「若手俳優お披露目映画」遺書、公開。 @花/王様のねこさんの映画レビュー(感想・評価)
若手俳優お披露目映画
自殺したクラス序列1位の女の子の遺書がクラスメイト全員に配られた。生徒達が次々に遺書を公開していくことで浮かび上がる人間模様とストーリーの展開から目が離せない。
若手俳優を多数起用し、1人ずつの役者にスポットライトが当たるような脚本でフレッシュな演技を楽しむことができる。
特に高石あかりさんの演技は鬼気迫るものがあり、映像のどこにいても目を惹く俳優さんだと感服した。
物語の方向性をガラッと変えるキーマンの赤崎理人を演じた松井奏さんも無邪気に人を利用する独善的な思考のキャラクターを清々しいほどの演技で魅せてくれる。
誰かに貼られるレッテルの恐ろしさや希薄さが物語の根幹にあり、思春期だからこそ周りの評価や自分の価値を他人に決められることに敏感になってしまう機微を力強く描いている。
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