「序列は諸刃の刃」遺書、公開。 ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
序列は諸刃の刃
全く予備知識なしで鑑賞、劇場予告のみの知識です。
中身ですが、まず、話の盛り上げ方が上手いですね、徐々にテンションが上がっていくのが自分でもわかりました。
また、演者さんたちの演技も迫力がありました。ちょっとオーバーアクション気味だったと思うけど、それぞれが強い自己主張と個性をぶつけ合う様は新鮮で心地良い(お目々剥き出しの顔芸凄い)。1枚、また1枚と人の持つ仮面が剥がされ、悪意が剥き出しになっていく様は見応えあります。
だけど、序列ってのは諸刃の刃ですね。強いモチベーションにもなる反面、過度なプレッシャーにもなる。そこで誰か助け船を用意してくれたら乗り切れるんだけど、ひとりぼっちだと押しつぶされてしまうのかもしれないですね。
そういえば、2位じゃだめなんですか?って言った人いましたね。そういう人はこうはならないかな 笑。
今の子どもたちって、他人に傷つけられることに慣れてないから、各々が必死に傷つけられまい、傷つけられまいとしているように見えて、なんだか可哀想だなと思ってしまった。私が子供の頃って感情に蓋をあまりしなかったから、互いに傷だらけだった気がする。何でもかんでもセンシティブな世の中になって味気ないなと思ってしまう私は時代遅れなのかもしれない。
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