「九龍城砦ダイ・ハード」トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
九龍城砦ダイ・ハード
久しぶりに観て、久しぶりにガッツリ面白かった香港活劇で、なんか嬉しくなりました。黒社会に追われる密入国青年が、高層スラム街九龍城砦に逃げ込んだことで巻き起こる一大抗争が凄まじく、敵も味方もクンフーやナイフを使っての肉弾バトル三昧が大迫力です。もちろん、ワイヤーアクションやCGを使っているけど、アクション監督の谷垣健治の振り付けや殺陣による基本身体を張ったアクションが素晴らしいです。主人公を匿う九龍城砦の顔役や仲間との絆も、ベタだけどジーンときます。また、アクションだけでなく、舞台となる九龍城砦のセットの作り込みもよく出来ていて、カオス世界でありながら、そこてひっそりと生きている人々の生活感や人情が映し出されているのもいい感じです。役者では九龍城砦の顔役のルイス・クーが老けメイクで貫禄がありながら父性を感じさせる一方で、クンフーの達人と言う存在感がダントツでした。
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