劇場公開日 2025年1月31日

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「髙石あかりさん目当てなら満足できる!」遺書、公開。 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5髙石あかりさん目当てなら満足できる!

2025年2月2日
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鑑賞方法:映画館

原作漫画は未読。
髙石あかりさんを目当てに観に行ったが、当然のことながら髙石あかりさんの演技に釘付けになってしまった。彼女の演技に一番インパクトがあった気がする。いや、全体的に出演者の演技がオーバーだったのに、髙石あかりさんだけ気にならないのは贔屓しているのかもしれない。でも序盤でオーバーな演技を見せられるのと、中盤以降にはじけるのとは質が違う。もちろん序盤でオーバーだなと感じた演技も俳優ではなく演出(監督)の問題なんだろう。先生役の忍成修吾の演技が酷かったからそうだと思う。序盤のオーバー演技のせいであの世界観というか設定にスムーズに入らなかった不満は残る。そもそも原作の問題という可能性もあるし。
それでもそれぞれに宛てられた遺書を読んでいくうちに真相が明らかになっていく流れはそれなりに面白かった。若干こじつけと感じた所もあるし、細かいところで登場するキャラたちの行動に納得いかない部分もあるが、そのへんのミスリードもうまかったと言える。ただ、最後に明かされる真相がわかりづらかったのは残念。もう少しわかりやすくしてくれると、そういうことだったのか!と驚けたのに。もったいない。
結局、個人的には髙石あかりさんの演技を楽しむことがメインの映画となってしまった。当初の目的で言えば、十分堪能した。ま、それでいい。

kenshuchu