「Boiling」デーヴァラ ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Boiling
NTR Jr.の最新作にサメがやってくる、こんな触れ込みで観に行かない訳がないので初日に鑑賞。
特典はポストカードでした。
んー…サメの登場頻度がとんでもなく少なく、インド映画あるあるのミュージカルパートが長すぎて中々に疲れるタイプの作品でした。
サメが登場すればテンポも軽快になると思い込んだ自分もおバカさんでしたが、やっぱヘビーでした。
全体的な流れもそこまでスピーディーではなく、全部説明口調で進めるのもかったるかったです。
NTR Jr.がは一人二役を演じており、デーヴァラとヴァラを演じているのですが、周りの人物は別に一人二役を演じているわけではないので結構こんがらがったところです。
戦闘シーンも盛り上がりそうで盛り上がらず、砂埃を起こして敵を牽制したりを何回もやるのでそこも飽きがきてしまいましたし、めっちゃ卑怯じゃんと思ってしまったのが致命的でした。
アクションが1.1倍くらいのスピードで誤魔化しているのも他のインド映画より分かりやすく映像に出ていたのも残念でした。
船上での脱走劇はワクワクしたんですが、それと同じくらい尺を使った森の中での戦闘はなんだかチープでした。
こんなこと言ったらレイチェル・ゼグラーに怒られそうですが、今作の女性陣、ヴァラの家族はともかく、ヴァラと年代が一緒の女性たちは観ていて不快度がかなり高かったです。
強い男性が好き〜とか色仕掛けしてみたりとか、不要なミュージカルパートはもう邪魔でした。
インド映画の女性って品のある方が多い印象だったので、好みの問題ではありますが好きではなかったです。
登場してきたサメが普通サイズ…!?しかもワンジャンプだけ?となってガックリいきましたが、ヴァラがヒレ掴んで敵をバッサバッサ切っていくスタイルで活躍してくれたのでまだ良かったです。
死体にされたり、移動手段にされたり、インド×サメの化学反応に期待したのですが、やや不発といったところでした。
あと水中戦、意外と盛り上がらない…。
伝統の剣で切ったら幸せが訪れるという言い伝えを信じて自分で傷つけていくところは目が痛かったです。
インドの伝統やらはそこまで分からないのであれやこれや言えませんが、そんな事せんでも…と引き気味で観たのは確かです。
タイトルがバーンと出るところは最高にカッコいいですし、NTR Jr.の一人二役での変化っぷりも良かったです。
正直、今作だけでも綺麗に終わった方だと思うので2作目を作る理由はイマイチ見出せませんが、サメが多くなることを願って2作目も待っておきます。
鑑賞日 3/28
鑑賞時間 13:30〜16:30
座席 I-2
一言一句、極めて同感です😆
RRRが良すぎたので、あそこまで期待してはいけない事は、よ〜く分かってはいるのですが、期待せずにはいられません(^^ゞ
最後はやはり、続編あるよって意味なんですね🤣

