「非の打ち所のない「ザ・香港映画」」トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 Naokiさんの映画レビュー(感想・評価)
非の打ち所のない「ザ・香港映画」
幼少から、自分が生まれる前のジャッキー映画を楽しく見て育ったため
サモハンが出ているし、評判の良さから期待値を上げて見に行きましたが
期待を軽々と超える映画でした
シナリオと雰囲気、俳優とキャラクター、アクション、音楽
どれも素晴らしかったです
こういう幸せがあるから映画館に通うのが好きなんだよなと、見ている最中からひしひしと感じていました
絶対に映画館のスクリーンと音響で観るべき映画だと思います
エンディングでは、行ったこともないはずの九龍城がまるで懐かしい場所であるかのようなノスタルジーを感じてしまっていました
展開も起承転転転結くらいあって、普段の映画1本分を優に超える満足感を得られました
多くの映画には、後から考えるとこのシーンはもっと削れたんじゃないかと感じる箇所がありますが
本作はアクションシーンのために極限まで考えて削られたのか、後から考えてもどれも必要なシーンだったと感じます
見終わった今だから言えることだが、むしろ4人で過ごした期間の描写をもっと見たい
皆そこでしか生きていけない人間ばかりだから、いつの間にか深い絆で結ばれたことにも説得力はありますけどね
初見で見ている最中に日常描写が増えると中弛みを感じてしまった危険もあり
やはり今のバランスが良かったんでしょうね
傑作だなとしみじみ思います
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