劇場公開日 1957年1月15日

「蜘蛛の巣城」蜘蛛巣城 こーしっぺさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0蜘蛛の巣城

2022年1月24日
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能の舞台を参考にしたような緊迫感のあるセリフの調子。森で遭遇する浪花千栄子の妖怪の気味悪さ。黒沢監督がこの時代の話がとても好きだということががはっきりと伝わってくる。
「戦国時代にタイムスリップしてみたい…」と思っていたに違いない。でなければこんな演出の映画は作れない。世界に誇れる素晴らしい映画だけど 最後があっけなくて物足りない…(;_;。もっとじわじわと鷲津(三船)が他の家臣に疑われ 追い込まれていくような場面を長く作っていたら もっと素晴らしい映画になっていたと思う。

こーしっぺ