「猫マスクを被るとキャットウーマンになれるのか?」勇敢な市民 imaxmaxさんの映画レビュー(感想・評価)
猫マスクを被るとキャットウーマンになれるのか?
舞台となる高校はいじめが無い優良校。しかし実態は権力者の親が揉み消しているだけ。ただ面白いだけで標的を選びイジメをする。生徒はもちろん先生も声をあげられない。警察も証拠がない、と何もしない。
非正規のソ・シミンは正規になりたいので上司に言われた通り見て見ぬふり。シミンは元ボクサー。偶然を装いちょっとだけ手を出す。しかしそれ以上はできない。前半はずっとそんな感じで進む。
前日にビーキーパーを観た。この映画も権力者の息子が悪の根源。スケールはともかく似た構造の映画。
映画名は「勇敢な市民」、原題も同じ意。でも市民というと、もう少し広い世界で、何かに立ち向かうイメージだった。
高校校内と生活圏内の狭い世界。たぶん発音が似ているから主人公がソ・シミンになったのだろうけど。
別に諜報員でもなく、元ボクサーと言っても小市民だから負けることもある。でも負けたにも理由がある。その辺が強いだけでない、見所のひとつ。
と言いつつビーキーパー見た後だから。ごめんね。見た順が違えばね。
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