劇場公開日 2025年1月17日

「返還前夜」トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 虎吉さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5返還前夜

2025年2月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

自分は往年のカンフー映画は
ほとんど未履修。

アクション映画を見たのは
『るろ剣』くらいだけど
先日見た『はたらく細胞』で
佐藤健のアクションシーンを見て
もっと見たくなりこちらをチョイス。

単純なスピード感のあるストーリーだが
冒頭部分の過去の因縁はしっかり記憶しておかねば
後々 ストーリーに追いつけなくなる。

格ゲーの実写版かのような、
派手なワイヤー アクション。
そして冒険・友情…
漫画が原作なのか?

男4人の友情にフォーカスして
男女の無駄な恋愛、
芸達者な愛らしい子役も
登場人物の1つのピースとしていて
作品としての印象がタイトに際立つ

80年代を知る日本人にとって
目眩ましのように使われる
当時の流行歌や芸能人の固有名詞、
日本製のAV。

昔見た 写真集。
世界一の人口密度と九龍城砦
まさか、沢木耕太郎の世界が
ここまで再現されるとは…

ちょうど これを見る前に
地上波で流れていた
日本一の人口密度と言われた
軍艦島を舞台としたドラマは
ほぼCGだったが
この作品の10億超えと言われるセットでは
熱気や立ち上る埃、
空気感は リアルに伝わる

九龍城砦に暮らす人々の生活も緻密に描写。
風俗店や床屋、飴を包む児童労働者、
食堂の厨房そしてエンドロールも、
アジア映画好きにはたまらない

カンフーの技とか
気功の「硬直」、
凧の意味等 わからないことも
多々あったが
カンフーアクション映画に疎い
自分でも大いに楽しめた

おすすめです!

虎吉