遺書、公開。のレビュー・感想・評価
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リアクションが少し大袈裟だが面白かった
春の新学年、高校の2年D組に、生徒24人と担任教師の計25人全員の順位を記した序列が全員のスマホに届いた。犯人がわからないまま半年が経ったある日、人気者だった序列1位の姫山椿が、校内のトイレで謎の死を遂げた。数日後、クラスの全員に姫山から遺書が届き、原因究明のため遺書をクラスに公開しようという話になり、その中でみんなの本性が明らかになっていく、という話。
自死の原因を探ろうとし、先生含め25人に届いた遺書。読んでも1分もかからない内容なんだから、1時間くらい潰して1日で一気に公開すれば良いのに、なぜか数日かけてちょい出しが続き、ちょっと現実的じゃないかな、と思った。
ほとんど教室内での話だから仕方ないのかもしれないが、リアクションが大袈裟過ぎる感じがしたが、ま、舞台劇みたいでそんなに気にならず面白かった。
堀未央奈、松井奏、宮世琉弥、吉野北人、志田彩良、髙石あかり、日高麻鈴、など若手俳優の演技が観れて満足。
特に志田彩良の思慮深く人間観察が得意そうな所と高石あかりの腹話術みたいな会話や顔芸が面白かった。
若手俳優陣による演技合戦!開幕!
心惑わす数字。
新学期が始まって早々クラス生徒24人、担任教師、全員の明確な順位を記した「序列」メールが届けられた2―Dの話。
序列1位となった姫山椿が半年後に校内トイレで自殺、それから3日後の葬儀当日に死んだはずの姫山椿からクラス全生徒、教師の机に手紙(遺書)が置かれる…、姫山椿の死の真相は一人一人に宛てられた手紙の中にヒントがあるのではないかと生徒1人ずつ手紙を読み上げることに…。
姫山椿の死、なぜ椿は死んだ?!と全然ストーリーには引き込まれておらずからのスタート…、でも何か観てられる、眠気はきてない!(笑) ストーリーが進むにつれ椿のことをよく思ってない人のリアクション表情合戦みたいになっちゃってストーリー、セリフよりも表情が頭に入ってきた(笑)
何か続編有るかも無いかもな都合のいい終わりかた~
☆5つじゃ足りない
大満足!
この感覚は「告白」以来かも。
こういうクールでダークなヒロインは大好物。
次々に明らかになるダークサイドに魅了された。
こういう独特の雰囲気を纏った若手女優は希有な存在。
大人になってもこの煌めきを消えずに持ち続けて欲しい。
そのほかの出演者もとても個性的で裏の顔を熱演。
時に過剰と思えることもあったが、
人には必ず闇があると考えている私にとっては我が意を得たり。
それぞれのエピソードを細かいこと抜きに楽しめた。
将来、ここから多くの名優が育っていくのだろう。
結果的にはタイトル通り遺書を公開しただけ。
特に震撼させるような出来事があったわけでもなく、
(もちろん生徒の自殺は大事ではあるが)
とんでもないサイコパスが出てくるわけでもない。
日常に潜む誰しもが持っている闇をを巧妙に紡ぎ合わせ、
他人を貶め自らを正当化しながら最悪の結末に誘導する様にはゾクゾクした。
こういう映画に出会えるから映画館通いは止められない。
松井奏くん目当てに見に行ったら内容が良かった💛
IMP.の松井奏くん初出演(赤崎理人役)の映画なので、せっかくなのでライブビューイングで舞台挨拶も一緒に見ました。
監督は東京リベンジャーズの英勉監督、脚本は鈴木おさむさんが脚本業を引退前に致死量の仕事をこなしたときのものです。
予告で序列2位とか、彼氏役とか、クズ男だけど嫌いにならないでね🥹とか、ちらちら見てましたが、なるほど嫌なやつでした。
しかもサスペンスだと思ってて油断してたら、割と序盤でまさかの!しかも、相手もまさかの!って感じで心がソワソワする場面がありました。
遺書を公開していくという、そもそもな設定が現実ではありえないけど、最後まで見れば理由がわかりました。
その設定を受け入れたら、物語とクラス全員のキャラや表情、豹変ぶりは楽しめると思います。
心理的にビリビリするサスペンスだけど、血が飛び散るような場面はなくてホッとしました。
松井奏くんと同じTOBE事務所の大東立樹くんもモブキャラっぽくオーラを消した演技をしていました。
姫山椿役の堀未央奈ちゃんがかわいくて良かったです。
松井奏くんのためにあと何回か見に行きます。
闇夜のカラス‼️❓よく吠える犬‼️❓
どんでん返しの連続で目まぐるしいです。 内容はともかくとして、パニ...
犯人当てをするのがかなり難しい…。2月1週の荒れ枠か…。
今年40本目(合計1,582本目/今月(2025年2月度)3本目)。
本映画は、ジャンルが何なのか…といったところからはじまるんですよね…。
タイトル通り、いわゆる自死をとげた女の子の遺書を次々読み上げる「だけ」の展開が延々続くのですが、この「読み上げ」という点が特徴的で、文章自体は一切示されないので(一部除く)、読み上げ者の意図的な判断で一部をカットしたり、句読点の位置を変えたりといったトリックが成立し(これらは例示。実際に出るか出ないかはあえて伏せています)、この意味で人狼ゲームやマーダーミステリーのような様相が存在する映画です。
ただ、そのような観点でみようとしても、1クラスの生徒40人くらいだったかの、20~25人くらいの遺書が読み上げられる生徒(逆に言えば、全く出てこないモブの人も数人はいたような)と登場人物が極端に広いので、誰が誰かもうわからなくなり(この点後述)、この理解、つまり、マーダーミステリーないし人狼ゲームのような観点でみようとしても、「登場人物多すぎで頭の中が整理しきれない」状態も起きます。
また、そもそも論でいえば、遺書を全部集めてコピーして配りなおせばこのトリックはそもそも成立しないし、それとて(縮小コピーをかけて、数枚に分けるとしても)人数分で考えても1600円ちょっと(10円コピー×4枚×40人で換算)の話だし、高校生であれば「コピー機にかけて全部コピーして配りなおす」ことくらい思いつくであろう点は指摘できるものの、それをどうこうするとトリックうんぬんが全部成立しなくなり映画が破綻してしまうので、映画のような展開にならざるを得ずそうなるのですが、今度はそうすると犯人当てが極端な難易度になり(登場人物多すぎ。一応、ヒント描写はあるのだが、そこに気が付ける方少ないのでは…)、趣旨が不明なのですよね…。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.2/遺書開封罪について)
この点は実は民法に規定があります(刑法ではない)。民法のそれは広く「遺書」を家裁の検認を経ず公開すること自体を禁止しており、外見からして明らかに遺書であるとわかるものは全てこの適用を受けます(判例、通説)。これは、家裁の検認を経て開封したら「散骨は海にしてほしい」等の財産権と関係のない個人の遺志であったとしても、そうであればそうすればよい(そうしなくてもよいが)というだけにすぎず、むしろ「遺書の財産権的な内容の勝手な改ざん」を禁止する意味において強行規定です(民法内に処罰規定が書かれるのはレアな条文なのだが、実は存在する)。
ただ、じゃ「家裁で開けましょう」にすると映画は3分で終わるので(ほぼ3分くらいでこの話は出てくるため)それでは映画にならず、まぁそこは仕方なしなのかなとは思います。
(減点0.2/心裡留保・通謀虚偽表示の第三者対抗要件)
これらは善意の第三者に対抗できません(93条、94条)。また、判例は94条につき、絶対的構成説を取るため、解釈が変な部分があります。
(減点0.2/登場人物の名前を覚えるのが(人数が多すぎて)困難で理解に支障をきたす)
とにかく登場人物の多い映画です。一方で、映画内でどこが舞台かは明らかにされていませんが、「都周線」というような、大阪でいえば大阪環状線にあたるような路線が描かれるシーンがいくつかあり(おそらく、東京を想定しているものと思います)、架空の登場人物だとしてもあまりにも登場人物が多いのであれば、それらの駅名(もちろん、そこは架空なのでしょうが、東京や大阪の環状線を想定して)から名前を取るなど、何らかの工夫が欲しかったです(なお、いわゆる俗にいう「キラキラネーム」は登場しませんが、中には「そう読むのね」と言われないとわからないような登場人物も出てくるので、そこも厳しい)。
2年D組を愛してます
狂気から始まる
ほぼ教室のシーンで構成されていて 遺書を読み上げて犯人捜しをするだけなのかと
少し残念に思ってたところに、目をむいて狂気を演じる演者が登場!
そこからはクラスのほぼ全員のどす黒い「裏の顔」が暴き出され、面白くなった。
ただ、日記を見なくても同じクラスならなんとなく「裏の顔」も判りそうなのに… とも思ってしまった。
演者は、高石あかりが良かった。やはり「静と狂気」を無理なく演じられる人はスゴイ!迫力が違う… と。
序列1番のひとは、もっと儚げな感じの人の方が感情移入もできて号泣だったかも・・・
リアクションコンテスト
高2の10月にクラスの序列1位の女子が自殺し、クラス全員それぞれに届いた遺書を公開しあって原因を追及していく話。
半年前に暮らす全員+担任を合わせた全25人の序列がメールで配信されたことから始まって、1位の女子が学校のトイレで首を括り、そして葬儀の日、教室の机の上に各個人向けの遺書が載っていてと展開していく。
もしかしたらとか、だとしたらとか、勝手に話題が盛り上がり、なんでそういう話しになるの?というかなり強引な導入で原因を探すことになるけれど、なにこれ?人物紹介全員分やるの?からのお目々パキった女子の登場で、思わず「くだらねぇ〜」と声にならない呟きが漏れてしまった。(*_*)
その後も、そもそもなんで彼女が1位?とか、誰が遺書置いたの?ホントに彼女の遺書?等々、最初から疑問に感じることを、今更答え合わせしていく感じですか…。
邪な考えとか、黒い本心が次々と出てくる感じは嫌いじゃないけれど、安っぽくて子供騙しに感じたし、本題の自殺の原因は、明確に本人がそれを記したものが出て来なければ何を言っても憶測でしかないですよね?と最初からわかっているところにも半分しか到達しない感じだしで、なんだこれ?という印象。
若手俳優陣の演技に魅了
ほぼワンシチュエーションながら、
鈴木おさむの巧みな脚本により、
最後までダレずに面白く鑑賞できました。
ミステリーでありながら、悲しい結末…と思いきや
それのみに終わらない捻りも効いていて
唸らせられましたね。
とは言え、鑑賞中になんとなく犯人というか、
誰が仕掛けたかはアテをつけることはできそうです。
若手俳優陣の演技がオーバーアクトではありますが、
これはそういう演出だと思うので許容できますし、
そんな中でも志田彩良と髙石あかりは突出して
いましたね。髙石あかりの顔の演技はもはやホラー級で
迫力がありました。
ドラマ「ウイングマン」から注目している菊地姫奈も
見せ所があってうれしかったです。
吉野北人が地味、宮世琉弥がいつも同じ演技に見える
ところは個人的残念ポイントでした。
それにしても人間の欲の嫌な面が強調されていて
疲れてしまうのですが、
エンタメと割り切って観ると面白かったですね。
志田彩良がMVP!
社会人になればコレ普通だぞ
良かった女優さんと、疑問点
良かった女優さんは、高石あかりさん、兼光ほのかさん、日髙麻鈴さん。
三人ともおきれいで可愛いのに、怖かったり、サイコぽかったり、百年の恋も冷めるいい演技だった。
年齢がお高い女学生さんは、前の日に行ったスナックのお姉さまみたいで爆しました。
疑問点は「柊ちゃん」
柊ちゃんとは書かないよ、って、(たぶん周ちゃん)
「ネットの日記で見た」との設定なので変じゃないか、と。言葉じゃなく、文字で見て間違うのかなあ? と、細かなところが気にかかります。
そんなの関係なく楽しく見られますが。
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