ヘヴィ・トリップII 俺たち北欧メタル危機一発!のレビュー・感想・評価
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Show must go on
前作は見逃してしまい配信で見てから2へ。アメリカのコメディ映画と違いくどかったり人を傷つけてなバイオレンスな笑いではなく、クスリと笑わせるネタ。ショービズ界の闇やらバンドにありがちなボーカルだけデビューネタと前作よりも複雑❓なストーリー。自分がもっと音楽に詳しければより楽しめたかも。
バンドマン同士の熱い友情にはしみじみ~
スペシャルゲストみたいな形でベビメタが出ていて英語力がありびっくり❗️
続々編もありそう。
刑務所
自国の刑務所いじりから物語が始まり、刑務所いじりで終わる流れがいい。
めちゃくちゃな本作の骨組みになっている。
肝心なギャグは一般人でもわかるものから、メタルネタまでカバーされている。
堅実で映画への理解が深いメタルファンの素晴らしい映画だった。
【”インペイルド・レクタム(直腸陥没)来たりてヘヴィメタル!君はあの超低音デスヴォイスに耐えられるか!”刑務所に収監、脱獄した彼らに伸びる悪魔の誘いと、追う凶暴な女看守を描いたおバカムービー再降誕。】
ー イヤア、マサカの”ヘヴィ・トリップ”の第二作である。ビックリ!だーが、愛知県では現在一館しか上映していないので、イオンシネマで一月三日に掛かるまで待とうと思ったが、ヤッパリ気になるので、わざわざ大都会まで行って観て来たんだよーん。ー
■前作の行いにより、刑務所に収監中のインペイルド・レクタムのトゥロ、ロット、クシュトラックス、オウラの4人。
そんな彼らの所に、商業主義&パクリ大得意のプロデューサー、フィストがやって来てドイツのフェス、ヴァッケンへの出演を5万ユーロで依頼する。トナカイ農家のロットの父が脳溢血で倒れピンチの中、彼らは脱獄を決意するのであーる。。
◆感想<Caution!内容に触れています。どーでも良いけど、一応ね!!>
・冒頭のフィヨルドに叩きつけられる大波の中、流れる曲が無茶苦茶格好良い。そこから、イキナリ刑務所内で演奏するインペイルド・レクタム。キビシイ女看守ドッケンが監視する中、彼らはダンス・ミュージックを演奏し始め、囚人たちは手に手を取って踊り出す。
だーが、ドッケンが居なくなった途端に、怒涛のデスヴォイスヘビーメタルを演奏する4人組。ドッケンが戻って来てバシバシにヤラレルも”サビまでもう少しだったな。”だと。クスクス。
・で、彼らはドッケンから鍵を盗んでロットがそれを呑み込んで、脱獄する。相変わらずおバカな脱獄シーンである。クスクス。
・今作では、商業主義に染まったプロデューサーフィストと、彼がプロデュースする商業主義に染まってしまった有名ヘヴィメタルバンド“ブラッド・モーター”がじゃじゃーんと登場するが、ブラッド・モーターのボーカル、ロブの超絶低音ヴォイスが凄い。
なんたって、声を発する度にガスを吸っているのだが、何じゃらほい?と思ったらヘリウムガスだそうである。それで、あの超絶低音ヴォイスかーい。クスクス。
■フィストの誘いをキッパリ断るクシュトラックス(元、図書館員で刑務所でもヘヴィメタルの本を貸し出している。)がヤッパリ格好良い!と思ったら、ナント日本の女性メタルダンスユニット「BABYMETAL」の演奏を聴いて、気にいっちゃったみたいで足でリズムを取っているシーンも可笑しい。
- 「BABYMETAL」のムッチャ格好良い演奏シーンが観れてとても嬉しい。世界に認められたジャパニーズガールズメタルバンドだからね!今作の監督が彼女たちの大ファンで、直に出演交渉をしたそうである。-
・彼らを執拗に追って来る女看守ドッケンもどこか可笑しい。愛車を盗まれて延々とインペイルド・レクタムの4人組を追って来る姿。
<そして、何だかんだ在りながらも、ブラッド・モーターのボーカル、ロブはヘリウムガスを吸わずにフィストに何を言っているのか分からないがモーレツに抗議し、超絶低音ヴォイス周波で、フィストを溶かし(何じゃそりゃ!)インペイルド・レクタムは解散の危機を乗り越えて、自分達の硬骨のメタルを貫くのであーる。
今作は、インペイルド・レクタムが商業主義の誘いをキッパリと断り(ホントは色々有って、解散しそうになったけど。)リアルなヘヴィメタル道を進む姿をコミカルに描いた作品である。>
■尚、お兄さん、私を含めたオジサン(一名、ギターケース持参!)は随所で笑っていたが、後ろの席のおねーさん二人は、一切笑いなく俯いて劇場を出て行った事を敢えて記載する次第であーる。
Chocolate
前作が見た事のない映画ジャンルを開拓しており、めちゃくちゃメタルな見た目なのにめちゃくちゃ笑えるという異質なコメディが最高に面白く、予想外の続編も楽しみに待っていました。
前作に引き続き、ナイスな匙加減のバカさと音楽への愛が詰まっており、ずーっとニコニコしながら観ることができました。
前作で独房にぶち込まれたインペイルド・レクタムの面々がフェス出場(1回断った)とロットヴォネンの実家を救うために勢いそのまま脱獄するというやはり狂った導入でぶっ飛ばしてくるあたり流石やわ〜と舌を巻きました。
ダンスミュージックを演奏していたかと思いきや看守がいなくなったらメチャクチャにメタルをやり始めたり、脱獄するまでの流れがワタワタしてるのに知らず知らずのうちにうまく行ったりとどんだけ運が良いんだってレベルで危機をすり抜けていきますし、それに関しては本人たちも困惑してるってのもまた味を出しています。
入り口の看守の怒涛の勘違いだったり、クシュトラックスのメイクに1時間かかってるのに看守たちは見つけられてなかったり、アホみたいに坂を転がって行ったりとメタルな見た目からは想像できない暴れっぷりでしたし、音楽をやる時はど根性でどこでも丁寧に乱入していくスタイルを貫き通していたのも好感度ぶち上がりでした。
BABYMETALがしっかり物語に絡んできていたのが最高でした。
メタル×アイドルという異種の組み合わせをこの作品ではどう合わせるのかなと思っていましたが、こういうのに一番厳しそうなクシュトラックスが気に入ってるし足でリズム取っちゃうしなギャップがとても良きでした。
終盤の展開でも手を差し伸べてくれたりと大活躍してくれて良かったですし、さすがワールドワイドスターだなと思わせてくれました。
メジャーに行くと音楽性を変えられるというのもしっかりと体現していましたし、自分たちの作ったものが変にアレンジされたことに対して静かに怒りを抱いたクシュトラックスの行動は間違っていないよなと思いました。
プロデューサーに対してのペナルティはしっかり、というかやり過ぎなくらいやってくれるので目の前で起こってることが全くわからなかったのに何故か納得できたのが不思議でしょうがなかったです。
互いに互いを分かり合ってオンステージして終わっていくってのも彼ららしくて最高でしたし、クシュトラックスが妥協したってのも成長を感じられて良かったです。
強いていうならもっと音楽聞きたかったなぁってのと前作のインパクトそのまま持ってきたというのもあって若干衝度は抑えめだったかなと思いました。
とりあえず再び独房にぶち込まれましたが、本人たちは変わらず楽しくメタルをやっているのでそれでオールオッケーです。
また数年後脱獄してメタルしに外の世界にやってきてください。迎えに行きます。
鑑賞日 12/21
鑑賞時間 18:30〜20:20
座席V-15
まさかのバンド解散の危機⁉
メタル好きのアマチュアバンドが、フェスに参加するために奮闘する、爆笑メタルコメディ
「ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!」(2018)の続編。
刑務所に収監中でも、〈インペイルド・レクタム〉の面々は、バンド活動を行っていた。
前作で彼らを追い詰めたノルウェーデルタ部隊ドッケン大佐が、(なんと!)刑務所看守に左遷されバンドの4人に執拗に目を光らせていた。
…と、前回からのキャラも健在、6年の歳月を感じさせません。
デスメイクのクシュトラックスの拘りで、バンドの成功に欠かせないフェスへの参戦がNGに。おまけにプロモーターによるカバー曲演奏指令。
自分たちの音楽か、商業主義に迎合するのか…
メンバーたちの心は揺れ、解散の危機を迎えてしまう
そんな所に爽やかに降臨する日本のメタルアイドル〈BABYMETAL〉
どうやら、三作目もありそうな雰囲気だから、このシリーズ、目が離せない。
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