今日の空が一番好き、とまだ言えない僕はのレビュー・感想・評価
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俺は今日の空が一番好き、と言ってやろう!
悩んだのは河合優実さん演じる桜田花さんが萩原利久さん演じる小西徹君と早朝の雰囲気の良いけど変なメニューばかりの喫茶店に行って、午後にもう一度行こうと言っていたのに姿を消して、1ヶ月以上現れることがなくなる。
そして小西君が花さんの姿を探しつつも普通に大学生活を繰り返し、フラれたと思い傷心している間に、花さんが誰かにキモい男に付きまとわれてますと言う会話をバイト仲間か店員さんとしているシーンが挿入されるのを見て、あぁ1人が好きな女性に勝手に考え方が似ていると思い込み好きな気持ちが膨らみ過ぎてやり過ぎてしまったと映画が終わるまで思ってました。
なのに咲さんが亡くなって線香を上げに行くとそこに姉妹だったことを知らなかった花さんがいて…。
映画観終わってから暫くして分かりました。小西君が花さんが会えないのは自分を好きでないのに付きまとわれていると勝手にしていた妄想。花さんが大学やバイト先から消えていたのは妹が交通事故で死んだから傷心で家にとじこもっていたからで小西君のことが好きでないからじゃなかったんだと。
ちょっとしたことだけど妄想シーンならもっと現実と区別した描き方して欲しかった。小西君が頭の中で妄想していたとしてしっかり分かるように。おかげで後半はフラれた男と無言で消えて逃げた女が何しているのかと、最後まで勘違いしていましたのが勿体なかった。
良かったのは伊東蒼さん演じる咲ちゃんのずっと小西君のことが好きと分かる会話と仕草。そして相手が姉だと知らないで(知っていたかも?)好きな人と仲良くなれて小西君が幸せになれるようにと身を引く告白シーンの長セリフ(まるで交通事故が身を引く告白をした余韻で疲れて出会ってしまったのでないかと思わせるくらい長くて渾身のセリフ)。
若さゆえの間違い(人を見る目の無さ)と将来への不安と The Blindness of Youth and the Uncertainty of Tomorrow
55歳のおっさんだと「さっちゃん(伊東 蒼さん)」の良さが
わかるかもしれない。
ただ、20代の頃の自分が分かったかと言われると
正直わからない。
それは男性に限った話ではなく、
女性もそうかも知れない。
経験の無さからくる
【見る目】が無い状態。
銭湯の主人(古田新太さん)は
良さが分かっていた。
主人公の徹(萩原利久さん)はわからない。
良い悪いじゃなく、
たぶん、人生経験の差が残酷なまでに出ている。
それでいえば、
さっちゃんも見る目があったのかどうか・・・・。
もうひとりの主人公の桜田花(河合優実さん)も
徹と同様、集団の中で上手くいかない経験を持つ。
故に、おそらく経験が足りてない。
なかなか言語化できない「若さゆえ」
というものを物語にした
ジャルジャルの福徳秀介さんの凄さを改めて実感した。
映画の中に、誰もが
あの頃の自分を見出すことが出来るだろう。
At 55, maybe someone like me—a middle-aged guy—can finally understand what made Sacchan (played by Aoi Itō) so special.
But if you asked whether I would’ve recognized that back in my twenties… to be honest, I don’t think I would have.
And that’s not something limited to men.
It might be the same for women too.
It’s that state of not having the eyes to see—a lack of discernment that comes from inexperience.
The owner of the public bathhouse (played by Arata Furuta) understood her value.
But the main character, Toru (played by Riku Hagiwara), didn’t.
It’s not about who’s right or wrong—
It’s just that the difference in life experience shows through, in a way that feels almost cruel.
And when you think about it, even Sacchan herself—did she really have that discernment?
The other protagonist, Sakurada Hana (played by Yūmi Kawai), like Toru, also had experiences of not fitting in.
Which probably means she, too, lacked enough experience.
That vague, hard-to-put-into-words feeling we call "the folly of youth"—
Shusuke Fukutoku of Jaru Jaru managed to turn it into a story.
And I was once again struck by how remarkable that is.
In this film, everyone will likely catch a glimpse of who they once were.
演技力
間違いなく大九明子印の作品ながら、なんだこのセルフ突っ込み多めの怒濤の関西弁一人語りは?と思ったらジャルジャル福徳の原作か…
あまりにも長い語りは好き嫌いが分かれるところだと思うが、河合優実と伊東蒼の圧倒的な演技力で説得力を持たせている。またそれを計算できるのが大九明子とも言える。
特に伊東蒼の夜の語りシーンをアップで終盤にもう一度持って来るところ、終盤の河合優実の語りシーンでの突然のズームはその信頼感の表れだったと思う。
また古田新太の感情の発露もさすがの味でしたね。
ストーリーは役者陣の演技力も相まってどうしたって泣いちゃうものなんだけど、泣かせるためのストーリー、泣かせるためのキャラクター設定になっている気がして気になってしまった。知らんけど。
正に大学時代の俺がいた
ルックスは違えど、傘はさして無いけど、大学時代の俺がいた。
広大なキャンパスや周りに馴染めず、坂の両側の華やかなカフェには縁が無く、他人には鈍感な割には自分には繊細で、珍しく好意を持ってくれる他人には甘えて傷つけてしまう。
そしてまた孤独感だけを味わいながら坂道を登る。
芸達者な俳優さんと手練手腕な監督と脚本が上手くブレンドされた良作。
後味はかなりビターだけど、俺のような青春を味わった方には郷愁を。
共感を感じる若い人には、それでも明日に向かって少しでも前を向く勇気を。
しわフェチという新ジャンル爆誕!?
前半1時間は面白くない。それ以降面白くなってくる。「シリアスなギャグ色」が強くなってくる感じ。
バイト仲間女のクソ長い告白でフラグ臭がぷんぷん。そして・・・来たか。安易に殺しちゃう展開!!
そして遺影の前で主人公、性癖告白!!ギャグだろこれ!!!!
最後に姉がビンタして「この変態!!」というオチだったらもっと評価上がったかも。
面白い
3人の演技が素敵でした!
出演者目当てで鑑賞しました!
思い描いていた大学生活とはほど遠い、冴えない毎日を送る小西。
学内唯一の友人・山根や銭湯のバイト仲間・さっちゃんとは、他愛もないことでふざけあう日々。
ある日の授業終わり、お団子頭の桜田の凛々しい姿に目を奪われた。
思い切って声をかけると、拍子抜けするほど偶然が重なり急速に意気投合する。
会話が尽きない中、「毎日楽しいって思いたい。今日の空が一番好き、って思いたい」と桜田が何気なく口にした言葉が胸に刺さる。
その言葉は、奇しくも、半年前に亡くなった大好きな祖母の言葉と同じで、桜田と出会えた喜びにひとり震える。
ようやく自分を取り巻く世界を少しだけ愛せそうになった矢先、運命を変える衝撃の出来事が二人を襲うー。
河合優実さんの演技が好きで観に行きました!笑
でも他の方の演技がよかったですね〜
萩原利久と河合優実さんと伊東蒼さんの3人の感情表現が素敵でした!
なんか気持ちがわかる感情がたくさんありましたね…
特に伊東蒼さんの長い台詞を聞いてて胸がギュッとなりました…
山根との喧嘩のシーンはそれは八つ当たりって思っちゃいました笑
1ヶ月半ぐらいかけて気持ち整理して謝ったのでよかったですけどね…笑
でもあの告白の次の日にまさかさっちゃんが亡くなってて桜田さんが姉とはびっくり!
最後は気持ち伝えられてよかったと思うけど遺影の前でいいのか?って思っちゃいました笑
あと映画を観て思ったのが青春してる!笑
ちょっと羨ましいですね〜
毎日楽しいって思いたい。今日の空が一番好きって思いたいという言葉が桜田と一緒で心に響きましたね
そういうふうに思える毎日を過ごしていきたいですね☺️
個人的に好きな映画でした!
でも人によっては微妙と思うかも…
いい映画をありがとうございました😊
かなり良い
繊細で、人付き合いが苦手な大学生。恋をすると街の色が違って見えて、いつも聴いている音が違うふうに聞こえる。繊細さんならではの感情を、俳優陣が本当に素晴らしく演じられていました。
たしかに台詞は長いけれども、繊細さんによくある口数の多さ。河合優実と伊藤蒼が本当に上手すぎる。長台詞なのにまわりくどくなく、逆にこの抒情的な台詞がスッと心に入ってくる。表情と話し方が素晴らしかったです。
萩原利久の暗さというか…周りに馴染めない(馴染まない)大学生感がリアル。
最近観た邦画の中でダントツ好きな映画になりました。
原作存じ上げずでしたが福徳さんがこんな素敵な話を書かれていたなんて。
もう一度観たいです。
ひとつだけ。河合優実が彼の悪口をつらつらと言っていたのは彼の妄想だったと分かった瞬間、ホッと一安心しました笑
高評価が意味不明
好きなとこも苦手なとこも
萩原利久くん目当てで見ました!
おそらくクセ強な原作とクセ強な監督のコラボだったので好き嫌いのある作品だと思います。
それなりに好きな作品だと思えたのは監督の力かもなって思いました。全部言う感じがあんまり好きじゃないので、いちいち全部言うセリフの多さはしんどかった。
でも、監督が端折るとこは大胆に端折りまくってくれるおかげで楽しめました。
それに全部言うことに対するダルさをさっちゃんの告白シーンと、ちょっとダルいなって思ってそうな小西が回収してくれてて、あれは本当に良かった。やっぱりあのシーンが一番好きです。(最後に小西も長々と一方的な告白してて、お前もかい!!ってなりましたが)
ただ、後半の展開は納得はするし辻褄も合ってるけど邪魔な感じはした。そう言うの入れられるとなんかブレる。こんな言いたいこと全部言いたい系の作品なら、もっと何も起きない話で良かったと思う。
でも、桜田さんの妹を亡くした時の気持ちはセリフ中では一番刺さりました。それでも別の展開で入れて欲しかったかな。
最後の小西のセリフも、半分爆音で聞こえないくらいの演出にしちゃっていいのでは監督!!って思ったけど、流石に原作のある話だし、セリフカットはできなかったのかな……
他の人の感想見てて、そっか、私は片想いしたことないから刺さるとか痛いとかは感じなかったのかなって思いました。片想いって本当エゴでしかないな。
とりあえず主演ファンとしてはもう一回見たい!!😂
伊東蒼ちゃんの
オムライス
河合優実・伊東蒼・萩原利久の独白シーンが圧巻
前半と後半で全く色合いの違う作品になっている。
ポスタービジュアルだけだと完全にミスリードさせられ、
よもやこんなにヘビーな作品だとは思いもよらなかった。
前半は、やさぐれていない河合優実による花の演技が秀逸で、
完全にラブコメ作品なんだなと誤認させられた。
こういう河合優実は近年見たことがなく、超新鮮だった。
前半が幸せなラブコメモードだったのが、
伊東蒼演じるさっちゃん(咲)による独白シーンから雰囲気が一転し、ヘビーモードへ。
萩原利久演じる小西の鈍さに、私自身苛立ちを覚えるものの、
好きな人(ここでは花)がいたら、さっちゃんに興味を持てないのもわかるしリアル。
スピッツの「初恋クレージー」をさっちゃんが勧めても聴かない(憶えてすらいない)が
TV の音量を最大にしてみて・・という花のリクエストには応えようとする
その扱いの差が実にリアル。
小西の妄想から桜田花の悪態(バイト先で小西をディスりまくる)が、
なるほど、これができるのは河合優実しかいないなと感じたので、
この配役には納得しかない。実にぎょっとしたシーン。
そして花の実家での独白シーン&小西の独白シーン(初恋クレージーに被せながらなので
花には聞こえていないようだ)が圧巻だった。
まさかさっちゃんが亡くなるとは思ってもみなかったし、
花とさっちゃん(咲)が姉妹だとは想像すらしていなかったので、
見事にやられた!という気持ちになり、実に余韻がたなびく作品になっていると思った。
黒崎煌代演じる山根、古田新太演じる佐々木も良い味を出していて、
作品の深みを出すことに貢献していた。
主人公小西には全く共感できないが、俳優陣の演技は本当に素晴らしかった。
パンフレットには3人の独白セリフが掲載されていてうれしかった。
3人の演技は凄いな、やばい映画だ
『アレ』って言えたらサチセですよね
終始、この独特な演出は一体なんなんだろうと思いながら鑑賞。
これが効果的だと思える部分と違和感が残る部分とがせめぎ合い、タイトルを筆記体で書くようなリアルでエモい青春映画とは良くも悪くも一線を画している作品。
僕自身も関西人なので共感はします。
回りくどい言い回しや特有のセルフツッコミ、前置きで全部言ってしまう感じ。相手にそう思われながらも口には出してくれないまま飲み込まれるのが嫌なあの感じ。だったら自分で言っちゃえの精神。凄く共感できるのですが、それでもやはりあの独白のシーンを除いてはどうしてもダレてしまい、それが相応にして作品全体がやや冗長に感じられてしまいました。
そんなことも全部口に出してしまうキャラクターであるということもわかります。わかるだけに独白のシーンは三者三様で見入るものがありました。
特に、皆さんも触れている通り伊東蒼さんのシーンに関しては彼女の独壇場と言っても過言ではなく、引きの画でそのまま終わったか、ちょっと勿体ないんじゃないかと思えば、終盤のためにアップショットを取ってあったのか!と舌を巻きました。
総じて、この独特な演出や台詞回し。
そして後半の急展開を受け入れられるかどうかなどといういくつかの障壁は立ち塞がることかと思いますが、それを決して乗り越えられずとも(自分もところどころ引っかかった)、鑑賞後は「好き」というたったそれだけの2文字をそう簡単に口に出せない言えない人にとっては、この言葉の重圧と解放が待ち受けているのではないでしょうか。
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