劇場公開日 2025年10月10日

「美しさに酔って、核心を見失った映画」秒速5センチメートル こひくきさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 美しさに酔って、核心を見失った映画

2025年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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こひくき
おつろくさんのコメント
2025年10月12日

共感ありがとうございます!

自分はアニメ版未鑑賞なのですが、多くの皆さんがアニメ版と実写版を比較検証していて、その方が一層楽しめる作品だと理解したので、後追いでアニメ版も鑑賞してみます。

おつろく
ひなさんのコメント
2025年10月12日

こひくきさま
共感ありがとうございます🙂

誤解を恐れずに言えば、18年前のアニメ版『秒速5センチメートル』の存在は、ある意味「初恋の人」なのではないかと思っています。

宮﨑駿監督が新海誠監督を認めたように、新海誠監督が奥山由之監督を認めていることが、何よりだと思います🫡

ひな
MP0さんのコメント
2025年10月12日

見事な考察だと思います。私は逆に実写化に対して2000年代かなり幻滅をした経験があり、最初から期待をしていなかった分だけ評価が高くなりましたが。
原作『秒速ーー』はあのバブルの終わりの桜の舞い散るような華やかでいて、おっしゃるようにまだ手書きの手紙や長電話の許されなかった、直接個人に連絡をできないアナログとデジタルの境だったんですよね。そして便利になったはずなのに、直接つながれるはずなのに再びつながらない…二人の「時間」と「距離」は一度近づいて、また離れて、もう一度近づいたけれど、今度は便利さの中でまたどんどんと離れていく二人の「時間」と「距離」がもどかしさであり、作品の切なさでもある由縁。また3つの時代で区切られた三部構成だからこそより意識させられたのかもしれませんね。実写版は一つなぎで描こうとすることでそこに、何度も入り繰りになることで少々複雑になった感じはあります。

仮に原作を星5.0とするなら、作品としての出来だけではなく、その一方でどうしてもそこに観客が感情移入をするためのピースが、観客自身が重ねるかしないと距離が近づけきれなかった感じがしますね。

MP0
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