「予定調和だけどカタルシスがある。MERファンは予告を見たときに物語の展開と結末が読める。とにかくコイツらは諦めん。」劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
予定調和だけどカタルシスがある。MERファンは予告を見たときに物語の展開と結末が読める。とにかくコイツらは諦めん。
MERだから鈴木亮平さんはスーパーヒーローでやたらカッコいい。
予告にもあったが、喜多見(鈴木亮平)が「南海MER出動」と言ってオレンジのジャンパーを羽織って背中のロゴをビシッと見せる場面で、もう既にカッコいい。
あと挙げたらキリがないので省略。次。
そして今回も賀来賢人さん演じる音羽尚が厚労省の対策本部を仕切るのだが、各方面への指示と決断が素晴らしい。
MERを支える影のヒーローだ
対策本部が意気消沈して、全員がうつむいて諦めモードになったとき、音羽が、「現場にいない俺たちが諦めてどうする」みたいなセリフを言ってゲキを飛ばした場面なんて、スゲーかっこ良かった。
ゲキを飛ばす直前に、下を向いた音羽の顔がアップになったから、これは賀来賢人(音羽)来るぞーと思ったら、そのあとすぐに賀来賢人が吠えたので、「来た来た、ヨッシャー」と劇場でコッソリ拳を小さく振り上げ盛り上がった。
南海MERが屋久島へ向かう場面。喜多見(鈴木亮平)が、「屋久島には既に(搬送の)準備は整っている」と言う。喜多見の音羽への確固たる信頼感を描く場面もいい。
そしてまたその信頼に当然のように応える音羽の有能さにも感服する。
赤塚都知事(石田ゆり子 様)もMERを支える。都知事のユリコ様は神なので、麗しくカッコいい。
ライバルの白金官房長官(渡辺真起子さん)に自衛隊のC−2輸送機の手配を頼み、エクモ装備のT01(東京MERのメンバー付き)を屋久島空港へ運ぶ。
この場面なんてもう上手く出来すぎで有り得んのだが、嬉しくて拍手喝采だ。
あと、あんな大噴火なのに南海MER全滅どころか、メンバー誰も傷つかないなあと思っていたら来ましたヨ、最後に。ドデカイのが。
でっかい石が飛んでくるから、アー来る来る来ると思ってたら、なんと牧志(江口洋介さん)がやられたヨ。アッチョンプリケ。
すごい重症で、手術室の電源が落ちちゃったた時なんか、もしかしたら死者1になっちゃうのかもと思ってハラハラした。
前例があるからのう。
牧志(江口ヨースケ)死んだら森高千里さんが悲しむべえ、などと思ってたが、さすがはMER、「死者ゼロ」で決めてくれた。
MERの物語は必ず助かるって分かってるのに、危機の連続でハラハラして面白くてしょうがない。今回の噴火なんてスゲー迫力だった。
重症者は出たものの、当初の予定通り全員の命が助かってヤレヤレである。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。