アポカリプスZ 終末の始まりのレビュー・感想・評価
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感染拡大で状況が深刻化していく様がリアルに表現されたゾンビ映画!
Amazon Prime Videoで、タイトルが気になり物語の内容も読んで興味が湧き鑑賞。
我が家では、何故か4歳の息子もゾンビ映画にハマっていて、息子が「ゾンビ見たい!」と連呼するので家族で鑑賞。
この映画、スペインの作品で内容としては狂犬病のような感染症が蔓延し、感染者がゾンビ化し周りの人達を襲うようになる。そんな中、主人公のマネルは愛猫と自宅に身を隠し、知恵を絞って生き延びようとするが、食料が底を突いてしまい安全な場所を探すため旅立つことになるというもの。
最初は、感染者の状況がニュースで報道されてるだけだが、徐々に感染が深刻化していく様子をリアルに表現されている。また感染者が人を襲うシーンもあるが、思ったよりグロさも控えめで初心者向けの映画かなと感じました。
ラストは、無事にヘリコプターを手に入れ姉のいる島へ向おうとしていると、突然姉から電話があり「島に来ないで」と言われ戦闘機がヘリコプターを追い越して先に行ってしまうシーンで終わってしまって、なんだか続編があるのかと思ってしまう終わり方でした。
なんだか、ドーン・オブ・ザ・デッドのラストのように、どこに行ってもゾンビがいて逃げ場がない状況なのかなと思わせる終わり方でした。
何のことはない及第点以下のゾンビ映画
アマプラの能書きでは「狂犬病のような感染症」「(主人公は)愛猫とともに身を隠し生き延びている」「安全な場所を探すために陸や海へ旅立つこととなる」
とか。バイクに跨った雄姿がキービジュアルだったりだとか。
こんなプロットって、もう『ウォーキングデッド』のダリルさん重ねてしまうじゃないですか。
えっ、違うって?根拠のない決め打ちしてごめんなさい。
でもね、ゾンビ=死者じゃなくて、病人ってところだったり、愛猫と共に苦難の旅をするとか、設定が面白げじゃないですか。
ところが進んでいくうちにこんな感想がついつい積み重なっていったです。「これアカンやつや…」って。
肝心のゾンビ(?)も何ら目新しいものはなにひとつ見えてこないし。ごくふつーの、ただのテンプレゾンビ。しかも私があまり好きじゃない“体育会系”
何よりも、期待していた愛猫とのお話が全く絡まないし(空気猫)
ここ最近、新しく観た映画は、ことごとくハズレばかりです。
せっかくの貴重な時間(ほんまかぁ…?)を割いてるんですから、せめてほんの少しでも心を動かせてくれる映画に出会いたいです。
では一首
『頼むから心少しは動かせて他にも観たい映画あるのよ』
何の変哲もないゾンビ作品に込めたメッセージ
2024年スペインの作品
20年前のゾンビ作品と変わらない作り。
そこに足されたのが自警団を名乗る不届きもの
つまり主人公にすれば三つ巴のようになっていること。
主人公の人生の厚みを出すための出来事が伏線のようにあるが何一つ伏線になっていない「恐ろしさ」がある。
妻の事故死
猫の存在
船の舵に付けたミサンガを猫の首に付けたこと
等々…
何一つ意味がなかったことに愕然とした。
少しだけ面白いのが主人公の思考力のなさ
これとお決まりのエンジンがかからないヤツ
それにゾンビに追われて危機一髪
これだけが視聴者に向けた志向
また、
バイオハザードよろしく食料とアイテムの調達
バイク… だけだったのかな?
しかし、スピアガン…では、難しいように思うが、これが主人公の思考のなさでキャラでいいのかもしれない。
また、
スペイン人というのはそれほど身内愛にあふれているのだろうか?
特徴的な主人公の姉とのやり取りはいささかオーバー気味で変に思えた。
そうしてようやく脱出に成功
ヘリでカナリア諸島へと向かうが、何故か「来てはいけない。引き返せ」
戦闘機が「標的を捉えた」の真意とは?
ここでエンドロールになる。
終わり方は意味深でもありがちなものだったが、パニック映画としてはそこそこ見られた。
ゾンビになった女性に襲われ殺し、女性の身分証を胸に添えるあたりは、彼の優しさが見える。
自警団の通訳が撃たれても助けようとする人間性も素晴らしかった。
最後にゾンビと自警団と三つ巴になって、まさにバトルロワイヤル化していく。
事件団に捉えられていたどこかの民族だが、主人公が解放した際に大声でしゃべりまくるというのは、どこの国かわからないがどうしようもない残念感と、彼らを開放した主人公に対する嫌悪感が生じたが、結果として仲間を殺してしまった通訳が主人公と一緒に脱出するしかなくなったというプロットは悪くなかった。
しかし、結局誰一人助けられなかった。
最後の戦闘機は、もしかしたらカナリア諸島に爆撃する、おそらく原爆を投下する任務を持っていたのではないだろうか?
姉は巻き込まれるから引き返せと言いたかったのかもしれない。
軍のバリケードもことごとくやられてしまい、政府もパニック状態なのだろう。
ゾンビによって原爆投下で人類滅亡のシナリオ
これこそが、スペイン人が想像した「黙示録」なのかもしれない。
つまりこの作品は、その直前までを描いていることになる。
そう想像することをこの作品は求めていたのだろう。
パンデミック型ゾンビ
世界を再び新型ウイルスが襲い、スペインで変異し、感染するとゾンビタイプになってしまう。
主人公は一人暮らし、強制避難地域だったが、義兄のすすめでやり過ごすことに。
設定自体は既に観たような気がするが、丁寧に作ってあり、ヨーロッパ風の終わり方だ。
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