秒速5センチメートルのレビュー・感想・評価
全546件中、161~180件目を表示
初恋は実らないってやつ(?)
“この人と出逢う為に生まれてきた”って言葉があるけど
そんな感じの作品だった
ただ出逢うのが早すぎたんだ
電話もなく文通で繋がっていた時期
約束の時間より大幅に過ぎ
不安と少しの期待が入り交じり
でもそれが運命的な1日へと変えて
未来に希望を持った者と
過去のキラキラした日々が拠り所だった者と
“好きだ”と思った時に
“好きです”って直接言うのは案外難しくて
片思いしてた彼女のあの涙は悔し涙だったのかな
あの時間は取り戻せないものじゃくて
自分の好きなモノ、日常にしていいんだ
綺麗な空が景色が空気感がこれでもかと詰め込まれた一時だった。
“君の声が聞こえたような気がして”1991
「モテモテ主人公」を見たくない方はスルーして!
女優陣が全て最高!!
すれ違いまくる
新海誠監督の原作アニメを観て久しく、あまり覚えてなかったので、新鮮な気持ちでの観賞でした。新海アニメの特徴でもある風景やお天気の美しさやリアルな街の描写などが実写でもしっかりと描かれていて、観ていてうっとりしてしまいました。アニメ版でも印象的だった山崎まさよしの「One more time, One more chance」が物語にシンクロしていて、感動的でした。「これでもか!」というくらいすれ違いまくる展開ですが、俳優陣の演技力と奥山由之監督の丁寧な演出により、とってつけた感はギリギリ免れていたように感じました。主人公・遠野貴樹役の松村北斗もはまり役だったと思います。とりわけプラネタリウムのナレーションの声の響きがすばらしくて、とても臨場感がありました。子役たちの演技もすばらしくて、想い出が記憶の中で美しくなっていく感覚が巧みに映像化されていて共感しました。幼少期の篠原明里を演じた白石乃愛ちゃんとか、ちょい役ですが堀内敬子とか木竜麻生とか、整然とした美的統一感のようなものを感じました。
その言葉でその人を思い出すんだね…
笑いどころは一切無し
・つまりまったく感情移入できない。
笑いどころがあるから、悲しい展開も一緒に悲しくなれる。それが良い作品だと思う。しかしこの映画に笑いどころは一切ない。
・口数は少ないがなんかモテてる"俺"と、なんか俺のことを好きになってくれてる女とのやりとりを一方的に見せられ続ける。苦しい。
ドラマドラマしていないと言えば聞こえは良いが、ここまで視聴側がほっとかれると、もう何が起きてもどうでもいいと言うか、野郎がどうなろうが知ったこっちゃないな、と思ってしまう。ラストで刺し56すくらいの展開があればまだ良かった
・ボソッと何かを言う、会話に被せて言う、みたいなシーンが何度かあり、不快でしか無い。リアルにみせるアドリブなのか台本なのか分からないが、違和感しかなく、作品を汚してるだけだ。
・高畑。国宝の時もそうだったが、別に高畑ならくれてやると思ってしまう。いなくなっても悔しく無い。
ちゃんとオーディションをして新しい女優を発掘して我々に見せてくれたほうが作品のためにも世のためにもなることでしょう。
原作未視聴、未読です。 プロットや映像だけならもう少し星を少なくし...
アニメと同じ映像美で、すごく良かった。 松村さんの横顔が、鼻筋高く...
アニメの感動した理由がわかった。
入り込めず。。
アニメは見ていませんが、大好きな松村北斗さんが出ているので観てきました♪
う~ん。入り込めなかったなぁ。だけど多分状況や境遇が自分と重ねられる人には刺さる内容だと思います。遠藤貴樹役の松村北斗さんは「夜明けのすべて」「ファーストキス 1ST KISS」で素晴らしい俳優さんだと思って次作品を期待しているのですが、今回はナレーションもファーストキスの時と重なりダメでした(-_-;)情緒をかもしだすこの役は難しかったのか…やはり高畑充希さんはさすがでした。役が浮いていなかった。映像に馴染んでいました。良い感じにわざと個性を消しているような気がしてストーリーの明里という役の世界観を俯瞰して自然にそこに立っている気がしました。
森七菜ちゃんも半端なく上手かったです。フロントライン、国宝といい素晴らしい役者さんに成長されている気がしてちょっと鳥肌モノでした。そして子役(今もだけど)の白山乃愛ちゃんは昔から可愛すぎて儚くて、演技も上手くて注目していましたが…とても素晴らしかった。
会社の同僚役である木竜麻生さんも美しい。今回はダントツ女性陣たちに大きく支えられていた気がします。作品そのものは長く感じて辛かったですが、隣のお姉さんは泣いていたのでやっぱり刺さる人には刺さる。本当に偉そうですみません。。
余韻が残る映画
アニメとは違う?
アニメの貴樹のあの鬱鬱とした面倒臭い捻くれた感じが実写の貴樹にはなくて、えっ!そんなこと言うの?そんな行動とっちゃうの?と思いながら見ていたのですが、顔のアップがやたら多くて察しました。これはアイドル映画なんだなと。
それなら、あの重苦しい鬱鬱した貴樹ではない方がいいと納得!
なので、アニメを見て感じた貴樹への不快感が全くなくなっていて貴樹に対してイライラせず見れたのですが、実写でもあの感じの貴樹を見て自分がどんな感情になるのかを知りたかったので、それが少し残念に思ってしまいました。
でも総じて見やすかったので、アニメを見てないから見るか迷ってる友達には良い映画だったと勧めました。
あと、アニメで好きだったコスモナウト。
その話に出てくる花苗を演じた森七菜さんが素晴らしかった。完璧だった。
見るのを迷っていましたが見に行って良かった!
呪い
大人の恋愛映画
駄作だが、原作のあまりの偉大さで感動作に
原作アニメを超えるような実写化は相当な名監督じゃないと無理そうなのでハードルを超下げて鑑賞
案の定、微妙作だが原作のシナリオがあまりに偉大すぎて終盤は超感動作に観える映画になっていた
まず、映像が全体的にシャーがかかっていたりなど泣かせにきてるのが見え見えで超鼻についた
全てのシーンが安っぽいCMとかMVみたいだなと思って観てたがやはり監督はそちらのジャンルをこれまで撮影していたのか
原作にある芸術感が一切無くなってしまっていた
主演にイケメン俳優を使うのも商業的には仕方無いが作品として説得力が落ちる要素にもなるのでどうかと思う
役者では子役と宮崎あおいさんに相当助けられていたと思う
前半の子供時代以外のパートは大人時代と中学時代で役者が変わってたりあまりに役者の感情が平坦に感じて多分、初見の人は登場人物の関係性がちゃんと理解できなかったんじゃはいか
前半のストーリーは極めて退屈で説明不足すぎた
ただ、やはり終盤はさすがの展開で涙無しでは観れないが、それはほぼ原作の力でしかないように観えた
全体的に原作頼りで映画としては微妙作だった
実写だとより痛々しい初恋の呪縛
アニメ版の公開は2007年で観てはいるのだがすっかり覚えていないままに、本作を鑑賞した。原作はこんなにストレートで分かりやすい話だったかという印象だったので、あらためてアニメ版を見比べて見た。
そもそも新海誠監督の原作アニメは約60分の中編でしかも3話のオムニバスだ。それを2時間の長編にしているのでかなり映画オリジナルの部分が多い。大きく違うのは映画は現代(2007年)を軸に過去を振り返る内容になっているところで、現代パートはかなり映画オリジナルとなっている。また、アニメ版は主人公のモノローグで語られる詩的な内容なのに対し映画は語りナレーションはなく、主観で物語が進むためリアリティがある。
奥山由之監督が取った手法は生身の人間が演じる映画の手法として成功している。ただ、この映画の表現としてアニメがいいのか実写がいいのかというとやはりアニメーションが適しているのではないか。
そもそも初恋の呪縛を大人になっても引きずっている男の話を断片的にポエティックに美しい絵でさらっと描いたのが原作なので、人間がリアルに演じ2時間も物語ると痛々しさがより増してしまうのだ。だから18ミリフィルムのような画質で絵に近づけたのは成功している。
なぜ、分かりやすいラブストーリーになっていると感じたかは成人した明里(高畑充希)のエピソードが挿入されたからかもしれない。そして成人した貴樹(村松北斗)は中学時代の約束を果たそうとするというエピソードも挿入された。
過去にとらわれない明里を描いたことと、初恋の呪縛にとらわれる貴樹を描いたことで痛々しいラブストーリーにしたのが原作との大きな違いであり分かりやすさの要因だ。
正直この展開は新海誠監督は意図していない。
映画版で最も好感が持てたのは種子島での高校生パート。ほぼ原作に忠実で他のパートに関連しない短編映画として観られる。
高校生の貴樹役の青木柚と澄田花苗役の森七菜が瑞々しく切ない高校生を好演している。特に森の告白したいのにできない切ない演技が出色。
全546件中、161~180件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。








