常識だった。
数字が取れればいい そのためにはグレーゾーンの際まで行って構わない。
本当に腐りきっている。
この作品の内容ではなく現実としての意見だ。
さて、
イトウサクラ
折本が彼女へ電話したが切られてしまう。
この二人の関係を考えてしまうが、この作品では描かれない。
彼女は本当の折本という人物を知っていると思われる。
恋人関係だったのかもしれない。
そして折本眞之輔
ラジオパーソナリティからショウタイムセブンへの復帰
そしてこの事件を担当していく過程で、本当のしたかったことを再確認したのだろう。
「私たちは、公正かつ公平な姿勢で真実に迫ります」
このキャッチフレーズの意味を再確認した。
その真実とは、自分がなぜ降板したのかという秘密を公言することだった。
ザ・世論調査
最後に彼は自部自身が生きてもいいのか死ぬべきかを視聴者に問いかけた。
その答えが描かれないのは、視聴者こそがどっりかのボタンを追えばいいだけだからだろう。
イエスの言葉を思い出す。
「まず罪のないものからこの女に石を投げるがよい」
さて、
何故シゲフジは捜査官に体当たりして起爆装置を折本に渡したのだろう?
ここにこの作品の最も深い伝えたいことが隠されている。
テロップで流れるロンドン同時多発テロ
シゲフジと同じ思いを持った人々は世界中に存在することがよくわかる。
テロはもはや日常的に起きているのだ。
シゲフジのやったことはテロだ。
しかし彼は真実を話した折本と、そうなった過程を隠し取りしていた動画を「告発」した。
シゲフジは彼の「公正公平」に触れ、それを理解し、メディアなどが「真実を伝える」という真の目的と、暴力による破壊ではなく「告発」によって社会を変えようとする意志の表れなのかもしれない。
起爆装置を持った折本は、真実を告発するという「起爆装置」の力を手にしたという象徴だ。
社会を変えるためにはテロではなく、不正や悪いことをしている奴らを告発することでやっていこうという提案だ。
この提案者こそ、故森永卓郎さんであり、深田萌絵さんであり三橋貴明さんなどだ。
さて、、
かなり脱線しそうになってしまったが、揺れに揺れている韓国社会がこの作品を作り出した。
その真理を感じた日本の渡辺一貴監督
この作品を単なるサスペンスではなく、メディア・政府・企業の癒着と、それに翻弄される個人の苦悩を描いたものにした。
表面上に描かれる事件
それをテレビ中継という手段で配信しながら、犯人の真の狙いを知るキャスター折本
しかし犯人の真意は自分折本に謝罪させることだったことを理解した時、それを突き付けられたとき、果たして真実を語れるのか?
念願だったショウタイムセブン復帰は、真実の暴露と同時に終了する。
それでも真実を伝えることができるのかどうか?
これはすべてのメディアに対して突き付けられた問いだ。
同時に視聴者すべては「ザ・世論調査」のボタンを握っている。
これもまた一つの「起爆装置」だろう。
我々視聴者は、いったい何が真実なのかを見抜かなければならない。
メディアの嘘に騙されてはならない。
奇しくも今日は韓国ユン大統領の弾劾裁判による大統領選挙が行われている。
彼は韓国のトランプだった。
しかし力及ばず。
彼の遺志を継ぐ金文洙は果たして選出されるのだろうか?
どの国にも何故か闇がある。
そこを掘ればたちまち陰謀論者扱いされる。
正しいことを正しいと言っている提案者たちが攻撃される世の中。
その何が正しいのかを自分自身で考えることが、いま求められているのだろう。
面白かったよ、でも2時間ドラマで充分だった。
ドラマの方が…
オチは賛否両論(ただしその割合は・・・)
阿部寛は好きな俳優なのでアマプラで視聴
この手の密室系映画は好み、スタジオから移動することなく展開するのも良い
ネタがいかにもありがちな、政治と金、マスコミという問題に爆弾魔の無敵の人
シチュエーションはジョージ・クルーニーの『マネー・モンスター』を彷彿とさせられるが
電話中心で想像力を掻き立てる構成はこちらのほうが良いとおもう
オチは賛否両論あるだろう。
個人的にはテーマに合致していて良いとは思うが、流石にperfumeは盛大にずっこけた。
この内容なら地上波ドラマで良かったと思わないでもないが、
CMを挟まないリアルタイム感が重要なのも確かなので、
映画ならではの体験かもしれない。
この手のリアルタイム密室劇はコストをかけずに作れるが、
脚本を洗練させる必要があり、
役者にスポットライトが当てられるので、
脚本が良くて、役者の演技が良くないと面白くならない。
・・・もう少し脚本練ったほうがよかったかな
物語にのめり込ませるための謎がかなり弱い、どんでん返しがあっても良かったのに
犯人の動機も感情表現も弱い。
主人公の狂気もちょっと演出がいまいちかな、阿部寛の演技はいいが
テレビ、視聴率という観点でももう少し盛り上げてほしかった
邦画としてこの手の劇は大正解だと思う。
が、もっと良い作品が登場することを期待する。
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