ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件のレビュー・感想・評価
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バブル
投資に関わる様々な違法取引きを行い、100億ドルの財を成した男の話。
身一つで香港にやって来た男が、土地に纏わる取り引きで詐欺をはたらき、その11年後に汚職対策独立委員会(ICAC)の捜査官と対峙するに至った出来ごとをみせて行く。
投資とか、それに関する法律とかに明るくないので、ちょっと自分には解り難い部分もあったけれど、サクラに架空投資にインサイダーに恐喝にand more…と詐欺にとどまらないやり口がエグい。
そしてそれを暴こうとする捜査官のガチガチ感と逼迫感がたまらない。
ただ、中盤以降少々だれて来て、終盤もちょっとあっけないというか詰めが甘いというか。
実際の事件をモチーフにしていたりして、そういうことを含め、詳しい人には面白そうな感じではあったけれど、解り難いところも多々あったり、単にこうでした〜も結構あるしで、自分にはちょっと盛り上がりに欠けたし長く感じた。
バブル狂騒曲ものとしては
1980年代の香港を舞台に、トニー・レオン&アンディ・ラウの香港二大俳優を主演に実在した金融詐欺事件を基にしたエンタメ作品。
トニー・レオンもアンディ・ラウも衰えない面構えと円熟味を増した存在感を余すことなくアピールしている。観る前から一定の期待値で盛り上げてくれている。トニー・レオン演じるアゲアゲの大物詐欺師チン・ヤッインは怪物感満載で迫力満点だ。
さて、肝心のお話だが、やたらインファナル・アフェアをアピールしていたが、あれ程の重厚さと追い込まれる緊迫感はない。それは本当のチン・ヤッインの人物像への迫り方が映画の独自性として練り切れていないと感じた。話自体がありきたりなので、そこに趣向を凝らす事は難しい。おそらく関係者の証言から謎多き男と描きたかった(実際そうなの)かもしれないが、残念ながら私にはそこで語られる人物像が、国際的な闇の深い人物なのか、ただの詐欺師なのか、が伝わらず消化不良だった。
二人の名優を通じ当時の香港を感じる上で面白い作品かもしれません。劇中に流れた”Can't Take My Eyes Off You”はどこの国でもバブリーに使われますね。興味深いです。
香港映画復活の予感(←私見ですが)
あの時代
香港末期の狂乱株式
トニー・レオン主演
単なる顔見せ興行
バブルを楽しめ!
バブルが弾けてるあたりが1番面白い。金融詐欺のカラクリや詐欺の細かい手口はよく分からずどんどん話は進むけど、詐欺師を演じているトニーレオンの七変化が見もの。
今の時代からしたらめちゃくちゃ不適切な、シーンの数々。金と権力と女を自在にできたあたりは昔はこんなんだったんだろうなあと、潔く楽しむことにする。
ラストはあっけなくて、判決が下るあたりは火サスのラストシーンを観るようだったけど、トニーレオンと
アンディラウのコンビを愛でられて嬉しい映画だった。
若い時から年老いてからのシーンまで2人とも演じ分けがよかったかな。いくつになってもイケおじだ♪
君の瞳に恋してるがエンドロールでもう一度かかった時に、もう一度トニーレオンのいい表情の映像を映してほしかったかなあ。キャストとスタッフの文字だけでは少し残念ではあった。
金持ちたちの取り引きに終始夢中
バブル期の香港はピカピカしてた
気分は80年代!
80年代、成金ピカピカ、バブル味むんむんの成り上がりコメディ?と思わせておいて、の
実話系金融サスペンス。
次々に企業を買収し、錬金術のように金を産み出してゆくトニー・レオンと、巨額詐欺事件と狙いを定めて追う執念の捜査官、アンディ・ラウの対比も面白い。
金融とかはよくわからないけれど、成り上がりの経過とかは「コメディ?」のような画像で差し込まれ、飽きさせずに見せてくれた。
80年代ならではの、ギラギラした世相も凄い!
バブルの波に乗っかった、「金の匂いが分かる人」って、こういう人のコトなのね。
そして、原題「金手指」が、ピッタリきた。
ボーイズ・タウン・ギャング版の「君の瞳に恋してる」で当時にタイムスリップした感じ。
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