「奪う側と差し出す側」くまをまつ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
奪う側と差し出す側
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謎めいたタイトルに惹かれて鑑賞したが、残念ながら自分にはハマらなかった。
基本的に、登場人物の情緒や行動が理解できない。
導入ではややこを苦手に感じてそうな雰囲気だったのに、下の名前を呼び捨てるタカシ。
姉の子を預かっておいて、洗濯物干しを任せるだけでなく完全に放置してしまうややこ。
報酬はなく、過去のしがらみもあるのに片道2時間かけて朗読に来るとも。
「踏み込むな」の次の登場で「いつでも戻ってこい」と言う幸雄。
というかなんで爺ちゃんの家の隣人とそんな親しいの?
ややこの実家からは「電車を何本も乗り継いで」来るような距離のハズでは。
話としても中盤がかなり退屈。
現実の過去と脚本の中と夢と幻想と…それらの区別が曖昧で、それがそこまで効果的にも感じない。
罪悪感はありそうだったが、許可なく他人をモデルに脚本を書くややこは不快。
(しかも恋人には絶対バレるだろうに)
タカシがミラーを壊した件も衝突のキッカケにすぎず、わざわざタカシを落とさなくても出来たでしょ。
しかもすぐに何事もなく会話するし。
尚美が出たあたりからは少し面白くなったし、かなり綺麗なカットもいくつもあった。
祖父の記憶とかともの本名とか、面白くなりそうな要素はあるけど、上手く纏まってない印象。
女の子の存在意義もよく分からなかった。
料理の感想を訊かれて「大丈夫」と答えるタカシには笑った。
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