劇場公開日 2025年3月28日

「やり過ぎ感ある英雄」デーヴァラ やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5やり過ぎ感ある英雄

2025年3月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

いまや警察も立ち入れない無法地帯となっている漁村で、自らが法となり村の極悪密輸団と対決する伝説の英雄のお話です。

以前は一緒に密輸の手助け(瀬取り)をしていた英雄デーヴァラですが、自身が関与した密輸品の武器が強盗団の手に渡り結果として善良な村人が亡くなってしまいます。

その事実を知ったデーヴァラは、自らの行いを悔い血の涙を流し(イメージです)、今後絶対、密輸の仕事は村人にさせないと誓うのですが・・・この実力行使の様がやり過ぎ感満載、桁外れに暴力的なのが正にインド的(?)なのですよ!

ならず者らを暴力で矯正し、正しい道を説くデーヴァラは英雄であり暴君でもあり・・・ここらへんの倫理観、方法論をどうみるかで作品の評価は変わってくるんじゃないでしょうか。私はもうちょっと頭を使った村の発展の道筋、悪党予備軍の統制の仕方があるんじゃないかと思うのですけどね・・・。

インターミッション後(休憩なしでしたけど)はガラッと雰囲気が変わってお色気ラブコメ要素?と、インド映画お約束の綺麗な女性交えた心踊る歌と舞踊がマシマシになり、良い意味でお腹いっぱいになりました!

ただ上映時間3時間弱かけて・・・こっちも恒例になりつつあるので言わんでおこう(笑)。

では。

やまちょう