秒速5センチメートルのレビュー・感想・評価
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美しい映画
美しい映像だったなと言うのが1番の感想。高校生時代がとにかく素晴らしかった。自然豊かな風景過去に想いを馳せる物静かな貴樹。彼を見つめる森七菜の演技が素晴らしい。本当に恋する少女がそこにいた。
貴樹は見目は良いが過去ばかり見て今を生きていない。そのくせ彼女らの弱い所(電車に乗れない、スランプ)に寄り添って優しい言葉を掛ける非常に質の悪い男である。踏み込ませる気は無いのにデリケートな部分には踏み込むのだ。
実写ではプラネタリウムのシーンが追加された事によって過去ごと今を愛せる人間として1歩を踏み出したのかな?と希望の見えるラストだった。
哀れな女性を増やさないよう、ちゃんと向き合っていってほしいな。
映像と間が素晴らしい。映画館で観てほしい映画です。
微妙な内容ではあるけどヒットしてるし気になる人は観て確かめて欲しい。【追記あり】
原作アニメを事前に観ました。松村北斗さんや他の出演者も良かったけど、水野さん役の木竜麻生さんがいちばん雰囲気出てました。アニメではセリフはほとんど無かったけど、映画では3話を膨らませて描かれていたので水野さんの出番もあった。最後には貴樹が眼を見て好きだったところを伝えてくれたし、実写で水野さんは救われた感があった。
水野さんの家で彼女は半パンで解放的なのに、貴樹はコミュニケーションをとろうともせずに素っ気ない態度なのが辛かった。彼女から別れを引き出したいからだ。
10年以上会ってない人に久しぶりに会うのって、とっても緊張します。まさに私がそんな状況になりました。午前中に映画を観たあとは「貴樹、こじらせすぎ」と思ってました。でも夕方に10年以上会ってなかった友達と会う約束が有り、待ち合わせのお店に居るだけで逃げ出したくなって貴樹の気持ちがちょっとだけわかりました。
ちゃんと約束の場所に行って確認した貴樹は偉いです。「話がしたかった…」って、まさにそうなんですよね、久しぶりに会って話をすると、年月を飛び越えて「会えて良かった。ありがとう」って心から思えたから。
貴樹は好きな宇宙に関する仕事も得たし、理解してくれる大人達もいるし、きっと幸せになれると思う。
明里はしっかり幸せつかんでメルボルンかぁ〜。でも明里の内面は貴樹に影響されてるから、ある意味貴樹の勝ちだと思う。
劇場に4年生くらいの男の子二人が入っていたけど、すぐに飽きて走りまわった挙句に退場してたので、子供は合わないと思う。大人の私もちょっと微妙なところ。
【追記】なぜ微妙に感じたのかずっと考えていたんですが、ある方のレビューを読んでわかりました。「最後にアニメに居ない人物から、貴樹が明里の気持ちを聞かされる」からです。プラネタリウム(と館長)の使い方が違和感だったんですよね。貴樹がプラネタリウムで館長に気持ちを吐露した時に、館長がぶっ込んできたのがあり得なかった!!そして「その人はそこの席に座って…」と、大人の貴樹と明里が初のツーショット(後ろ姿)で銀河が映る。と、綺麗に着地させました〜って感じが嫌っていうか、微妙でした。あの明里の後ろ姿が怖くもあった。プラネタリウムは光学式の星空にして欲しかった。アニメを観ていたからかな、山崎まさよしの曲の使い方も全く違うものになっていたから。
これは呪いだ
思春期のドラマティックな体験に呪われた男子と、さっさと前に進んでしまった女子の温度差が残酷。二人の世界から早々に退場してしまった明里の成人パートは全て蛇足です。まさか二人を邂逅させないだろうと思いつつも、そちらへのミスリードも過剰でウンザリ。
約束の場所に行くシーンを入れたせいで、最後の線路のシーンがぼやけてしまいこれも残念。
説明が欲しい人には好評なのだろうが、自分は何も響かなかったな。アニメを見直すと、心を揺さぶるには説明は無用であることがわかる。
"当時の出来事は今の日常の原点"
初日に見れるなんて!最高でした!
アニメ版では自分が思っていたストーリーじゃなかったからか腑に落ちなかったけど、今回実写を見てアニメで描いていたその後の2人の人生を見れたという気持ちで、すごく腑に落ちた。
この2人ならこの選択をしてこういう人生を歩むんだろうっていう私の考えと合ったからなのかもしれないけど、とにかくとてもとても良かった😢
お互いにとって人生のターニングポイントとなる出来事で、お互いのことを思い合っていることに変わりはない。
けれど女性視点だと、その出来事を胸に前に進んでいて、男性視点だとその出来事が胸にあるからこそうまく前を向けていないのかなと感じた。これは単なる人としての違いなのか、男女の違いなのかといわれたらわからない。
キャスト陣の演技がとても圧巻で、松村北斗は素晴らしいし高畑充希の演技と声質とても安心する。
森七菜の恋する女子高生が可愛すぎる、わかりみが深い。
ラスト30分くらいがほんっとうに良過ぎて涙でした❄️
one more time, one more chanceがヘッドホンの音漏れから流れ始めて、貴樹が電車を走って降りるシーン。ふたりの運命が動き出したと思った。ここからのシーンは本当に素敵過ぎて目を奪われた。
こうやって誰かのことを思い合いながら生きていて、でも決して会うことのできない存在って人生の中でとても大きな価値のあるものだと思う。とても素敵な作品で、アニメよりも大好きな実写作品でした
映画館で見れて本当によかった、大好きな作品になりました❄️🌸🍂💫✨
映像詩的でありながら、ドラマ部分もとてもよく出来ていて、ほのかな感動があり、今年1、2を争う傑作だと思う。
新海誠監督のアニメの実写版。これがよく出来ている。
松竹のプロデューサー奥山和由の息子の奥山由之が監督。
アニメは見ていたが、10年以上前でほぼ内容は忘れていた。
だからよかったかもしれない。
とても自然で、いい映画になっていた。
監督は、写真家としてのキャリアもあるらしく、映像の作り込みが素晴らしい。いい意味で確かにアニメの実写版ということを実感した。ところどころアニメと同じ構図で、同じカットつなぎだったりする。それがアニメファンにとってはうれしい。
その一瞬一瞬を撮るには、かなり時間をかけたであろうことは想像に難くない。いくらCGで作り込めるとしても、時間をかけて(季節をかけて)撮影されたことが画面に表れている。
特に小学校、中学校時代の主人公二人の描写は、とても繊細にカットを積み重ねて生き生きと描かれていた。この時代が肝なので当たり前だが、素晴らしい。
ドラマ部分は、シナリオがよくできていた。アニメ以上に感慨深く静かな感動があった。
すれ違いの切なさと、あの中学時代の別れに込められた想いに泣ける。さめざめと泣く松村北斗を観ながらこちらも涙が止まらなかった。
主役の松村北斗、高畑充希、小中時代の上田悠斗、白山乃愛など、役者はみんな良かった(ほんのちょい役の戸塚純貴もよかったし)。そしてそれぞれがいつもと違う顔をしていた。その点も素晴らしい。
特に森七菜は、最初気づかなかった。で、森七菜がとてもいい仕事をしている。森七菜は、今年「ファーストキス 1ST KISS」「フロントライン」「国宝」と、脇役で印象深いいい仕事をしている。
あと久々の宮崎あおいが、落ち着いた大人の女性を爽やかに演技をしていた。
映像詩的でありながら、ドラマ部分もとてもよく出来ていて、ほのかな感動があり、今年1、2を争う傑作だと思う。
あなたは今、幸せですか…?
当代アニメーションの騎手となった新海誠。
一般的な知名度は『君の名は。』からだろうが(『ほしのこえ』から注目していたと言うあなたは通!)、その『君の名は。』の原型と言われるのが、2007年の監督3作目。
男女のすれ違い、繊細な心情描写、美しい映像とそれにマッチした音楽…。『君の名は。』の原型に留まらず、新海誠のスタイルを確立させた作品と言えよう。
1時間ほどの中編。全てが完璧に纏められ、私も見たのはだいぶ前だが、魅了された事を覚えている。
満を持して実写化。それもオリジナルや新海人気の賜物だろう。
期待や気になると共に、不安要素もあり。あの完璧な作品をどう…?
私と『秒速5センチメートル』の再会は…
実写化のニュースは元より、キャスティングや続報に驚いた方も居た筈。
松村北斗と高畑充希のW主演。まあある程度役の予想は付くが、でもオリジナルって小学生時代から始まる話。この二人が主演で推されるという事は…?
1時間の中編から2時間の長編に。という事は…?
実写化お馴染みのその後や+αの新規エピソード。
やはりこれがね…。
オリジナルではあんなに作品世界に吸い込まれたのに、途中途中挿入される新規成人エピソードが完璧だったバランスを崩してしまっている。
またオリジナルは章仕立て。本作は時間軸が交錯。これが想像以上にややこしい。見ていて、誰と誰が同一人物…? 誰と誰が繋がっている…? と迷子になりかけた。
松村北斗と高畑充希の好演は素晴らしいが、それを以てしても…。
なので序盤はちと入り込めなかったが、持ち直したのは小学生時代~高校生時代のアニメ再現エピソード。
オリジナルでは第2章に当たる種子島の高校生時代。
高校時代の貴樹役の青木柚の好演、彼に想いを寄せる同級生・花苗役の森七菜の魅力。夕陽の空、ロケットが打ち上げられるシーンの美しさ。
それらもいいが、しかしやはり、最も心に残り、私も本作に入り込めたのは、小学生時代のエピソード。
共に転校生で、クラスから浮きがちで、精神面が似通っている貴樹と明里。他愛ない話や天体への興味で気が合い、親交を深める。
親の都合で明里は中学前に栃木に転校。東京と栃木で文通。ほどなく、貴樹は種子島へ。栃木と鹿児島。また一段と遠く離れる前に、栃木の岩舟駅で会う約束を。貴樹は電車を乗り継ぎ岩舟駅に向かうが、途中雪で電車が停まり立ち往生。待ち合わせの時間はとっくに過ぎ、やっと岩舟駅に着いたのが深夜近く。こんな寒い雪の夜遅く。もう待ってる訳がない。それでも待合室に向かうと…
松村北斗も高畑充希も森七菜も宮﨑あおいも足元に及ばない破壊力抜群の胸キュン。
上田悠斗と白山乃愛の初々しさ、いじらしさ。
だから雪の桜の木の下でのアレも許しちゃう。
幼き頃の二人に救われ、成人エピソードも魅力的になってきた。
あれから16年。共に30前。
システムエンジニアとして働く貴樹。同僚との交流は無く、秘密裏に同僚女性の理紗と付き合っているが、無気力。転職でプラネタリウム館へ。
書店で働く明里。毎日を平凡に。
鹿児島と栃木で遠く離れた筈だが、今同じ東京に居る事を知らなかった。あのプラネタリウムでのニアミス…!
貴樹が種子島時代、親交のあった花苗。その時会っている花苗の姉・美鳥と再会。美鳥が仕事を介して親しいのが、明里。
こんなにも近く…!
お互いうっすら存在を感じる。
気付けばその日になっていた。あの桜の木の下での再会を約束した、地球が小惑星の衝突で消滅する筈の2009年3月26日。
地球は滅びなかった。
それを望んだのか、望まなかったのか、夢見たのとは違う人生が続いている。
ふと思い出す時がある。あの時の事を、あの時の空気を、あの時の感じを。
あの人はどうしているだろうか。幸せにしているだろうか。
それを確認したいなんて、野暮過ぎる。
今会って何になる…?
それでも、それでも、何かが変わるかもしれない。きっかけになるかもしれない。自分の中で何かが…。
貴樹は電車を飛び降り、あの桜の木の下に向かう。
そこに掛かる、山崎まさよしの名曲『One more time,One more chance』。
米津玄師による本作の為のニュー主題歌もいいが、やはりこの曲にはグッとさせられる。奇しくも山崎まさよしが先日、病気でツアー中止を発表したばかり。本作からのオマージュとリスペクトでエールを。
あの時のようにまた雪で、変わらぬ美しい桜の木。
夜の静けさがまた美しさ映える。
待つ貴樹。
ここで再会して欲しかった。
君は、来なかった…。
再会を願った。それを望む自分がいた。
一つの思い。
明里には今、付き合っている人がいる。
明里もこの約束を忘れてはいなかった。でも…。
会わない事こそ彼への幸せの願い。私や約束の事など忘れて、幸せであって欲しい。
これもまた一つの思い。
あなたは今、幸せですか…?
最初はもたつきあったものの、アニメの魅力を損なわなかった奥山由之の手腕に、また一人注目の新鋭監督登場。
そんなに都合良く人の繋がりあるか…? いや、あるのだ。実際に。私も仕事先の人が偶々、子供を通じてプライベートの友人を知っていた。前の仕事の同僚が何と、ご近所。
世間は狭いとよく言うが、人と人の縁や繋がりは無限。天体のように。
タイトルは花びらが落ちる速さ。
本作には他にも科学的例えがある。
人が人生で会う言葉は約5万語。
人と人が出会う確立は0.0003%。
科学的に検証するとそうなのだろう。
が、それらは科学では証明出来るもんじゃない。
人と人の出会いは、繋がりは、運命は、必然なのだ。
見逃した言葉をもう一度観て確認しないと
貴樹が掲示板に貼った言葉は?
色紙の宮崎あおいの言葉は?
(誰か分かる方コメントで書いてもらってもいいですよw)
アニメ版も公開時にも観ておらず、実写版の予習として観ました。アニメ版が端折った?ところの補完、アニメ版と違う展開もあり、なかなかよくできたリメイクでした。
貴樹の今カノが、子供のときの明里に似ているように思いましたが、顔で選んだ?www
最後まですれ違って再会しないエンドは変わらないけど、アニメ版と違って貴樹は前を向いて進んでいく感じなのも良き。
秒速5センチメートルを作ってくれてありがとう
「秒速5センチメートルを作っておいてよかった」と新海誠監督のコメントがあったけれど、この度私から両監督へ改めてお礼を申し上げます。秒速5センチメートルを作ってくれて、本当にありがとう。
元々大好きな映画だったけれど、年を取るにつれ、こういう映画に感動することはできないだろうなと思い込んでいた。切なくドラマチックにすぎるし、目に見えないものに心を動かされる感傷やそれらがもたらす物語を信じる気持ちがなくなってきていたから。新海誠監督の名前を見かけるたびに秒速5センチメートルのことを思い出していたけど見直すことはなく、たまに山崎まさよしの主題歌を聞き直すくらいだった。下手に映画を見直してーーそして今回の映画を見て、この作品をもらった感動を否定することになりそうで怖かった。
でも、映画館に飛び込んでみて本当に良かった。作品はだいぶ現代的にリメイクされているのを感じたけど、根幹にあるのはやはりあの秒速5センチメートルの世界だ。イノセントで光に満ち溢れた過去。それを引摺り、いまを肯定しきれず、何を求めているのかもわからずにさ迷う現在。王道なストーリーだけど古くさくなく、主人公もいまっぽい人物像でリアルで共感できた。アニメだとずっと過去に囚われた印象だった。でも、この映画ではそこから少し前へ、いまを生きようとする意志が垣間見える。それがあの踏み切りのシーンに持ってきたのがアニメとの差別化もあってほんま尊い。主人公がその心持ちになれたのもプラネタリウムのシーンで、明里の気持ちを、心を開いて話した館長から伝えられたというのが、物語として美しすぎる……。
いくつもの偶然が絡み合いながら、その偶然によって再会も遠のく。そういう流れがあったからもしかしたら桜の木で再会するのかとミスリードされていた感もあった。そこの裏切りや、明里は一足先に貴樹の存在に気づいていたのに、あえて会わなかったのはそういうことか、と。「貴樹くんなら大丈夫」で泣いてしまった。映画館で涙を流したのは初めてかもしれない。決して恋や愛を求めていたわけじゃない。ただ、生きていくのに必要ななにかを取り戻したくて、それが明里のその言葉だった。そこが現代的にリメイクされていると感じた点の一つだったし、同世代かつ同じことを感じていた自分にはめちゃくちゃ刺さった。かといっていま過ぎるわけじゃなく、スマホもない時代に調整しているのもバランス感覚がいい(1991の伏線にも合わせているのだろうけど)。それだとまたこの物語の質が変わっただろうなという気がする。
改めてありがとうございました。秒速5センチメートルをずっと心のなかにしまっておいてよかった。
見えないものを見ようとして
アニメの方はリアルタイムに観ていて
新海誠さんの作品って…ほら…ね
結構抉られて
でも忘れられない映画となっていました
今回まず松村北斗さんの起用ってのが
いやぁピッタリ!
そして山崎まさよしさんのあれもそのまま使われる、ということで
音響の良い映画館で観てきました
そしてやっぱり抉られてまいりました
実写の方がまだ救いはあったけど…
明里がプラネタリウムのパンフレットに彼の名前を見つけるあたりは
(ちっ…要らねぇよ)と思ったのは私だけでしょうか
俳優さん、子役の方も
みんなとても横顔が綺麗で新海誠さんの世界観に映えていて
種子島の時の青木柚さんの横顔と松村北斗さんの横顔のリンクが美しかったです
追記
種子島での森七菜さんの前髪を何度も触る仕草がほんとに可愛らしかったです
惜しい!
かつて存在した家電量販店さくらや、PHSを使うなど監督の当時の再現への拘りを感じられた一方、電光掲示板に15両と表示していたはずの宇都宮線が3両だったり、小山駅が明らかにパチものと分かる手抜きさにはがっかりした。
カボチャ電車を使う拘りがあるなら、あの小山駅両毛線ホームの無機質感や、空腹を感じて駅そばを眺める描写もきちんと再現してほしかった。架空の駅なら別にいいけど、実在するのだから。
あと、種子島パートの澄田の心の描写が弱いかな。貴樹を好きになったきっかけ、不可能に近かった高校受験を頑張った描写、何故サーフィンに拘ったのか、貴樹が自分に向いていないと悟るに至った経緯、全てが分かり辛い。
原作を知っているから脳内補正出来たけど、初見だったら澄田が一方的にフェードアウトしただけに見えたと思う。
まぁ色々書きましたが、全体的にはよく出来ていたと思いましたし、見て良かったですよ!
映画に潜んでいるメタファー
3回鑑賞しました。1回目では、映画の持つ意味を受け止めきれず翌日に2回目を。それでもまだ十分理解したように思えず、1日空けて3回目を。
どこまで自分の中で消化できたのか、理解できたのか、甚だ心許ないところですが、感じたことをここに残したいと思います。
この映画では、貴樹と明里に関するメタファー、つまり、作者からのメッセージのようなものがいくつか潜んでいるように感じられました(あらかじめ言います、間違っていたらスミマセン!)。
一つは、ボイジャー1号と2号。この2つは、遥か昔に地球から旅立ち、もう二度と交わることはなく、それぞれが果てしない旅を続けて行く、と説明されています。あの時別離し、あるいは旅立ち、どこかに向かおうとしている2人のことを表しているように思えてなりません。ただ、それは決して孤独な旅路ではないともいえそうです。それぞれ「ゴールデンレコード」を抱えているから。地球での様々な言葉などを詰め込んだ「輝かしい記憶」であり、ボイジャーが未知のものに出会う時、自分を助けてくれるもの。2人が交わした言葉、好きな景色、その時の想い、そのような「輝かしい記憶」がある限り、新しい世界でも2人はきっと大丈夫、というメッセージなのではないかと。
もう一つは、太陽と月。これは小学生の時の2人の会話から明らかですよね。劇中、月が何度も登場します。大人になった明里がベランダで月を見ているとき、電車から月を見上げるとき、貴樹のことを、自分を照らしてくれる太陽のことを、いつもぼんやり考えていたのでしょうか。そんな時、貴樹は月が空に見えているにもかかわらず、対照的に、下をみて携帯でメールを書いているのですから、まったく心は通じていませんよね(笑)。プラネタリウムで登場する「月はかたちを変えてあなたを見守っています」というポップ(書店にもあったかな?)、そのような明里の貴樹への気持ちを表しているようにも感じられます。
これらのことが明里の気持ちを本当に表しているとすれば、当初、冷たいなと感じた、貴樹に対する明里の想い、想像以上に、深く、優しく、強いものなのではないかと、ある意味では貴樹以上に想いを持ち続けているのではないかと。この映画は、決して「片思いの男の物語」などではなく、それだけ愛された「幸福な男の物語」ともいえるのではないだろうかと。
そう思えた時、自分自身でもこの映画をようやく受け止められるようになりました。
繰り返しですが、ここに記載したこと、すべて間違っているかもしれません(笑)。そのときはごめんなさい。あくまで一つの解釈としてご参考になれば、と思います。
この映画には、他のメタファー、何かのメッセージが潜まだんでいるかもしれません。皆さんも探してみてはいかがでしょうか。私もまた映画館へ探しに行ってくるつもりです。
なんかモヤモヤ
原作(映画?)未見。
主人公の考え方なのか監督のそれなのか、運命とか奇跡とかに頼りすぎ。なんも行動してへんやん言う感じで見ていてずっとモヤモヤしとった。
しかもハッピーエンドちゃうし。
アレがハッピーエンド言う人には楽しめんねやろか
俺には合わんなぁ
期待度△鑑賞後の満足度○ 原作アニメほどは感動しなかったけれども、2時間の映画にする為の脚色に付け足し感がなく世界観を壊していないので安心した。松村北斗の上手さにも驚いた(喉仏の大きさにも驚いたが)
①私は原作アニメの『秒速5匹センチメートル』が大好きである(新海誠監督作品では一番好きだと思う)。だから実写化なんて、もし原作アニメの世界観を壊されていたらたまらない、と思って観に行く気は無かったのたけれども、目に触れる記事から(細かく読んではいないけれ立ち尽くしているど)評判が良いようなので、鑑賞する気になりました。
②喪失感から人生に立ち尽くしている主人公を松村北斗が好演している(同じに名字だからといって甘いわけではありません)。
朝ドラ『ばけばけ』で変わってしまった時代・世界に立ち尽くしている父親を演じている岡部たかしが本作に出演しているのはご愛敬(勿論たまたまでしょうけど)
原作アニメはそこまでの描写で終わっているけれども(だからやるせないような甘酸っぱいような余韻が残るのだが)、本作はそこから先の主人公が一歩踏み出すところ(新しい自分)まで描いている。
ただ、一歩を踏み出した主人公にたちまちパートナーが出来るようなあるあるの都合主義の甘い展開ではなく、また喪失感を味わうことになるビターな展開が良かった。
されど、プラネタリウムのプログラミング・アナウンスという新しい道を暗示して終わる(そして子供時代の夢に近づく)前向きなエンディングになっている(これはこれで良いと思います)。
そういう意味では、冒頭が主人公が新しい人生を踏み出すば場所を訪れるシーンから始まっているのは構成として上手い。
③高畑充希は、私が原作アニメから受けたヒロインのイメージとはちょっと違うので評価としては微妙。
④宮﨑あおいも好助演。しばらく見ない間に若くてはつらつとした女の子から落ち着いた大人の女性になっていた、という感じの驚きがあった。
ただ、主人公の高校時代の先生が、大人になったヒロインの上司だという設定は偶然が過ぎるだろうという印象。
⑤映像は確かに美しいけれども、演出の方は悪くはないが映像におんぶにダッコしているのか、特にこの監督ならではの演出の特色や味があるとかというわけではなく普通。
映像が美しかったです
現代パートからまず高校編になった時は、え?となりましたが
後半に岩舟駅のエピソ-ドを持ってきて現代に繋げた事で
貴樹の心情が、より深く共感できるものになっていました。
前へ進みだす事ができた貴樹の表情が憑き物が落ちたみたいに
晴れやかになっていて松村北斗さんの演技に感服しました。
白山乃愛ちゃんが初恋の人の理想イメ-ジにピッタリでとても
良かったですね。
映像も美しくて実写化成功だと思います。
良いリメイク
すかしててナチュラルに回りを見下していて、
鼻持ちならないけどなんか可愛い子は寄ってくるという、
村上春樹的主人公は、どっかに生息してはいるんだろうけど、
僕らはだいたい、ヒロインにバーカと言われた、
モブ小学生の立場で、あんな淡い思い出なんてないのだけど、
なんとなくノスタルジーを感じてしまうのが不思議だ。
大事な一言を失ってしまった30の男が、
昔の一番美しい思い出に、
たったひとつでいいから言葉をかけてほしいと願うのは、
今作ならではの素敵なテーマだと思った。
別に再会して結婚したいとかじゃないんだよね。分かる分かる。
でも本来それはかなわないもので、
やっぱり自分で見付けないといけないものだけど、
今作救済措置として、人づてにその言葉をいただいて救われる形になっている。
そこがなんか安易でもったいないなと。それさえなければ満点だった。
あとアニメだと途中からヒロインに別の男をあてがっているけど、
今作はそんな気配ださずにいきなり歩道橋で露見させたから、
変にギャグっぽくなっていて、いらないシーンに思えた。
間をとってほしいところでさくさく先を急いだり、
盛り上がるシーンで(原作のBGMかかるとことか)
イマイチ盛り上げ切れてくれず、映画としては作り慣れてない感じがあったけど
総じて良いリメイクだったと思う。
きっとこの先も大丈夫だと思う、絶対
泣く気満々で行ったけど、期待に違わず泣けました。
2007年公開のアニメは、映画の映像のようでしたが、今日のはアニメのような雰囲気の映画でした。米津玄師の「1991」をはじめ,劇中の音楽もとても良かったです.
また,とにかく俳優陣が素晴らしかったです。特に 森七菜と明里の子供時代の二人が特に良かった。
帰ってから、prime videoでアニメ版をもう一度観てみました。映画はアニメをほぼ包含しており、時間が1時間くらい長くなっています。膨らませたところは、小惑星1991EVの話と,これでもかというくらいの、すれ違いシーンの連続の部分で、戦後に流行った『君の名は』みたいです。すこしやりすぎの気がしました.
貴樹(松村北斗)には,小川館長(吉岡秀隆)に告白して号泣した後に,理紗(木竜麻生)にきちんと向き合ってほしかったです.そして,二人で踏切を渡っているときに,むこうから明里が来てすれ違うのだけど,振り返らないでエンディングだとよかったのに.
ところで,ちょうどいま新海誠監督を見出した大槻貴宏(ポレポレ東中野代表)が,東京新聞朝刊の「私の東京物語」を連載していますけど,やはり,新海誠は天才ですね.
秒速5センチメートルジャーネー
【所感】
※ネタバレ注意報
アニメ版は未見です。
全体的に、映像はCMやプロモーション映像のような雰囲気、
そしてノスタルジックな粗い映像。美しいとは思います。
でも、美しさばかりが続くと、次第に眠気を誘うようでもあり、
物語は平坦で、盛り上がりや弱く、映画に惹かれる点が弱く感じられました。
主人公の未練や女々しさには共感できず、
「わざわざ実写化しなくてもよかったのでは」と思ってしまいました。
松村北斗は、妙なヘアスタイルで、違和感。滑舌はよいですね。
若い時の江口洋介に似ています。
高畑充希はミスキャストと思いきや、後半でなるほどね。
森七菜さんは、国宝では損な役回りでしたが、今回は好演でした。
ただし、彼女の登場シーンは物語の流れに大きく寄与しておらず、
なくても成立したように思います。子役の2人は好感度ばつぐん。
全体としては、映像美に支えられたポエムのような映画である一方、
救いのない展開にもどかしさを覚え、
せっかく夢や希望を求めて映画館に来ているのに、というような後味でした。
それでも、もともとのアニメ版を見てから、
あらためて本作を振り返ると、
もともと描こうとした主旨が理解できるかもしれません。
機会があれば、原点であるアニメ版も見てみたいと思います。
いや、見ます。いま、DVD、Amazonで注文しました。
10/16 酔爺
見返すと完成度の高さに驚く。
やはり、実写化映画なので原作に対して脚色された部分は多いですがその点も問題なく上手く解釈されて付け足されているので不快感はありません。
特に良いと感じたのは子役のふたりの演技です、非常に上手に演技しており、良かったです。
原作は3パートに別れてますが、各パートだいたい20%ぐらい付け足されてるでしょうか?
成人パートの60%ぐらい付け足されてると思います。
映画鑑賞後、まぁこんなものかと思いました。
ですが、ここからで帰宅後再度アニメバージョンを鑑賞した結果。
非常に良すぎる付け足しで作品であると認識しました。
各キャラ、各シーン、解釈加えはもちろんありますがどのシーンも実写化にあたりよりキャラクターの心情を表しているようになっていると思いました。
正直映画鑑賞時は80点でした、アニメを振り返ると正直95点です。
もっかい見に行きます。
とってもいい映画です。
ちなみに森七菜さんと幼少期役の上田くんと白山ちゃんの演技がとってもいいです。今後に期待してます。
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