「素晴らしかった」今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしかった
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さっちゃんがとても魅力的で最高だ。ところがあっさり死んでしまいショックだ。古田新太に主人公が「ちょっと気まずいだけですよ」などとへらへら語っていることろに「思いあがるな」ときつい一発をかまし、真相を知って腰が抜ける。また仏壇の前で慟哭する古田新太にお姉ちゃんが「最悪」とつぶやくのも強烈な一発だ。
さっちゃんの告白が最高で、あの角の向こうに見えなくなったら追いかけて抱きしめろよと、そうしない主人公にムカつく。しかし人には好みがあるので仕方がない。お友達に八つ当たりするのも、若者なら仕方がない。それにあの後、お姉ちゃんと付き合えたとしてもうまくいくとは思えない。お互い自分が大事で、それを互いに尊重できればいいけど、難しいのではないだろうか。楽しい時期は長くないだろう。
また、お仏壇の前で告白はない。時が過ぎて悲しみが癒されてからにして欲しい。なんでこのお姉さんが悲しみに暮れている時期に自分の我を通そうとするかな。
それに告白の感じがさっちゃんに影響を受けたのかもしれないけどまるで同じ人格のようで、表現として人格の描き分けに失敗しているようにも見える。
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