ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件のレビュー・感想・評価
全70件中、61~70件目を表示
バブルを楽しめ!
バブルが弾けてるあたりが1番面白い。金融詐欺のカラクリや詐欺の細かい手口はよく分からずどんどん話は進むけど、詐欺師を演じているトニーレオンの七変化が見もの。
今の時代からしたらめちゃくちゃ不適切な、シーンの数々。金と権力と女を自在にできたあたりは昔はこんなんだったんだろうなあと、潔く楽しむことにする。
ラストはあっけなくて、判決が下るあたりは火サスのラストシーンを観るようだったけど、トニーレオンと
アンディラウのコンビを愛でられて嬉しい映画だった。
若い時から年老いてからのシーンまで2人とも演じ分けがよかったかな。いくつになってもイケおじだ♪
君の瞳に恋してるがエンドロールでもう一度かかった時に、もう一度トニーレオンのいい表情の映像を映してほしかったかなあ。キャストとスタッフの文字だけでは少し残念ではあった。
金持ちたちの取り引きに終始夢中
トニー・レオンとアンディ・ラウの直接対決をじっくり観たかった。
トニー・レオンとアンディ・ラウが、20年後も変わらず
第一線で《スターであり続けていた》
まずは、そのことに感動しました。
スターオーラはありましたが、やはりバイタリティは、年相応かな。
この映画はよく似てる「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
の面白さの足元にも及ばない内容で、
前半はかなり退屈です。
トニー・レオンが無一文から100億香港ドルを稼いだ天才詐欺師。
時代は香港がイギリスから中国に返還される1997年の前後の30年間。
香港バブル景気とバブルがはじけるまでの長い年月。
トニー演じる“チンには実在したモデルがいるとのことです。
まぁ株価を上げる株価操作。
大金に縁のない私には、そのカラクリが、トント分からないのです。
普通、空売り、インサイダー取引などです。財閥の子弟の
ネームバリユーを利用してましたね。
バブルの波に乗って、金塊、札束そして酒に女にパーティー。
(日本のバブル期と似た感じ・・・でしょうか!)
チンの会社は不動産、旅行、ゴキブリ駆除(?)、そして株、
巨大グループ企業に成長しますが、裏ではギャングもどきの
《殺人事件》もチンの周囲に頻発する。
監督はマーティン・スコセッシがリメイクした
「インファナル・アフェア」の脚本家が勤めましたが、
ストーリー運びが単調で起伏がない。
本来、トニーもアンディ・ラウも、甘い2枚目です。
トニーは殺しを指示するほどの悪い奴に見えないし、
そもそも悪役にしたくない思惑が見えます。
最初にトニーがアップになった時、京劇みたいなメロディが流れて、
「これはあかんと、ちゃう?」
悪い予感がしました。
ラウもチンを服役させるために出世もせずに16年がかりで
追い詰める。
そんな執念はとても感じられないのです。
較べるのは失礼ですが、マーティン・スコセッシとディカプリオの
映画への向き合い方と大きく違う、
ラウとトニーの「スター映画」
「ファンサービス」と、感じました。
まぁ危ない橋を渡った結果として、死体が転がるんだけど。
どうも説得力がない。
20年前。2002年「インファナル・アフェア」シリーズ作品は最高でした。
私はトニー派でした。
驚いたのはアンディ・ラウの若々しさ。
(歳取るの忘れてますね)
前半に出番が少なくて、二枚看板じゃなくて、トニー・レオンの主演に
やはりトニー重視の映画でした。
ファンだからいいんですけれど、クオリティがイマイチでした。
バブル期の香港はピカピカしてた
植民地時代の香港は天国ではなかった
トニー・レオンとアンディ・ラウが共演の話題の映画ですが、その俳優目当てではなく植民地時代の香港を知りたくて早速見に行きました。また、こうして「植民地時代の香港」を見るならamazon primeでも見ておこうと考え、「ザ・スパイ エージェント・ウルトラ」もついでに見ましたが、結論として思ったのは要するに「植民地時代の香港は天国ではなかった」となります。
実際、「ゴールドフィンガー」なら金融界の資本家階級が不正に大儲けをしていたという話で、後者の「ザ・スパイ エージェント・ウルトラ」ならやくざ(とそれと結託したイギリス人たち)が不正に大儲けしていたという話で、要するに強力な政府がなければこんなことになってしまう社会だったということです。
現在の香港の政治制度を批判する西側の若者も多いですが、これらの映画を観て思ったのは、そうならざるを得ない必然性が香港社会にあったということです。「1国2制度の護持」を叫ぶだけでは駄目で、これら放置できない連中のコントロールをどうするかこそをちゃんと考えなければならないのだということです。
とはいえ、私に言わせれば、現在の中国中央政府による彼らのコントロールもまだまだ不十分なものでしかありません。「1国2制度」からの脱却ができるまではやはり不十分にならざるを得ないのかも知れません。参考まで。
気分は80年代!
80年代、成金ピカピカ、バブル味むんむんの成り上がりコメディ?と思わせておいて、の
実話系金融サスペンス。
次々に企業を買収し、錬金術のように金を産み出してゆくトニー・レオンと、巨額詐欺事件と狙いを定めて追う執念の捜査官、アンディ・ラウの対比も面白い。
金融とかはよくわからないけれど、成り上がりの経過とかは「コメディ?」のような画像で差し込まれ、飽きさせずに見せてくれた。
80年代ならではの、ギラギラした世相も凄い!
バブルの波に乗っかった、「金の匂いが分かる人」って、こういう人のコトなのね。
そして、原題「金手指」が、ピッタリきた。
ボーイズ・タウン・ギャング版の「君の瞳に恋してる」で当時にタイムスリップした感じ。
トニー・レオン!
シネマ映画.comの試写会で鑑賞させていただきました。
いつものトニー・レオンと違う!というレベルではなく、えっ、本当にこの人トニーさん?というくらいこれまでのイメージが覆された感じのトニーさんの演技にまずはびっくりした。
60〜80年代の香港の描写には力が入っており、作り手の香港愛を感じた(それもそのはず花様年華の美術の張叔平さんが担当してたのか!)。センスの塊のようなカットがいくつも出てくる映像、衣装の美しさ、CGを多用した遊び心ある画面、オッペンハイマーを思い出すような編集マジック、とところどころにテンションの上がるディテールが込められていて、これぞエンタメ映画という感じ。
金融オンチなわたしにはストーリーも面白かったけど、詳しい人が見たら張一言のやり口はどんな感じだったんだろうか?モデルとなった実在の事件があるようだけど、香港大学のインテリ学生が操作に借り出されてるところとかは史実なんだろうか?といろいろ当時のことが気になってしまった。
カーマン役のシャーリーンチョイ(Twinsの人なのね…女優さんは疎くて知らず)は魅力的だったけど、この作品全般的に女性の描写がお飾りっぽいのがちょっと気になってしまった。もう少し彼女の心の揺れとか少年院暮らしという背景からのダークサイドみたいなのも描かれてたら完璧だったのにな…とも思う。まあ、時間足りないけど… 傷城の舒淇演じるフォンの方が奥深かったような気がするのでそこはちと残念…
とはいえ、香港映画の魅力たっぷりのエンタメ大作、見応えありすぎなので見て損はないはず!!
11は凶番だからと168の吉番で締結させる飄々さ
全70件中、61~70件目を表示







