名もなき者 A COMPLETE UNKNOWNのレビュー・感想・評価
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予備知識ゼロだったのはよくなかったかなぁ
ティモシー・シャラメあってのこの作品!
ボブ・ディランの予備知識ゼロで見たけど、ティモシーが本物の天才ミュージシャンに見えた!
ボヘミアン・ラプソディが刺さりまくったので、この映画も絶対好きだなと思って、波瀾万丈なストーリーを期待してしまったせいで、単調な雰囲気に途中飽きてしまった
予備知識ゼロだったのはよくなかったかなぁ
もっと理解したかった
ニューヨークへ来るまでのボブ・ディランを知りたかった
歌が秀逸
若い頃のボブディランのことをもっと知りたくなった
世界的に有名なミュージシャン・ボブディランの伝記映画として昨年話題になった作品ですが、ジェームズ・マンゴールド 監督がジョニーキャッシュの人生を描いた映画『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』の続編という認識で見ました。見ておいてよかったウォーク・ザ・ライン/君につづく道』。意味が深くなりました!!
ティモシー・シャラメさんがボブを好演されていて、私がもっていたボブディランのイメージより可愛い! 若きボブディランも可愛かったのかもしれません。劇中は当然ですが彼の曲が満載で、それにしても詞が重いです。若いのに辛辣で深刻です。当時の世界情勢では、いつ核爆弾が飛んでくるか分からない酷い状況で、世の中は狂っていて、ボブディランは冷静に怒る若者の代弁者だったんだと思いました。
アメリカ文化を語るとき、「ボブがエレキを持った時」と、ボブディランが革命家のように語られる文脈によく出くわすのですが、当作では「エレキをもったボブディラン」の闘いが淡々と描かれていて、淡々とした感じが、逆にリアルでよかったです。
この作品、全体的になんというか淡々と描かれていて、ボブディランを神格化してないし、ただ天才だということは分かりましたが、当時に生きる人たちの怒りが伝わってきて、彼は代弁者なんだと思いました。
ドラマもいいですが、若い頃のボブディランの本物の映像を見てみたいなあと思いました。
奴らの敷物に泥を
若き日のボブ・ディランをティモシー・シャラメが演じる。5年ほどトレーニングを重ね、吹き替え無しでこの役に臨んだとか。
時に恋人関係にあったジョーン・バエズ( モニカ・バルバロ )とのデュエットシーンはシンガーそのもの。モニカ・バルバロもまた歌が巧い。
フォーク歌手ピート・シーガー( 「 花はどこへ行った 」作詞作曲 )をエドワード・ノートンが魅力的に演じる。
ピート・シーガーの自宅に招かれたボブ・ディランが、翌朝ギターを抱え歌を口ずさむシーンがいい。
エル・ファニングが恋人のスージー・ロトロ( 本作ではシルヴィ )を可憐に演じる。
世間から注目されるようになったボブ・ディランが、自分らしさを失いたくないと苦悶する姿がリアル。
ー モンタレー・フォーク・フェスティバル
映画館での鑑賞
一つの時代
ボブ・デュランのひとつの時代を描いてるのだが、個人的に彼にハマらず生きてきたものにおいて、心を揺さぶられる思いはできなかった。
苦悩する姿よりも彼本来の心のあり様と環境に翻弄される1人の男の生活を垣間見せてもらった。
ティモシー・シャラメだったので
ボブ・ディランは全く聴かない。それで鑑賞してみた。
タイトルに書いたように、私はボブ・ディランを全く聴かない。勿論、名前は知っている。一部の有名な曲も知っている。が、自分から聴こうしたことは1度もない。
ノーベル賞文学賞を受賞したし、伝記的事実も知りたかった。私の前の世代はフォーク全盛だった。私達はビートルズの洗礼を受けて育った世代だ。
この映画でボブ・ディランは、改革者であろうとしたことは理解した。
上澄みだけのボブディラン
追憶のハイウェイ・ドライブ
天才の半生
ミュージシャンとして初のノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランの半生を描いた作品。
私は、ボブ・ディランについて何も知識が無い状態で鑑賞した。
数年前にQUEENのフレディマーキュリーの一生を描いたボヘミアン・ラプソディーが上映され、その時も私はほぼ知識が無い状態で鑑賞したが、心から楽しむことができた。
わずか10ドルを握りしめてニューヨークから始まった旅であったが、抜群の才能とカリスマ性を持ったボブは周囲の人間にも恵まれ、順調に音楽界のスターダムを駆け上がっていく。その中での苦悩や成長を描いたストーリー。
ノンフィクション映画によくある波乱万丈の涙あり映画ではない。音楽の方向性を転換するボブに時代がついていけなかった。後にそれは大衆から認められたという天才のストーリーである。
歌唱シーンが多く、ボブ・ディランの歌を堪能できる時間が多く設けられている。はじめて聞いた私でもいい曲だなと感じることができた。
フレディのように、人間臭さや情熱的なところは少ない。上品な作りとなっている。たとえば、観客を感情移入させるような主人公のコンプレックスのようなものは描かれない。人情劇を期待するとかなり薄味に感じられるだろう。
それでも、こうした歴史的偉人を映画を通して学べることは素晴らしいことである。
若きボブディランの出会い
T.シャラメだけではない!
ティモシー・シャラメに縁も関心もない中、見に行ってみた。どうぜ「ハリウッドの寵児」の独壇場だろう、と構えて。
あの時代の社会の動き、音楽界に漂う特別な熱、ボブ・ディランと彼をとり巻く人たちがよく描かれていた。
シャラメの演技も抑制が効いていた。ウディ・ガスリー、ジョン・バエズ、ピート・シガー、ジョニー・キャッシュら、自分の音楽を求め、もがくミュージシャン達のひとりにしか見えなかった。それは良い意味で。
名のある者のもとを訪れた、ひとりの名もなき若者は、名のある者となっていく。逃れることのできない名をもったその若者は、最後もひとり去って行く。オープニングとエンディングのあのふたりのシーン、交わされる言葉はない。忘れがたいシーン。
ジョーンの一青窈スタイル
ボブディランあんまり知らんかったからだけど、内容自体はよくある超絶売れっ子の苦悩とか、枯や衰はなかったけど
ティモシーシャラメ味のある歌、そこまで上手いと思わないけど
所々あるジョーンとのコラボが1番良かった、暴露してさらに売れていくとか貪欲すぎ
ノーベル文学賞受賞式参加しないあたりロックだなー
やっぱり歌上手かったり楽器できたりする人ホント羨ましいわ〜
やっぱミュージシャンってカッコいいんだろうな
結果わかったこと。
『アノーラ』はとっても好きな映画だったけど、作品賞受賞には些か!?!?って感じだったからこの映画を観る前はきっと作品賞ノミネートされてるくらいだから期待できるだろう!とワクワクして観たんだけど………そこまで刺さらず。
シャラメくんが歌とギターを頑張ったのはわかる。
きっと特訓したんだろーなー、と。
でもまだ彼自身が若過ぎるのか引く演技?とでも言うのかな。
なんかボブ・ディランを演じているようでただの斜に構えたひねくれ坊主にしか見えず💦
エドワード・ノートンが全体の空気を丸めてくれて本当によかった🌀
ボブ・ディランは曲でしか知らないけど、きっと天才なんだなって思った。
天才って共通して時代の先を読み先を行き過ぎて何かしらの違和感を感じ生きにくそうに生きてる印象。
シャラメのシャラメによるシャラメのための作品 !!
我が子に「絶対に観たほうがイイ!」としつこくプッシュされて半信半疑で鑑賞しました。
ジイさんの私でさえ、リアタイで手に入れたディランは76年のアルバム「欲望」。
プロテスト・ソングの大傑作「ハリケーン」は針が飛ぶほど聞いたけど、
他の曲は何が収録されたかもさっぱり・・・
クラスメイトに誘われた78年の武道館は寒さと退屈だった思い出しかありません。
「ディランに思い入れはない」というのが正直なところです。
本作、バエズ(バルバロが似せ過ぎwww)ら実在の人物が実名で多数演じられ、
主役の役名も「ボブ・ディラン」ですが、単なるディランのヒストリアではありません。
ディランに見た目や歌唱を似せた「シャラメのタレント性」に圧倒される作品です。
感性や創作意欲を大いに刺激される2時間20分でした。
ディランのことも少しだけ好きになりました。
スタッフロールでは、「ライク・ア・ローリング・ストーン」と「風に吹かれて」を口ずさんでいました。
How does it feel, ♪♪ A complete unknown,Like a rolling stone!!
あら、覚えてた・・・
でもね、ティモシー。貧乏ゆすりは君らしくないな。
ティモシー・シャラメが圧倒的!
ジェームズ・マンゴールドが、伝説的な歌手ボブ・ディランを描いた傑作と聞き、劇場上映が終わる直前に、日比谷に駆け込んだ。
音楽は好きだが、ニューウェーブ以降の英国ロックやプログレ、日本のポップスしか聴いてこなかった自分には、ボブ・ディランは「風に吹かれて」くらいしか聴いていない。しかしながら本作を観て、その一つ一つの曲の素晴らしさと歌詞の魅力に打ちのめされた。
なによりティモシー・シャラメがいい!ボブ・ディランをよく知らなくとも、彼がその伝説的な表現者を体現してることは画面の隅々から伝わってくる。DUNEを軽く超える演技を引き出すマンゴールドに感嘆した。
そして「ファイト・クラブ」以来の名演を魅せるエドワード・ノートン、成長した大人の女の魅力溢れるエル・ファニング、性格の悪さをうまく演じたモニカ・バルバロはじめ、脇を固める俳優たちの名演も素晴らしかった。
全体に伝説的な歌手の成長譚と言うよりかは、抑制された孤独なアーティストの苦悩を、けして感情的に煽ることなく淡々と、しかし時代とともに変化を余儀なくされる表現者として描ききったマンゴールドの演出は素晴らしい。
マイケル・マンと並んで、イーストウッド以後の現代アメリカ映画を牽引するその手腕は、巨匠の域に達している。4月までの時点では本年一番の映画だろう。
フォークとロック
ボブ・ディランがニューヨークに現れ、フォーク界の寵児となってから、伝説のニューポートでのロック転向までが描かれる。
主演のティモシー・シャラメの歌とギター、ハーモニカの実演がとにかく素晴らしい。ボブ・ディラン初期の名曲がふんだんに聴けて、音楽映画としての満足度は高い。
ただし、こうした伝記物では、隠された創作の秘密や苦悩といった部分に興味をそそられるものだが、本作では、恋人をはじめ出会った人たちがみな、彼の才能に圧倒されるばかりで、種明かし的な趣向がないのに物足りなさを感じるところ。
それにしても、今考えると、あの時のニューポートの観客はなぜあれほど反発したのだろう。劇中でも歌われていた「ミスタータンブリンマン」や「悲しきベイブ」が既にロックバンドにカバーされてヒットして、ボブ・ディランとロックの親和性の高さは認知されていたのではなかったのだろうか。
ピート・シーガーが語っていたように、少しずつ培ってきたフォークへの注目を一気に広げるスターが出現したからこその裏切られた思いということか。ビートルズを中心として勃興するロックへの引け目もあったのだろう。
ザ・バンドのファンとしては、あの後の非難轟々のヨーロッパツアーの模様も観てみたかった。
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