「物理的暴力のない『バトルロワイヤル』」遺書、公開。 キャプテン・ポップコーンさんの映画レビュー(感想・評価)
物理的暴力のない『バトルロワイヤル』
2時間繰り広げられる密室劇。各キャラクターの個性が活きていたから、のめり込んで観ることができた。
チカラの暴力がないのに、空気感だけでバイオレンス。
深作欣二監督の『バトルロワイヤル』を思い出す教室内の緊迫感。
若手俳優の演技合戦なので
次のブレイク俳優が出てきそうという期待からキャラクターの演じ方を見入る。
気になったのは、
谷地役の兼光ほのかさんのぶっとんだ性格。
黒瀬役の浅野竣也さんのジメジメした性格。
漫画的だが、キャラクターとして冴えていたと思う。
そして、凛奈役の髙石あかりさん。
目を見開き感情ダダ漏れの豹変ぶり、いつもどおりカメレオン俳優だった。
そして、スクールカーストしかり、生徒の本心のリアルさしかり
どこか地に足つた学校描写でよかった。
最後の最後、ゾゾっとした理由が垣間見れたのもなかなかサスペンス感あって面白い!
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