遺書、公開。のレビュー・感想・評価
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表と裏
学校を舞台としたサスペンスもの。
ある日突然自殺した生徒の遺書がクラス全員に届き、色々あって一人ひとり順番に遺書を公開していくストーリー。
そうはならないだろう、というツッコミは多々あるものの、フィンクションと割りきれば演出が面白い。
生徒24人+担任の大人数のため、1人ひとりにスポットが当たる時間は短く、登場人物についてあまり掘り下げることはしていない。駆け足気味。その代わりにキャストさんの演技が全体的にオーバー気味で、それぞれのキャラクターの印象が強く残るようになっている。
凛奈役の髙石あかりさんの演技はとても素晴らしくゾクゾクする。ドラマや映画、舞台の数をこなされているだけあって、表情や声の抑揚に迫力がある。
キャストの皆さん、表と裏の顔の切り替えが素晴らしく、今後の活躍に期待。
今の子らはこんな書き言葉を喋るのか?
原作読破済み
もう少し演技できる人たちだよ
いや、自ら死を選ばないでしょ、これ。
「みんなに序列一位って言われて辛い」って、これだけクラスのみんなとコミュニケーション取れてるなら「序列なんてバカみたいなことやめよ」って、なんとかうまいことやるでしょ。
なんなら新序列を作って自分を一位から外しても良いしね。
という最後に大ガックリのネタバラシになってるので、作品として、どうもね。
別にネタなんてどうでも、そこまでのドラマが見応えありになってれば、気にならないんだよね。でも、そこまでも……。
「なんとなくの空気で決まった序列に現代の高校生は縛られている」っていうテーマがあって、「序列一位が突然いなくなったら面白いかな」って作り始めて、懸命に色んな事情を作ったんだよね。なので無理があんの。
みんなにどんな事情があったかを、一人ずつ「遺書、公開。」でやってくんだけど、みんながみんな、突然、気がふれるんだよね。「うわあああああ!」って感じで。なんだ、このクラス。
遺書を公開するなかで、知られたくなかった事情が明らかになって、それでみんな我を失う設定なんだけど、そこまで我を失うような事情じゃないでしょ。
叫び出さなくても、もっと内面の苦しさを表現できるはずなんだよ。髙石あかりはうまいんだから、やれんだろ。宮世琉弥も、もうちょっとできる。誰だよ、この演出つけた監督はと思ったら英勉監督なんだね……となると、演出のせいではない。
これ作品の中で、人物の描き込みがほぼないんだよね。
だから遺書公開の場面で、登場人物がどんな行動に出るのかヒントが全くないの。作中では、みんな木偶の坊みたいに動かされてるから。
だから「うわああああ!」ってやるしかないね。でも、もうちょっと、なんとかしてよ。
廿日市さん良かったね。
「高校時代は、こんな感じの人と付き合ってみたい」と思ったもん。
「いい、いい。」と思ってエンドロールで志田彩良って分かった。
《恋を知らない僕たちは》の図書委員長だね。そりゃ良いわ。
志田さん、出てきたね。
遺書の最後が「見守ってます」で終わるのが多くて、誰かが教室をのぞいてる演出もあるから、最後に何かあるのかなと思ったら、水槽の中の争いを廿日市さんは観ているっていう、なんだそりゃ演出だった。
廿日市さんは、池永くんが好きなんだろうなと思って観てたら、やっぱりそうだったね。
でも動機がそれだけじゃ弱い。
それに、そもそも、人間はその程度で死は選ばないよなあとやっぱり思って終わりです。
最後に・・・
最後に十五の手紙を合唱して終わりなら興ざめだが、本当のラストの演出することによって合唱が生きてくる
これだけクラス全員一人ひとり取り上げているのにもかかわらず、それがすべて無駄なシーンになってないのは素晴らしい
表面上
二転三転四転、、
髙石あかりさんに尽きる
遺書が公開されていくたびに、クラスメイトの素顔が明らかにされていき、話が二転三転していく展開が面白かったです。
その中でも髙石あかりさんの顔や声の演技がとても素晴らしく、正直怖かったです。
面白かったです。
ただ、最後のシーンは原作にもあるらしいのですが、個人的には蛇足という感じがしました
最後の最後であの演出に納得!
髙石あかりさんが出ると聞き予告を観て気になって鑑賞!
1学期の春、2年D組にSNSで送られてきた【序列】
──そこには生徒と担任の全員の明確な順位が示されていた。
タチの悪いイタズラだとしたら、誰が何のために決めたものなのか?犯人が分からないまま時は過ぎ、ある日──
誰もが羨む序列1位の姫山椿が学内で自殺した。
そして葬儀の次の日、クラス全員に姫山からの遺書が届く──。
死んだ姫山の遺書がなぜ教室に? 1位の彼女はそもそもなぜ自殺したのか? 遺書は本当に姫山が書いたのか?
衝撃の事態の中、姫山の自殺の真相に迫るべく、25人全員が自分の遺書をクラスメイトの前で公開することになる。
だが彼らは知らなかった。その日から、学級崩壊までのカウントダウンが始まってしまったことを…!
死者から明かされる衝撃の真実を、あなたは知りたいですか?
それでは、遺書公開を始めます──
というのがあらすじ!
スクールカーストが扱われたの物語!
この映画を観て1位の人は何かと大変だなと思いました…
しかも1位の姫山さんは1年のときはそんな目立つこととかも運動や勉強がかなりできるとかではなく廿日市さんが作った序列のせいなわけで…
作為的に1位にされたことテストや運動で少しでもだめだとクラスメイトからの心ない言葉が刺さる
1位だからという理由で勝手に期待されたり距離を置かれたりなどいろいろありましたね…
この経験から亡くなったお姉さんの気持ちがわかり自分が追い詰めてしまっていたのかもしれないと思ったことや1位である重圧やコンプレックスで自殺してしまった
実際はどうなのかはわかりませんが🤔
遺書を公開していく中でクラスメイトの裏側や考えが見えてくるのは面白かったですね
特に谷地さんのところは表情がちょっと面白すぎた…
思わず笑ってしまいました笑
御門さんが親友ではなく1番嫌っていたことをしゃべっていくシーンはすごかった…
みなさんよかったのですが特に髙石あかりさんが際立ってましたね!
ずば抜けてる印象が個人的にありました!
前々からいいと思ってた俳優さんなのでこれからもいろいろな作品で観たいです!
そして最後は廿日市さんの思惑通りになってたことが判明しましたね
だから水槽の中をみてるような演出になってた…
池永さんが優しいから遺書を机の上に置くことや姫山さんが自殺する可能性があるってわかってたわけで実験をやってるみたいな感じでしたね…
最後の最後に恐ろしかった
いろいろ考えさせられましたねー
面白い映画をありがとうございました😊
人間には本音と建前があり自分が一番大切
サスペンス系と思いきや楽しめました。
奥の深さ感じました。社会に出れば自分の利益の為に嫌いな人に好きな振りをしたり相手の立場が変われば手の平を返すのが当たり前なのを沢山見て来ました。
高校生からそう言った事が始まってると振り返れば数十年前の事ですが確かにそうだったかもしれません。
面白い映画は予算を掛けなくても作れると思いました。
クラスの女子が全員美女なのがリアリティが無かったです。別にリアリティ求めて無いでしょうから気にならずそれも楽しめましたが。根暗のイジメラレキャラの娘も頑張ってましたがよく見ると美人。
男子もイケメン揃いで身長160センチ代の子何ていなかったんじゃないかな。太った生徒は間違い無くいませんでし。日本中どの高校のクラスにも一人はいるんじゃないでしょうか。おまけに担任もイケメン(笑)まあ余計な事ですが。
人間の裏表。考えさせられました。
捨て身の演技?
2時間も要らない映画
24人を完璧に塗り分けてる!
[60代男です]
全員の遺書を読めば、自殺した理由の手がかりがあるのではないかということになり、夕方のホームルームのときに数人ずつが読み上げていく……のだが、なぜすぐに全員のものを読みたがらないのかが不思議で、どれも30秒もあれば読めるような短い文章なのに、一気に読まず、数人が読んだら続きは明日、と解散できるのが信じられない。
よく宙ぶらりん状態で自宅へ帰ろうという気になるもんだ。
という不自然さは気にしないことにすれば、なかなか楽しめた。
遺書はどれも当たり障りのない平凡な文面に思えるのに、それをこう解釈できるとかこうも読めるとか議論して、その遺書を受け取った人間の隠していた闇が順番に暴き出されていくという趣向。
知名度は低いが面白かった「狂覗」を思い出させた。
ようやく見えて来たと思える真相が簡単に揺るがされてしまうのは、現実でも友達同士の会話で決めつけてかかることが、いかにあやふやで不確かなものなのかということと一緒だ。
撮影も良かったが、本作で最も感心したのは、教師は別として、男女用2種類しかない学生服をみんなが着こんでいるため服装で違いを付けにくいというのに、24人もいる生徒たちの色分けが完全に成功していることだ。
まったく混乱することなく識別できる個性を全員が持っている。
わざとらしい言葉遣いをしたりする嘘っぽいキャラクターなど作りもせずに、これをやってのけているのは本当に凄いことだ。
英勉監督の手腕。
想定以上に見ごたえのあるサスペンスミステリ
完全に髙石あかりさん目的で見に行った本作ですが、意外や意外、かなり見ごたえのある作品でした。
2年D組の各生徒たちがそれぞれ個性がしっかりと与えられ、物語上でもそれぞれに個別の役割があるため、見ていて飽きません。しかも、一見軽そうなキャラがしっかりしていたり、そのまた逆になったり、物語の展開で立ち位置を変えるキャラなども存在し、相当寝られた脚本であることがうかがえます。
序盤・中盤といい意味で予想を外していく展開が続き、終盤も二転三転して、物語にしっかりと結末がつきます。
何より楽しいのは若くて実力のあるキャストたちが、メインどころからわき役までしっかりと熱演されているところ。
髙石あかりさんの存在感はやはり圧倒的ですし、宮世琉弥さんもさすがの演技です。
主演の二人も一見役柄上は地味に見えますが、物語を展開する上で欠かせない存在。
ややオーバーアクト気味ではありますが、谷地役の兼光ほのかさんや黒瀬役の浅野竣哉さんなども好演。個人的に好きなキャラだった森本役の菊地姫奈さんと名取役の大東立樹さんはもっと活躍させてほしかった気はしますが……。
非常に楽しかったので、キャストが若いうちの続編を望んでいますが、さすがに難しいですかね……。
連綿と感じてきた風景
ここで描かれた事は
僕が小学校低学年だったころから
何十年ものあいだ
(そして、たぶんこれからも)
僕の周りでもっともっと小さな形で連綿と展開していました。
勝手に期待して、勝手に失望する。
(まあ、ヒロインが望んでみたポジションなので「代償」という考え方が出来ますが)
僕の様な「序列の低いであろう」(こう書いている段階で充分罠にはまっていますね)者ですらその被害に遭ってきましたから
そういう「期待」「思い込み」の暴力を目の当たりにしてきた身としては
もっとマイルドかつ大胆にアレンジして小学校等での情操教育の素材にして欲しいとも思いました。
僕なぞ「人に期待しないであげるのも思いやり」と思ってますが
それを人に話したら、激怒(おそらく本人より外野)されるでしょうから胸にしまってきました。
まあ、そういう「外圧」によって成長した人も少なくないでしょうから。
という訳で
観て良かった(そう語るには相手選ぶかもですが)作品ですが困った点をいくつか
○「公開」順を出席番号順とか座席の順にしたら会議は円滑に進行したのでは
○先生はちゃんとした人の方がドラマに深みが出たのではないかと。
第一先生が10位だったら高いでしょ。
(というか「先生は外しなさいよ」が正直な気持ちですが)
○流石に一位の人が六位(だったかな)の人に「上位だから」ってフォローしたら激怒するよね。
○ほとんどの人が発言時に高血圧的な演技になるのがしんどかった。
あと、僕若い俳優さんよくわからないから手に汗握ってみれたのですが
この作品、もしかして「キャステイングで犯人がわかってしまう」パターンなのですか?
まあ、今大活躍なあの女子はしっかり一暴れしてくれましたが。
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