「風に吹かれて~LIKE A ROLLING STONE」名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN Soulmanさんの映画レビュー(感想・評価)
風に吹かれて~LIKE A ROLLING STONE
好き嫌いは別として音楽好きならボブ・ディランの映画なら観ておかないと思い、公開2日目に早速鑑賞。
ニューヨークへ訪れてから成功しエレキに変わっていくところまでの60年前の興味深いエピソード。
全体的な構成が簡単で分かりやすく見やすいので、気負いせずリラックスして見れたのがポイントで、意外とこれが2時間を超えてくると結構大事。
デビュー当時とブレイクし変化していく表情の変化が使い分けていて、リアルなボブ・ディランがそこに居そうな良い演技のティモシー・シャラメ。そしてさらに良かったのが、暫くヒットした感じがなかったエドワード・ノートン。大人らしい渋めの演技だったり、感情むき出しになったりと助演男優賞ノミネート納得の存在感。
エル・ファニングも支え続ける女性の辛さと自分の存在価値を清々しく演じていて印象◎。
時は1965年、ブリティッシュ・インヴェイジョンがアメリカに押し寄せているのが伺え、表現者としての新しい挑戦に苦悩しているボブ・ディランをわかりやすく作り上げられている秀作だった。
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