トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦のレビュー・感想・評価
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とにかくカッコいい!
かつての九龍城砦での利権など様々な思惑をめぐる男達の闘い!怒涛のカッコいいカンフーに痺れる!
ストーリーを支えるバックボーンの九龍城砦の生活や人情、友情が丁寧に叙情豊かに描かれているので、クライマックスの戦いにより感情移入できる。
肝心のカンフーアクションは、怒涛の展開でカッコいい。ここまでスタイリッシュだとワイヤーアクションも気にならない。画面がワチャワチャしていて見づらい部分(菅田将暉似の兄ちゃんいつ参戦したんや?になった)もあったが、迫力があるので良し!四人の友情や共闘も良かったが、サッカーの北澤さん似のラスボスが最高にいい味だしてたので、盛り上がったと思う。お馴染みレジェンド、サモ・ハン・キンポーさんは流石です。
なお、龍兄貴のような渋オジが強いのは大好きです。それと日本にはいなさそうなイケメンが結構おるな。
お隣の国の作品としてはかなり見やすくおすすめ。
今年21本目(合計1,563本目/今月(2025年1月度)21本目)。
タイトル通りかな、といったところです。
序盤のごく例外を除いて、スラム街と化している砦…というか建物密集地の中以外に行動範囲がないのでストーリー展開が容易にわかりやすく、そのために集中しやすい映画でもあります。また、なぜか日本語ネタも出てきます(ネタバレ回避)。
香港映画なのですが、純粋たる中国映画とは別扱いらしく、中国映画で必ずといって出てくる「検閲済み」とか、妙に当局をよいしょするような部分は存在せず、ほぼ95%アクションで楽しめた点は良かったところです。
しいていえば、字幕の一部が抜けているところでしょうが、漢字文化圏である日本ではある程度推測してみることができるので、そこはまぁ良いかなといったところです(この論点が生じるのは、日本・韓国(北朝鮮)・中国・台湾・香港、およびベトナムほかいくつかの「伝統的な」漢字文化圏「以外の国で」見るときには生じる。
採点上特に気になる点はフルスコアにしています。
なお、多少なりとも行動範囲が狭い関係で「暗い」映画なので、気にされる方は前方推奨です(ちかちかするシーンは存在しない)。
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(減点なし/参考/香港麻雀で西を捨てて3人にロンされるか)
香港にも麻雀はあり、現在(2024~2025)ではより発展した日本式、あるいは中国式で遊ばれることも多いですが(実際、ゲームセンター等ではオンライン対戦ではマッチングの関係から日本式が遊ばれることもある模様)、ここでは伝統的な香港的な解釈をします。
香港の麻雀というと、これまたいわゆる雀荘で遊ぶレベルからそこらの道端で遊ぶレベルと色々ありますが、いわゆる「3役縛り」になっていることが多いです(逆に1役縛り、0役縛り(=役なしでも上がれる、ということ)も存在はする模様)。この場合、平和だけでは条件を満たしません((←日本麻雀と違い、日本以外では4面子が順子であれば頭が何であるかは一切問わないのが普通。日本だけが異なる解釈になっている)。香港麻雀に一気通貫などという役は存在しない。俗にいうハイテイロンは存在するがそれも1役でしかなく2役にしかならないため)。
考えられるのは混一色(3役。鳴いても役数は減らない)で、3人が頭待ちにした状態で誰かが捨てると3人ロンが発生しますが、そもそも3人ロンを認めるかという問題以前に(日本もここは解釈が分かれる)、そもそもそんな場の状況で、明らかに捨て配からして通りそうにない牌を切るのかという根本的な問題もありそうです。
優しくて、激しくて、そして懐かしい
1980年代の香港九龍城塞を舞台に、漢たちの熱い死闘を描いたアクション大作。
九龍城塞というブランドを存分に活かし、その中に生きる人々の人情と香港映画史上最高級のアクションを、バランスよく撮ってくれたと感謝。これだけの完成度は前人未踏だと思う。カンフーはそこ!その動き!を待ってました!と言わんばかりの大立ち回りと痺れる漫画チックなカット。谷垣アクション映画の膝滑り、壁走りも観れて、ニヤッとしてしまいました。
アクションも素晴らしいが、何よりそこに住む人々の営みと過去の因果に縛られる兄貴達の苦悩、仲間を得た主人公の心境の変化を、125分の尺でくどくどせず重厚に描かれているのが素晴らしい。当時の九龍城塞は不法難民の巣窟であり、住人はみんな根無し草。この街で生まれた子供も、親が短命で、結局子供の時から自立せざる得ない。この劣悪な生活環境の中で老いも若きも精一杯働きながら、各々を気遣うさり気ないやさしさが随所に盛り込まれていて、壮絶なアクションでガチガチになった緊張をほぐしてくれた。
映画の切り口を含めた娯楽性は、これだけ確りした香港映画は近年類みないと大感心。次はIMAXで観たいな。
期待度○鑑賞後の満足度◎ とにかく面白いのが良い。怒涛のアクションと底流の詩情。80年代の「九龍城塞」が近未来のディストビア都市に見える不可思議。オマージュでありながら単なる焼直しではない新しさ。
黄昏の挽歌
熱い!暑苦しい!
久し振りにこんなに熱いカンフー映画観たな
カンフー映画で最後まさか泣くとは思わなかったよ
☆5でも問題ない出来だとは思うんだけど…
個人的に格闘アクションて全身映した上でのワンカットの流れる殺陣のようなアクションが好きなんだけど
序盤のつかみアクションから中盤のアクションに架けて
主演の俳優がそこまで動けるタイプじゃなかったのかバストアップでめまぐるしく変わるカメラワークとカット割りで
派手な事してる風に見せるアクションが多くてそこだけがちょっとマイナス
でもクライマックスの立ち回りは全然そんな事なくて撮影中に役者のスキルが上がったのかな?
全編あのクライマックス並みの立ちまわり見せてくれたら満点だった
やっぱりオッサンが格好いい映画にハズレ無しだな
香港アクションで泣きそうになるとは
謎の老けメイクのボスと戦ったりする、伝統的な香港アクションのフォーマット。詳しくないけれど。
登場人物がカッコいい。沢山いるが、短い会話で関係性が分かるようになっている。それぞれの、行動原理がしっかりしている。サモハンがまだ戦っている。ハリウッドみたいにとりあえず、ベッドに入ったりしない。
アクションがカッコいい。多分、カンフーのアクションの系譜なのだが、狭くて複雑な九龍城の地形を活かして面白い。複数のバトルを並列で繋いで、中だれしない。
美術が素晴らしい。あのゴチャゴチャした猥雑な九龍城の外観・内部を見事に再現している。実際には城内に入ったことはないけど、香港の街はこんな活気があったよな、インチキくさいし。
滅びゆく運命が泣ける。許されざる者とかワンスアップオンタイムインアメリカとか、戦って勝ってもどっちみちなくなる運命を上手く表現している。それでも、人の生活は続いていく。最後の数分があるかないかでだいぶ評価が変わっただろう。
邦画だって作れるでしょ、予算の問題じゃないよ
香港映画の金字塔!
予告の「タバコを投げてる間にぶん殴る」に騙されて
これが香港映画の現在地点ということでしょうか・・・
予告のタバコを投げてる間にぶん殴る系の外連味たっぷりなカンフーアクションてんこ盛りと思いきや、外連味どころかあまりに常識外れな大味アクションと、物理法則無視で重量感のないワイヤーアクションだらけに興醒めです。
そんなアクションがひたすらシリアスなストーリーに合うはずもなく、出る人出る人なぜか達人級のカンフーの使い手(主人公なんかどこかの難民なのに・・・)だったり、気功の使い手の理不尽な身体能力も相まって、常にモヤモヤしっぱなしでした。
本編中に指や足を欠損したと思われる人々が、エンドロール中の後日談っぽいBGVにはキレイに元に戻っていたりと、随所に作りのいい加減さも散見され、ちょっとがっかりしっぱなしでした。
まあ昔から香港映画なんてそんなもんでしょ、なのかもしれませんけどね。
すべてが決まってる
近年アクション映画の最高傑作
あー,もう、なんですかこれ!
最高過ぎました。
前情報からハードル上がりまくってたのに、そのハードルを簡単に超えてきた!
まずストーリーが良い。
少年ジャンプを実写化したような展開。
友情要素が素敵、感動しちゃったよ。
黒社会が覇権を争う九龍城砦で男たちが繰り広げる死闘を描く。
あー,もう、なんですかこれ!
最高過ぎました。
前情報からハードル上がりまくってたのに、そのハードルを簡単に超えてきた!
まずストーリーが良い。
少年ジャンプを実写化したような展開。
友情要素が素敵、感動しちゃったよ。
映画.comより抜粋↓
黒社会が覇権を争う九龍城砦で男たちが繰り広げる死闘を描く。
ストーリーの良さだけでなく、最初から最後までアクションも半端なく面白い。
スピード感あり、立体的かつダイナミックな動きで視覚的にも楽しい。
アクション始まるたびに興奮してた自分!
マイベストアクションは、実践でのジャーマン・スープレックス。痺れるわ!
※今作のアクション演出は谷垣さん、ドニー兄貴リスペクト結構入れてたと思う。
1番の見所は、ラスト付近は真骨頂アクション。
とりあえずラスボスが強すぎる。
あえて、誰とは言わないし、詳細は伏せるけど。
あの人、香港アクション史上において、下手すればNo. 1に強いのでは?
これどうやって勝つのよ…からのあの展開。メインキャラクターたちの言動、心からグッとくる。
この作品、全人類に観てほしいアクション映画です!!
P.S.
観終わった後、きっと“気功”を習いたくなるはず!笑
ここ10年の香港映画で最高の出来
すんげー楽しい!
ここ10年の香港映画で、最も心動かされました。
ルイス・クー、サモ・ハンらレジェンド世代と、若手実力派たちの織りなす、スーパーアクションと友情の物語に痺れました。
特にあの齢であれだけ動けるサモ・ハンに驚いたなぁ。
若手たちは谷垣健治アクションが冴えわたる。
また、全編を貫く川井憲次サウンドは、ある意味『イップ・マン』シリーズを意識しつつの、更なる「心」の深みを感じさせるものでした。
観応えがすごかった。
アクションとドラマとノスタルジー
最上のアクションと映像で、絡み合うドラマとちょっとしたノスタルジーを存分に味わうことができました。香港の人ならば、より滲みるような作品かと─
この作品を一言で表すなら、任侠といったところでしょうか。シンプルな構図なので、無心で作品に没入できました。
とはいえ導入部分の字幕が速すぎて、名前とか誰と誰?っという感じになってしまいましたが、映画的にはしっかりつかめなくても大丈夫だということなのでしょう。物語的には結構重要だったりするんですがねー
勧善懲悪、弱き者が強き者に、やられど、やっつけるまで試行錯誤し悪戦苦闘、そして・・・という定番の物語づくりは、さすが香港映画といったところです。
自分にはアクションが長すぎるかなー、でもそれこそがこの作品の良さでもあるので・・・お腹いっぱいっていう感じでした。アクション以外もしっかり丁寧な感じで、エンドロールなんかも最たるもので、なかなか好感を持てる作品でした。本家で大ヒットというのも頷けます。
香港アクションの集大成!!【95点】
夏に大ヒット中だった『九龍城寨之圍城』を香港で観てきました。これぞ '' 香港アクションの集大成 '' と言った感じで、素晴らしい完成度。ドラマパートとアクションのどちらもクオリティが高く、これでもかと楽しませてくる。
色んな香港要素を取り入れ、80年代香港を懐かしく感じることが出来るのも本作の魅力かな。役者たちの演技やアクションも凄いが、やっぱりそれらを演出している谷垣アクション監督や音楽の川井憲次といった日本人組の功績は大きいと思う。
ぜひ多くの人に観てほしい。
この映画は香港エンターテイメントの傑作。
本当におすすめ!
2024.7.14 香港 The Skyにて鑑賞
Ps.日本版タイトルとデザインは何とかならないのか…
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