「非現実的なワイヤーアクションと無敵キャラには。。。」トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)
非現実的なワイヤーアクションと無敵キャラには。。。
20代前半に何度か行った香港(英国)は、「100万ドルの夜景」と言う陽の部分と
陰として、この「九龍彩城」と世界1危険な空港「カイタック国際空港」があり
この陽と陰のコントラストこそが、 ザ・香港 であった。
九龍城を扱った映画は幾つもあったが、今回がその最新版であるという事で、鑑賞しに行きました。
各キャラクター背景が描かれていないのと、因果関係を複雑にし過ぎたシナリオでの"アクション映画"は、CG技術が発達した現代にあっては、刺激が少ない薄い感じになってしまったので、役者のもう少し貯めた演技とシナリオが用意されている冪だと思いました。
この映画の大部分がセット撮影であった為に、照明や構造が非常に単調になってしまっており、光と影を使った演出等が皆無であった事は、監督の演出力のなさと、映画の"見どころ"を"時代遅れ感"が否めない アクション部分に振り過ぎてしまた事なので、若人映画に成ってしまったのが残念。
後楽園ドーム球場の3/4の敷地に5万人の流人が暮らしていた九龍城を、日本人は「軍艦島」と比べがちだが、軍艦島は九龍城の2倍の広さに、5千人が住んでいただけなので、密集度は20倍も違い、九龍城には1坪に6人が立体的に暮らしていた無法地帯で、"三合会"という地下組織が仕切っていました。
その辺を映画では、少し濁した演出はされていました。
この映画を観たら、当時の香港の陽の部分を表現した「ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件(2025年)」を見比べても良いと思う。
共感ありがとうございます。
ゴールドフィンガーも大分とっ散らかった作りに見えましたが。今作は全員達人で終盤はあまり庶民の暮らしが・・その分あのエンディングだったんですかね。