「変な人たちのエピソード集」海辺へ行く道 水原秀策さんの映画レビュー(感想・評価)
変な人たちのエピソード集
タイトルに書いた以上のものはない。恐らく原作のエピソードをただ並べただけなのだろう。まったく芸がない。個々には少し面白いエピソードはあったが(序盤のスキャナーズ展開とか)、ただそれらが並んでるだけでは飽きてしまう。
主人公に何か問題を与え、映画全編を通して解決しようとする展開を中心に据え、その周りに変な人の変なエピソードが並ぶようにすべきだ。それが映画の脚本とというものだろう。こんなグダグダな脚本なのにプロデューサーがゴーサインを出したか理解に苦しむ。
あと主人公が作り出す「アート作品」のどれもイマイチだったのも痛い。「君の作品には批評がある」とか言っても見てるこちらとしては「そこまでのもんか?」としか思えないものばかり。素人が見ても「なるほど、この子には才能があるんだな」と納得させるものが必要だったのでは?
コメントする
