「壮大なアクション巨編」トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 odeoonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
壮大なアクション巨編
無法地帯として知られる九龍城砦に住む人々と裏社会の勢力争いを描いた壮大なアクション巨編。
特に大ボスの右腕ウォンガウ(王九)、特殊な気功術により、刃物をも弾くほどの防御力を誇り、その戦闘力の高さには度肝を抜かれました。
陳洛軍や九龍城砦の秩序を守る若き実力者4人が闘いますがまさに不死身の王九にやられるのではないかとハラハラドキドキでした。
九龍城砦は1847年に清朝の軍事基地として建設されました、イギリスによる香港割譲後、中国とイギリスのどちらの管轄にも属さない地域(三不管地帯)となり、行政の手が及ばなくなりました。戦後の人口急増により、狭い区画に無計画に高層建築物がひしめき合う、極端に人口密度の高いスラム街が形成され犯罪組織の抗争やアヘン密売なども行われ、「悪の巣窟」として知られるようになりました。1993年から1994年にかけて取り壊し作業が行われ、跡地は現在、美しい中国式庭園である九龍寨城公園として整備され、1995年に開園、公園内には清朝時代の役所(衙門)の建物や南門の基礎などの遺構が残されているそうです。周辺は閑静な住宅街・商店街が広がり、治安も安定しており、観光客も訪れる憩いの場。
撮影のために、実物とほぼ同一と言われる九龍城砦の実物大レプリカが製作されました、セットの大部分は保存され、一般公開展示に活用。これにより、九龍城砦の遺産をより多くの人々に知ってもらうことができたそうです。現在の香港人にとって九龍城砦は、「東洋の魔窟」や「無法地帯」と恐れられた「負の遺産」という側面を超え、香港独自の文化やレジリエンス(困難を乗り越える力)を象徴するノスタルジックな存在へと変化しているそうです。
