「熱いアクションの裏に九龍城砦の歴史」トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 ようさんの映画レビュー(感想・評価)
熱いアクションの裏に九龍城砦の歴史
凄く熱い映画。義理と人情。
友情とは違う熱い繋がりを感じた。
まず九龍城砦のリーダーである龍捲風。
いやあえて龍兄貴と呼ばせてもらおう。
この龍兄貴が渋くて格好いいんだよね。病院に行けって言われているのに構わず煙草をずっと吸っているんだけどめちゃくちゃ強い。だって煙草を空中で手放して床に落ちる前に相手を倒してキャッチする男の憧れを事もなげにやるなんて凄すぎるでしょ。
主人公(陳洛軍)や部下達に厳しくも優しいんだよね。常に煙草を吸ってるけど。
そして最初は敵対し合うも大ピンチになると助けてくれたり命懸けで一緒に戦ってくれる信一(ソンヤッ)と四仔(セイジャイ)、十二少(サップイー)の3人がとても頼もしい。
映画の最後に九龍城砦の今後を憂うシーンがあるのだが哀愁が漂っていて悲しかった。
アクションのスピードが速すぎて目で追えない、複雑な人間関係など色々あるけど高評価も納得の作品。
最後にこの作品で初めて知ったこと。
①往年のヒーロー、サモ・ハン・キンポーが出演しているがハリウッド進出を機にサモ・ハンにしたそう。70歳を超えてのあの技のキレには恐れ入る。
②九龍城砦って初めて聞くなと思ったら現在は「きゅうりゅうじょうさい」と言うらしい。昔みたいに九龍城(クーロンジョウ)って言わないんだね。
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