「認めたくないものだな、自分自身の…」I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ ジョンスペさんの映画レビュー(感想・評価)
認めたくないものだな、自分自身の…
こーゆー人をシネフィルって言うとシネフィルの人に怒られそうではあるが、ものすごくウザくてありえないほどイタいシネフィル主人公ローレンス。映画鑑賞に限らずいろんな趣味分野でもこういった若さゆえの根拠なき自信をもっていたりするものだが、身内の不幸やお病気を差し引いたとしても人格破綻レベル。友人のマット君はよく付き合ってきたなと思うが、この手の人を孤立させると何を起こすかわからない気もするので、アラナ店長の真っ当な指導は大切である。
本作は00年代前半の時代設定だが、アラナの過去バナと同じような業界の闇が四半世紀経った現代日本の芸能界・テレビ局界隈等で明るみに出ていることが今さら感を伴いつつも感慨深い…。
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