「”ドント〇〇もの”史上限りなく及第点」ドント・ムーブ 𝐵𝐴𝑈𝑀さんの映画レビュー(感想・評価)
”ドント〇〇もの”史上限りなく及第点
カリフォルニア州にある人里離れたビッグサーの森を舞台に殺人鬼に筋肉が動かなくなる筋弛緩剤を打たれた女性が全身に麻痺が広がる瀕死の状態で生き延びようとする。”ドント〇〇もの”史上限りなく及第点。また原題の「Don't Move」は直訳で”動くな”。巨匠サム・ライミがプロデュースを手掛けたことで、二転三転する緊迫感やシチュエーションが移動するサバイバル劇のテイはラストまで保たれている。いわゆる”ハンデもの”として不利な状況下でヒロインがどう打開策をこじ開けるか、というアイデアは既存フォーマットを踏襲しながらハラハラドキドキが安定して展開される。犯人はほぼ即興の閃きで行動に出るため加点的に展開に無理が生じている。中盤の納屋で登場する老人はてっきり〇人かと最初は疑った。ラストの畳み掛けでこの映画のポテンシャルが爆発。ネトフリ見放題新作としては、適度な水準の完成度を貫いたとおもう。
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