映画ドラえもん のび太の絵世界物語のレビュー・感想・評価
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クレーム案件(笑)。大人にとっては、とびきり切な過ぎる演出とストーリー!
映画ドラえもん45周年記念作品。
ドラえもんのアニメについては劇場版含め最近全く観賞していません。
内容が子供向け過ぎて嗜好がさすがに合わなくなってきたのと、10年以上前に某劇場版を気まぐれで映画館で観て久々寝落ちするくらいの退屈な内容だったからです(笑)。
今作も、ここのサイトの評価も含めて興味がなく、周辺情報も全く閲覧しないでここまできました。
しかし、YouTubeの映画評でまあまあ信頼しているすごく辛口レビュアーさんがなぜか絶賛してまして・・・なにか妙に惹かれて観賞するに至った次第です。
で、感想ですが久々に大人の観賞に応える子供向け映画・・・どころじゃなくて、いい歳した元辛口アニメファン(笑)が、ちょっと心を揺さぶられて涙目になっちゃうくらいの「傑作」でした。
最初から子供向けに細部誤魔化して作られた作品じゃなく、もともと大人向けに整合性を保って作ったSF的な脚本を、夢のあるドラえもんフォーマットに当てはめて丁寧に手間暇かけてカスタマイズし完成度を上げていったイメージですね。
お姫様クレアの天真爛漫さ、好奇心旺盛な部分がまず仕草も愛らしくて本当に素敵でした。そして彼女の従者兼若き宮廷画家の絵を描くことに対しての情熱・・・冒頭の短いやり取りだけで彼らの個性や親密な関係性が自然な流れの中で明確に示されてます。演出的にもカメラアングルを変えつつとても丁寧で、ここ観ただけで私はグイッと物語世界に引き込まれてしまったわけです。
言わずと知れたドラえもんのレギュラーメンバーも期待通りに活躍してくれました。劇場版ドラの不動のテーマである「友情と献身」があまり過度に強調されず、サラッと短い時間ではあるけど実に効果的に演出されていたのは、本当にセンスあるなあ、と感銘を受けました。
最後は、あまりに切ない別れだったので二つ隣の親子連れにバレないように誤魔化しながら涙をぬぐってました(笑)。
幼いお子さんの鑑賞者にはきちんとストーリー上の救済措置をし、「良かったね」で終わりにしてくれるのは本当に優しい配慮でしたね。しかし!大人にとっては、そうじゃないのは自明の理!また、のび太のお父さんの親世代の心を揺さぶる名セリフ含めてもうちっとしてなんとかしてもらわないと、映画館で晒しもんになるじゃん・・・とクレームを入れておきます!
ぜひご家族みなさんでご鑑賞を!
藤子・F先生の思いを上手く踏襲されている脚本に感涙
ドラえもんの劇場版を映画館で鑑賞したのは「新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜」以来で実に15年振りで、旧作(のぶ代ドラ作品)はサブスクで配信されていたのでちょこちょこ見ていたが、ここ最近の劇場版はあまり見てこなかったのでかなり偏ったレビューになってしまうが、悪しからずご了承頂ければと思う。
今回の作品は「アート」を舞台に絵の中の世界で起こる出来事をのび太一行が解決していくお話である。主軸となる絵の中の設定は13世紀のヨーロッパであり、スネ夫が作中で言っていた「トロイアの木馬」や「ミノタウロスの迷宮」は藤子作品の中でも特に歴史に触れている、T·Pぼんで取り上げられていた内容である。それに加えて今回のヒール役の設定も時空間を私用するタイムトリッパーであり、今回の脚本家はT·P好きなのが窺える。
クローズアップされている時代も相俟って藤子テイストを保った脚本が成されていた。
私が最後に映画館で鑑賞してから15年の時を経ても尚、藤子先生の思いを踏襲されており、全世代に今も人気な理由が物語の導入だけでも感じることが出来る。
物語の最大の敵である魔物「イゼール」は自身が放つビームに色を吸収する力を込めており、のび太一行は次々と攻撃を受けてしまう。色を奪われた人たちは動きも止まってしまい、感情に色がある、なんて言われ方をするが、そこに通ずる部分があった。
「イゼール」の倒しかたはこれまた13世紀頃の出来事から抜き取っており、一貫したストーリーですっきりとした終わり方であった。
子供も大人も楽しい作品で、まだまだ色褪せない藤子先生のSF(すこし、ふしぎな)を存分に感じることが出来た作品であった。
以前は子供達と観に行ったのですが 今年は神作と聞いて ひとりで観に...
プリキュアの世界観に匹敵する傑作
闇の世界はどこから来るのか、それは作品を見てからのお楽しみになるが、もはやドラえもんの原作者が見たら驚愕するだろうと思うくらい衝撃的だった。逆に言うとここまで作風を広げないとダメなのかとさえ感じる。
答えはノーだ。この作品の核心は実にシンプルだと思う。子供目線に立つと片やAIの登場で世の中全てなんでも思い浮かべたことまで芸術家気分になれる。しかしそこに感動はあっても瞬時に消え去るくらい刹那的なものだ。それを自分の力で思いを入れ込むことで本当の力作になることで自分の等身大が芽生える。
オープニング、MAOの夢をかなえてドラえもんは本作の伏線なのか。大人になったのび太君がお絵描きをしている子供に語りかける、そんな姿を想像するだけ命の息吹きを感じる作品であると思う。
のび太たちが令和化しても
毎年、映画ドラえもんは楽しみにしていますが前作の地球交響曲がお世辞にも面白くなかったためか、今作への足が遠のいていました。でも何やら評価が高い様子。それならと遅ればせながら観に行ってきました。
最近の映画ドラえもんは面白くないと言っても、藤子・F・不二雄先生はお亡くなりになられていますので映画ドラえもんの新しい試みや変化も受け止めなければいけないのは分かっているつもりですが⋯。どうしても毎年不安定な気持ちで映画ドラえもんを観ています。
オープニングで流れる『夢をかなえてドラえもん』は最高ですね。
しずかちゃんの変顔も今までなかった演出なので良かったです。クレアのキャラクター設定に疑問がありましたが、総合的には面白く鑑賞しました。
でも私が大人になってしまったからか、昔感じたワクワクはなかったです。
残念なところは、のび太が終始たくましい!ところです。
のび太って、ひ弱でズルくてワガママで本当どうしようもないはず。そんなどうしようもないのび太を受け止めることができるドラえもん。それがもっと観たかったです。
歴代の映画の中でのび太は、へこたれてもここぞと瞬間湧き出す勇気がありました。
普段学校や社会の壁にはね返されている自分を重ね観て勇気をもらってきた気がします。
映画を観ながら終始『あれ?今回ののび太すごいなぁ⋯』『え?このままいっちゃうの?』と令和にマッチョイズムを持った、のび太にちょっとついていくことができませんでした。
これからの、のび太はどんどん成長して分別のあるキャラになっていくのか。ジャイアンはガキ大将ではなく頼りがいのあるキャラになるのか。スネ夫の嫌味のある発言はハラスメントになるのか?しずかちゃんの入浴シーンはカットされていくのか?
など令和になってそれぞれの道を歩むドラえもんのキャラクターたちに一抹の寂しさを覚えました。
それと私たちの中にいる、のび太はもっと泣き言を言ってもいいのではないでしょうか?
そんな時に隣で受け止めてくれる誰かがドラえもんであると思います。
まあ及第点
前作と比較して
絵画をテーマにしたドラえもんらしい良い映画
絵画の中の世界に入れるひみつ道具はいりこみライトをを使っていろんな名画の世界を楽しむのび太たち。
後日のび太は偶然入手した不思議な絵画の正体を確かめるべくはいりこみライトを使ってドラえもんと絵の中へ。
そこは中世ヨーロッパの世界らしく1人の少女と出会い、やがて大きな騒動に巻き込まれていく――
評判が高くかなり久しぶりに劇場版ドラえもんを見に行きましたが、とても楽しめました。
ドラえもんらしくさまざまなひみつ道具を使って仲間たちと共にその世界に訪れた危機を救ういつものドラえもん映画のスタイルは押さえつつ、
今回の映画のメインテーマである『絵画』という題材を物語のメインに据えてしっかりと描ききっている。
子供だけでなく大人でも感動できる良い作品です。
大長編ドラえもんの見本!!!
青年特有の穿った見方でも面白かったです。歴代最高傑作と賞する人がいるのも納得しました。
特に、モチーフの組み合わせがうまかったと思います。藤子f不二雄の大長編ドラえもんっぽいタイムパラドックスネタがすごかった。まず、時間軸の移動に加えて空間までも絵で経由するトリックがすごい。そして、まあまあ複雑なその設定を納得させてくる面白さの密度が良かったです。
メッセージは「良い絵」とは何かだと思ったのですが、想いがこもっていることで止めておくのが絶妙だと思いました。最初の名画調のイラストのように、アニメの制作者には自分のクセが出ないという絵の凄まじい技術があります。そこまでには、凄まじい量の絵を描いてきたろうからそれぞれに「良い絵」とは何かという哲学があるんじゃないでしょうか。しかし、この映画で出す「良い絵」の結論は心を込めて描くことっていうのはアニメーターの何たるかで良かったと思います。正直藤子f不二雄の環境思想がでた奴は説教臭いと思う時もありました。
あと、クレアの絵を目の色を青い石で完璧に再現するためにまだ色を入れていないというのから、画竜点睛のなんかだ!と思ってたけど、最後まで回収されずじまいでした。竜の名画も絶対それだと思ってました。最後に消えたクレアが帰ってきたのはマイロの視点からしたら画竜点睛ってことにも解釈できるので、そういうことにして捻くれた邪推から目を背けました。
この映画のドラえもんに関しては、クレアが絵の中にいた理由も自信満々に説明してた割には間違ってたり、2人の未来人を暴いたのもブーメランともとれる言葉狩りだったり、結局助けたのは可愛い方のドラえもんだったりとドラえもんらしい頼りなさで良かったです。
初 映画ドラえもん
子供達は観たくないと言って…
大人1人で観に行くのは勇気がでず妹に付き合ってもらいました。
久しぶりのドラえもん映画でした。
最初から最後までテンポよく物語が進み大人でも楽しめました。
最後のシーンでボロ泣きでした。まさか泣くとは思っておらず油断してました。やられました笑
全世代が楽しめます
のび太の絵世界物語
俳優の吹替部分以外、傑作!
老若男女が見つめる「勧善懲悪」とは一言では言い難い「愛の苦難克服」の物語
今年は最高だぞ!
今日はドラえもんの映画最新作映画ドラえもんのび太の絵世界物語を観てきました!
去年は微妙でかなりがっかりした記憶があります…
そして今年はどうかなって思いながら劇場へいきました!
そして視聴してみた所ちゃんと面白くて面白さ、感動さ、ドキドキさがちゃんとあり、子供から大人までちゃんと楽しめる作品だと思いました!
あと一番最高だったのは久しぶりに映画館で「夢をかないてドラえもん」を聞いたことです!
久しぶりに聞いたけどやっぱいい曲だなぁーと思いました!
あと主題歌の「スケッチ」も映画とちゃんとマッチしてて良かったと思いました!
そして劇場で登場したクララちゃんもちゃんと可愛くてしずかちゃんを守るためにラスボスに空気砲を撃ったシーンは共感しました!
そして一番お気に入りのシーンはのび太が書いたドラえもんの絵にのび太が飛び込むシーンですね。
あのドラえもんが可愛くて普通にあの絵が欲しいと思いましたw
今年は完璧な映画なので皆さんも騙されたと思ってぜひ劇場へ行ってみてください!
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