映画ドラえもん のび太の絵世界物語のレビュー・感想・評価

全153件中、101~120件目を表示

5.0ドラえもん、ナメてました

2025年3月12日
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鑑賞方法:映画館

ひょんな事から鑑賞してきました。
劇場版のドラえもんは20年振り。
大人でも楽しめると言うより大人になったからこその視点で大人にこそ観て欲しい。
そんな作品でした。
話の構成や設定はわかりやすく、作画も気合い入っていましたし、しっかり伏線回収もされる。
良作だと思います。

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のの

4.5とても良いドラえもん映画でした!

2025年3月11日
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鑑賞方法:映画館
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む

5.0近年のドラえもん映画では出色の出来栄え。

2025年3月11日
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一日に3本観た日の一本目。

どこかの世界に入り込んでの冒険譚という王道の展開だが、なかなか魅せてくれる作品だ。

ジャイアンは映画でお馴染みの活躍をしてくれるし、意外としずかちゃんがいろいろと大活躍。
道具も伏線回収のように使われ、脳みそが活性化してくる。

現実から絵の世界を抜けてさらに現実世界という場面は、対象年齢の子供には俄に理解出来ないと思ったのか、図説付きで説明している。こういうフォローは嬉しい。

今後のドラえもん映画のターニングポイントとなりうる作品と感じた。

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alfred

4.5パパがいいこと言った

2025年3月11日
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鑑賞方法:映画館

オープニングの絵と演出が素晴らしく、ムンクやピカソ、ゴッホはもちろん、北斎などまで使った名画コラボが楽しい。
若冲の犬と戯れるドラえもんは、反則級に愛おしかった。

物語も面白かった。
芝山監督・大山ドラ時代の名作たちに劣らぬ、夢と友情に溢れた内容で、涙腺が刺激されました。
ラスト、ちょっとだけご都合主義っぽかったけど、まぁドラえもんだし、よいかと納得。

活躍こそしないけど、のび太のパパ・のび助がすごくいい役回りとセリフでした。
絵を描くことの意味とか、いい絵の定義とかを、のび太に語る姿が素敵。
そういえば、原作にパパって若い頃は画家志望って設定あったっけと思い出す。
ちゃんとこういうFさんへのリスペクトを忘れてないのが偉いなとしみじみ。

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コージィ日本犬

5.0映画ドラえもんの中でトップクラスの名作!

2025年3月11日
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泣ける

楽しい

興奮

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賴倉信乃

4.5あっさり王道

2025年3月10日
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楽しい

単純

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さちこ

5.0「夢を見ていた。私はあなたを知っている」

2025年3月10日
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泣ける

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怖い

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KENKAMAN

5.0画家志望だったのび太パパの言葉

2025年3月10日
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鑑賞方法:映画館

元々は別の映画を観に行く予定だったのですが
ミスって映画館を間違えてしまい、
代わりに近くでやっていた本作を鑑賞しました。
しかしこれが大当たり。

ドラえもんらしく子供が楽しめる
コメディパートはもちろんのこと、
単純に話の構成や展開がとても良くできていて
大人でも十分に楽しめます。

壮大な世界観の説明はキッズアニメにおいて
なかなかの関門だと思いますが
初期クレヨンしんちゃん映画での
パラレルワールドやSF要素の説明のように
絵と噛み砕いた言葉で分かりやすく解説出来ており、
子供はもちろん、小難しい設定が苦手な人にも
とても分かりやすくなっていたのではないでしょうか。

今作ではのび太のパパが
とても重要な役割を果たしています。
のび太のパパは若い頃、画家志望でした。
そんなパパだからこそ自分の絵に否定的だったのび太に
「あの言葉」をなげかけ、
それが作品のキーワードになっている。
実際の冒険には関わっていなくとも
今作最大の手柄はパパにあるのかもしれない。

強大な敵に相対する時の絶望感がすごく
敵にねじ伏せられる展開にはゾクゾクとさせられつつ、
そこからのバトルが素晴らしくカッコ良かったです。
ドラえもんやのび太はもちろん、
ジャイアン、スネ夫、しずかちゃん、
オリジナルキャラたちにも見せ場があって
とても胸アツ作品でした。

ゲスト声優として俳優の鈴鹿央士さん、
藤本美貴さん、サンドウィッチマンさんが
起用されていたのですが、
どなたも「大人の役」を演じており、
見ている子供たちが感情移入するであろう
クレア、マイロ、チャイなどには
プロの声優を起用していて
そこにもこだわりを感じました。

これは余談ですが
舞台挨拶をYouTubeで拝見しました。
会場には多くの子供たちがいたのですが
監督やゲスト声優は登壇しても
メインの声優たちはあえて登壇せず、
終始着ぐるみに声を当てていたのを見て
子供たちの夢を壊さない素敵な舞台挨拶だと感じました。

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サイレンス

5.0文句なしのストーリー。ドラえもん史上、最高級傑作。

2025年3月10日
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興奮

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映画感想Newton

4.5ドラえもん史上、最大の絶望感!

2025年3月10日
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naichin

4.0ドラえもん45周年なんだね。

2025年3月10日
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幸せ

ドラえもんの映画を45年ぶりに映画館で観ました。

1980年のドラえもん のび太の恐竜 以来。

あの時は同時上映が モスラ対ゴジラ でしたね。

最近よく言われてますが、ハリウッド映画がアニメに負けてると。

そりゃ勝てないでしょ、と今回観て思いました。

子供でも分かりやすくとっつき安く、大人が観ても楽しめる素晴らしい作品。

ジブリは宮崎駿さんで終わりのような気がしますが、ドラえもんは永遠に不滅でしょう。

物語の進行に不可欠な伏線などもキチンと描かれていて楽しめる良作です。

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マーマレード

2.5子供たちへのメッセージは?

2025年3月10日
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単純

興奮

長編映画44作目で45周年記念作品。
数十億円の価値がある絵画が発見されたというニュースがテレビから流れる中、夏休みの宿題の絵を描いていたのび太の頭に、突然絵画の切れ端が落ちてきた。ドラえもんと一緒に、はいりこみライトを使い、その絵の中に入って探検をしていると、少女クレアに出会った。彼女の頼みを受けてアートリア公国を目指すドラえもんとのび太たちだったが、そこはニュースで話題になっていた絵画に描かれた、中世ヨーロッパの世界だった。その世界にはアートリアブルーという絵具の元になる幻の宝石があるとの事。その宝石を探すことになったドラえもんとのび太たちは・・・さてどうなる、という話。

興味深く観れたから良かったのかなぁ。
でも本作は子供達に何かメッセージを伝える、という観点からは、何も無かったかも。
絵画がテーマだったからか絵が綺麗だったのと、あいみょんの主題歌は良かった。

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りあの

5.0自分がドラえもん映画に求めるものがすべて詰まっていた。月面探査記以来の良作

2025年3月10日
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k tan

4.5今年も良かった

2025年3月10日
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サッシー

4.0脚本としての出来の良さは、作品としての面白さを担保するか?

2025年3月10日
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楽しい

興奮

幸せ

【イントロダクション】
『映画ドラえもん』シリーズ45周年記念作品。
絵の世界に入れる「はいりこみライト」で、様々な絵画の世界へ入って遊んでいたのび太達は、とある絵画から出てきた6歳の少女クレアと共に、13世紀のヨーロッパに存在したアートリア公国で冒険することになる。監督は、『のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い』(2007)や『新のび太と鉄人兵団〜はばたけ 天使たち〜』(2011)等の劇場版シリーズに参加してきた寺本幸代。脚本には、TVシリーズを手掛ける伊藤公志。

【ストーリー】
13世紀、ヨーロッパのとある地方に存在するアートリア城。宮廷画家の息子である6歳の少年マイロは、幼馴染のクレアの誘いも聞かず、夢中で絵を描いていた。クレアの瞳は、見る角度によって色が変わるという特殊な性質を持っていた。退屈して一人森へと出掛けたクレアは、突如出現した時空乱流に飲み込まれてしまう。

夏休み。絵の世界に入り込める秘密道具「はいりこみライト」で、スネ夫の自宅に飾られている様々な絵画の世界に入り込んで遊んでいたのび太達。スネ夫は、のび太とドラえもんが入っていた『ミノタウロスの迷宮』のモチーフであるクレタ島のクノッソス宮殿をはじめ、世界にはまだまだ未発見のかつて存在した伝説の場所があるのではないかとロマンを語る。

夏休みの宿題で、父の似顔絵を描いているのび太。しかし、絵が苦手なのび太は上手く描く事が出来ず、早々に宿題を投げ出してしまう。
何気なく点いていたテレビのワイドショーでは、先日発見された謎の絵画の特集が組まれていた。絵画には、王宮と周りを取り囲む湖が描かれており、湖の青には、見る角度によって発色が変化するという不思議な鉱石が用いられていた。専門家によると、その鉱石の価値は現代ではダイヤモンド以上で、発見されれば数億〜数十億は下らないという。
そんなニュースも他所に、不貞腐れ仰向けになっていたのび太の真上に、突如タイムホールが開き、不思議な形をした絵画が落ちてくる。

絵画には、森の中を彷徨う幼い少女の後ろ姿と、近くを羽ばたくコウモリが描かれていた。興味を持ったのび太とドラえもんは、「はいりこみライト」で絵の世界に入ってみる。しかし、2人が少女を探している内に、少女の方は絵の世界から飛び出して現実の世界へやって来てしまった。
現代社会の文明に圧倒され彷徨い歩いていた少女は、しずか、スネ夫、ジャイアンの3人に保護される。合流し、事情を知ったのび太達は、クレアと名乗る少女と共に、再び絵画の世界へ入り込む。出口のない森を彷徨い歩く中で、のび太達はチャイというコウモリ姿の小悪魔と出会い、行動を共にする。やがて、ドラえもんが偶然発見した「はいりこみライト」の別の出口から外の世界へ戻ってきたのび太達。すると、目の前には13世紀ヨーロッパのアートリア公国が広がっていた。

実は、のび太の元に降ってきた絵画は、一枚の絵画が何らかの事故によって2つに分かれたもので、「はいりこみライト」を照射した際に、もう片方の絵にもライトの効果が及び、意図せずして別の出入り口を作り出していたのだ。
こうして、のび太達は13世紀のヨーロッパにタイムスリップし、10歳となったマイロと出会う。マイロによると、クレアはアートリア公国の姫なのだそう。留守にしているクレアの両親の帰還を待つ間、のび太達は「水ビル建築機」で城を建て、マイロ達と友情を育んでいく。

真夜中、目を覚ましたのび太は、マイロの父が遺した工房を訪れる。遅くまで絵を描いているマイロ。傍には、目だけ色の入っていないクレアの肖像画があった。宮廷画家であった父の後を継ぎ、立派な絵師になる事を夢見るマイロは、いつかアートリアに伝わる伝説の鉱石、通称〈アートリアブルー〉を見つけ出し、クレアの肖像画の瞳を塗って、絵を完成させたいと思っていた。
そんなマイロの姿に、のび太は「どうしたら、絵が上手くなるの?」と尋ねる。しかし、マイロは「上手く描く必要なんてない。上手い絵が〈いい絵〉とは限らない」と答える。そして、「大事なのは、描く相手を大好きだと思う気持ち。それを絵に込めればいいんだよ」と、のび太に道具を手渡して描いてみるよう促す。
翌朝、真夜中まで夢中で絵を描いていた為に寝坊する2人。その傍には、不器用ながらにのび太が思いを込めて描いた『ドラえもん』の絵があった。

クレアに叩き起こされ、アートリア城へ向かったのび太達は、怪しげな美術商のパルやクレアの両親、宮廷道化師のソドロと出会う。城の画廊に案内されたのび太達は、アートリアに古くから伝わる、“光を奪う暗黒の騎士”イゼールと、“世界を滅ぼす”とされる赤き竜、そして“その羽ばたきが世界を救う”とされる青いコウモリが描かれた3枚の絵画を目にするのだが…。

【感想】
絵画をモチーフにしているだけあり、作中、特に冒頭ではゴッホの『星月夜』やモネの『散歩、日傘をさす女性』、葛飾北斎の『富嶽三十六景』といった、西洋画から日本画まで様々な絵画が登場する。
数年ぶりの使用となる『夢をかなえてドラえもん』に乗せて、西洋画から日本画まで様々な画風で表現されるドラえもん達の姿を堪能出来るオープニングが秀逸で、このオープニングが最も本作が扱う絵画というモチーフを存分に活かしていた。
ラスボスとなるイゼールの名称も、絵を描く際に用いる“イーゼル”から取っているのはオシャレ。

アニメーション表現も、流石45周年記念作品というだけあって、動きがなめらかで迫力ある。特に、冒頭の『ミノタウロスの迷宮』内での冒険は、逃げ惑うのび太とドラえもんの動きを追ったカメラワークや、崩壊する壁や土煙の表現まで「開始からいきなりクライマックス」と言わんばかり。
ただし、終盤のイーゼル・ドラゴン戦での表現には、息切れ感というか、冒頭程の迫力やカメラワークの面白さが感じられず、少々残念に思った。本当に「開始がクライマックス」になってしまっていたように思う。

脚本については、普段からTVシリーズに参加している伊藤公志氏が手掛けている(劇場版初参加なのは意外だった)だけあって、原作に登場している秘密道具の流用や、時空乱流(時空ホール)やタイムパトロールといった藤子・F・不二雄作品の要素を活かした話作りが成されており好印象。
特に、お馴染みの「タイムマシン」を用いず、ドラえもんが思いもよらなかった「はいりこみライト」の副作用によってタイムスリップを可能にするという展開には唸らされた。
しかし、そうした脚本的な「上手さ」が、必ずしも作品としての「面白さ」を担保するものではない事を証明してしまっているのは、何とも皮肉。作中でマイロが「上手い絵が良い絵ではない」と語るように、「上手い脚本が面白い話とは限らない」のだ。

そう感じさせる1番の要因は、要素の詰め込み過ぎによるものだろう。特に、クレアの不思議な瞳に関する設定に関しては、何かありそうだと思わせつつも、「そういう瞳の少女です」以上の設定はなく、単なる設定の域を出ていなかったのは非常に残念である。彼女の両親の瞳は、決してアートリアブルーと関連性のありそうな色の瞳ではない。であれば、観客は「クレアがアートリアブルーに関わる何らかの秘密を抱えているのでは?」と期待するのが普通だ。イゼールに襲われるしずかを助ける際に、彼女の瞳が違う色を放った瞬間など「キタ!」と思ったのだが…。

また、アートリア公国に伝わる怪物イゼールと赤き竜に纏わる伝説と、それに関する予言も、抽象的で説得力に欠ける印象だった。もっと言ってしまえば、「脚本上のクライマックスの盛り上げの演出の為に作られた」という製作上の都合の方が前に出て来てしまうのだ。それは恐らく、本作が架空の13世紀ヨーロッパを舞台としているとはいえ、あの世界では“実在した場所”と設定されているからだろう。大昔の人々は、疫病や天災をキャラクター化し、畏怖の念を抱いたが、イゼールの持つ〈色を奪う〉という能力が、人々の何に対する恐怖心から来るものなのかがイマイチ釈然としないのだ。これもまた、本作が「絵画をモチーフにしているから」というコンセプトありきで設定されたキャラであると強く感じさせるのだ。

ゲストキャラクターであるクレアとマイロは、特にクレアの表情が豊かで、喜怒哀楽を存分に表現していた。時空乱流の影響で時空間を彷徨っていた為に、1人だけ時間の流れが止まってしまっており、結果的にのび太やマイロ達より年下の状態で冒険に参加する事になるという仕掛けも面白い。
実は、のび太達と冒険を繰り広げた6歳の彼女は、あくまで絵画の中の人物であり、「はいりこみライト」が破損した事で、元居た絵画の世界に帰ってしまうという“泡沫の夢”といった儚さのある突然の別れには驚かされた。しかし、そこは子供向け作品。しっかりとパルが時空間を漂っていた本物の彼女(しかも、ちゃんと10歳の姿になっており、夢という形で絵画のクレアと冒険の記憶を共有している)を見つけ出し、ラストで本当の再会を果たすという演出は、若干のご都合主義を感じさせるものの、着地としては○だろう。

ただし、一つ苦言を呈するならば、そんなクレアの姿はどれも可愛らしく、魅力的ながら、その魅力は現代的な美少女アニメで表現されるそれであるという事だ。つまり、『ドラえもん』という作品のキャラクターデザインとは明らかに異なっており、異物感が目立つのだ。それが狙いによるものだとしても、F先生が御存命の時代ならば、まずお目にかからないタイプのキャラクターだろう。

【今作だからこそ出来る“究極の一手”】
物語のクライマックスでは、遂にドラえもんまでもがイゼール・ドラゴンのブレスによって色を奪われ、無力化されてしまう。倒れたドラえもんの体に付着していた「水もどしふりかけ」の粒子を目にしたのび太は、ドラえもんの意図を理解する。しかし、肝心のドラえもんは無力化され、道具も破壊されてしまった。
絶対絶対のピンチに、偶然にもイゼールの体から弾き出された「はいりこみライト」と、その光を浴びたドラえもんの似顔絵の中に落下するのび太。そこで出会ったのは、のび太が「大好き」という気持ちを込めて描いたドラえもんだった。姿は歪で、会話すら困難、絶えず「のび〜、のび〜」と口にする姿が何とも愛らしい。しかし、不出来ではあるが、それは間違いなく「ドラえもん」であり、ポケットから取り出した「タケコプター」も本物には及ばないがちゃんと空を飛べる。のび太は機転を効かし、ドラえもんに「水もどしふりかけ」を出してもらう。
現実に戻ったのび太は、マイロにパチンコの絵を描いてもらい、自分達の城に向けて射出。見事に城を水に戻す事に成功し、イゼールを飲み込む。イゼールを飲み込む寸前、水の塊の影の形が、アートリアの伝説にある青いコウモリというさり気ない演出がニクい。
無事にイゼールを倒し、世界を救ったのび太達。のび太の描いた『ドラえもん』の絵は、「世界を救った絵画」として、アートリア城の1番良い場所に展示されるのだそう。

この、「のび太の絵が世界を救う」という展開は、間違いなく、今作だからこそ出来る“究極の一手”だろう。のび太のドラえもんに対する愛情と、ドラえもんの秘密道具による究極の合わせ技。世界の崩壊すら防いでみせたこの勝ち方の論理的にも素晴らしい美しさは、まさに「夢をかなえてドラえもん」であり、拍手を贈りたい。

【総評】
45周年記念作品というだけあって、作り手の気合いの入り様が伝わってくる作品であり、ラスボスの倒し方の美しさは、シリーズの集大成とも言える。しかし、そんな気合いが入り過ぎたあまり、詰め込み過ぎや空回りしている部分もあり、個人的にはシリーズ最高傑作ではない。また、F先生の偉大さを改めて実感するに留まってしまっているのも間違いない。

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緋里阿 純

5.0ドラえもん映画の中でも神作の一つ

2025年3月10日
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yu

4.5わくわくドタバタ冒険活劇

2025年3月10日
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楽しい

ドラえもんはこうじゃなくっちゃって感じです。泣かしにかかったりしちゃダメなんです。
跳んだり跳ねたり、よけて撃って守って、ピンチになってもひらめいて、みんなで楽しく冒険するのがドラえもんらしくて楽しめます。
少し残念だったのは、美術の価値云々がニュースなんかにも出てくるところ。ジャイアンとスネ夫のゲスな動機にするところまではわかるんですが…笑
でも最後の最後、のび太のお父さんのセリフにじわーっと来ました。

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うら

4.5大長編ガチ勢。ここ数年でダントツに良い

2025年3月10日
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楽しい

怖い

興奮

お話し自体もおもしろいし、歴史的な豆知識や善悪を考えさせるシーン、各キャラの性格を活かした見せ場などもふんだんにあり、かつゲストキャラに感情移入できるだけの交流や魅力的なシーンもあり、バランスが良くおもしろい。また怪奇シーンがしっかりあったことも良い。子供には少し怖いのでは?と思えるシーンの入れ込みは90年代ドラえもん映画を踏襲しているようにかんじました。
脚本家が大長編ドラえもん好きなことがよくわかる内容でした。

マイナス0.5の理由は、少し怖すぎるかな?というところ。ただ今までも散々処刑されそうになったり危険な目にあってるので、今更かもしれません。
子どもに配慮しずぎても過保護になってしまうので、難しいさじ加減です。

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SKT

3.5ドラえもん

2025年3月10日
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作品って、面白いものとそうでもないものとありますが、今回は面白かったです。やっぱり最後はのび太が頑張るのが、良いですね。最後の展開も良かったです。

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ごっとん

4.5素晴らしいのでネタバレなしで見てください!

2025年3月10日
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幸せ

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Tk
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