「香港、久々に行ってみるか、。」トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 アベちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
香港、久々に行ってみるか、。
香港映画ってこんなに面白いんだ!ってことを教えてもらいました。
九龍城砦は清朝時代から軍事要塞として始まったが英国統治後も管轄が曖昧で法が及ばない無秩序な地になり、上下に積み重なるような違法建築で増殖し5万人もの人々が暮らす独特のコミュニティが形成されていったとのことである。
映画は圧倒的なアクションシーンが満載で皆んな人間離れした動きをするし、どんなところに激突しようが死なないし、気功とやらで刃物も刺さらない超人もいるのでハラハラドキドキしながら決闘シーンを楽しめるとこがとにかく素晴らしい。だがこの物語を分厚くさせるのは登場人物たちの人間模様(皆んなカッコいい)とそこで暮らす人々の生活の息づかいの描き方がとってもいいのです。ラストシーン4人の若者がトタン屋根にたち(落ちそうなんだけど)これからの香港とこの地も変わっていくことを話すとこなんかグッときてしまいます。
アクション監督が谷垣健治で音楽が川井憲次で重要なスタッフに日本人が入ってるのが嬉しい。荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー」や吉川晃司「モニカ」が流れてたが当時は空前の日本カバーブームだったかららしい。
あと、なんとソイ・チェン監督は続編と前日譚の両方を同時に進行中と言っています。前日譚は1950年代の九龍城砦の変化の過程を描き続編は九龍城砦なき後を描くとのことである。
楽しみでしかないです。
先日、香港に行ってた友人に、どんどん中国化してるじゃないか?と聞いたら「香港は香港のいいところを守り活力がある」と言っていた。
香港、久々に行ってみるか、。
