劇場公開日 2025年1月17日

「映画館で観賞する意味があった映画」トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 sow_miyaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0映画館で観賞する意味があった映画

2025年2月11日
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鑑賞方法:映画館

自分がよく知っていた香港らしい香港アクション映画が、ブラッシュアップされて帰ってきた感じがした。
写真集などでしか見たことがない九龍城砦だが、きっと内部はこうなっていたんだろうなと思わせてくれる緻密さで、作品の世界観に入り込める。
暗い場面も多いので、配信ではなく映画館で観てこその映画だと思う。
そしてとにかく、アクションが素晴らしい。
リアルに「痛み」がこちらに伝わって来て、映画の冒頭しばらくは、思わず「ひいっ」とか「うわっ」とか声が出てしまったし、床屋のシーンなど、いわゆる映画らしいカッコよくて痺れる場面も、小物を使いながら見事に魅せてくる。
けれど、良いところはアクションだけではない。
主人公の出自などの説明を必要最小限に抑え、わかりやすくストーリーを展開させながらも、九龍城砦の住民たちとのエピソードはしっかり入れ込んでいるので、内容が軽くない。
また、悪の巣窟のようなイメージで語られてきた九龍城砦も、当たり前のことだが、そこに住む人々の生活があることを丁寧に描いているところもよかった。人と人とを結びつけるのは、その人の肩書きではなく、その人の生き方や姿勢そのものなのだということが、主人公たち4人の結びつきや、周囲の人々との関係からストレートに伝わってきた。

こう言うと身も蓋もないかもしれないが、少年ジャンプの世界(「努力」はどうかわからないが、「友情」と「勝利」はバッチリ)で、とても楽しく観られました。(褒めてます!)

sow_miya
トミーさんのコメント
2025年2月11日

共感ありがとうございます。
強いて言うなら努力は、気功を鍛えたゲス野郎の見えない鍛錬ですかね。

トミー
かばこさんのコメント
2025年2月11日

>自分がよく知っていた香港らしい香港アクション映画

まさしく! 私もよく知っていたそれでした!!
サモ・ハンの悪役もなかなか良かったですね、
そして、何と言っても手を変え品を変えの怒涛のアクションが素晴らしかったです。
映画館のスクリーンで見てこそ堪能できる映画と思います!

かばこ