劇場公開日 2024年12月27日

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I Like Movies アイ・ライク・ムービーズのレビュー・感想・評価

全106件中、1~20件目を表示

4.5他人事じゃなさすぎる青春映画

2025年2月28日
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村山章

4.0彼は今ごろどんな大人になっているのだろうか

2024年12月31日
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鑑賞方法:試写会

まるで10代の頃の自分だと本作を見ながら溜息と苦笑で顔が歪んだ。映画ファンに限らず、きっと全ての人の中に多かれ少なかれ彼は存在する。この一見、オーソドックスでありながら、00年代初頭の映画をめぐる風景(特にビデオショップ内の)をノスタルジーたっぷりに活写したカナダ産の佳作は、まるでジャック・ブラックの少年版のような身勝手極まりない主人公がやがて一歩踏み出していく姿が静かな共感を呼ぶ。彼が抱く生きにくさ。自分は才能に満ちているという根拠なき自信。家族も友人もみんな下に見てしまうサイテーな孤独。そこで唐突に立ち現れる歳も性別も異なる店長が、掛け替えのない関係性をもたらしてくれるのも物語として、構成として気が利いている(少年と同様、私の中にこの店長も確かに存在するのだ)。傑作とは言わないが、人生を振り返る時に開くアルバムの、いちばん人には見せられない部分のような、甘酸っぱく胸に沁みる一作である。

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牛津厚信

2.0ストーリーが分かりきっていて物足りない

2025年12月1日
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鑑賞方法:VOD

単純

配信(アマゾンレンタル)で視聴。
ようやくこの作品が観れたが、予告編の内容からストーリーは予想できたかなと
思い、観るとやはりそのとおりでどこか物足りなさを感じた。よくある設定でも
ありストーリーである。推しもほどほどにと改めてこの作品を観て痛感した。
もう少し、今の時代の現実も入れて良かったのでは。

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ナベさん

4.0高校生の頃の自分に見せたい

2025年11月10日
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グサグサ刺さる作品である
じぶんが最高であると思うもの以外は
下に見ていた、いやまだそんなところが残ってる
これは凄い
主人公、嫌なやつ、面倒だ、サイテーだと
見ていながらだんだん、他人事ではなくなった
いわゆる受験生の一時期
たしかに境遇は不遇で、シネマにしか光を見れない
そんな切なさいっぱいだが
あまりにも不器用過ぎ、正直過ぎて
人間関係は交通事故渋滞
だからまわりのなんでもない平和が
羨ましくみえるんだな

お見事です、これは、なかなかない見応えある
ドラマ

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青樹礼門

3.5ちょっとでも共感する人が大勢いるはず

2025年11月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

 2003年カナダ。映画オタクの高校生ローレンスは、唯一の友人マットといつもつるんでいた。ニューヨーク大学で映画を学ぶことを夢見、学費を稼ぐためにレンタルビデオ店でアルバイトを始める。同僚やアラナ店長とも親しくなるが、彼はトラブルばかり起こした上に。
 彼ほどでなくとも、多少オタク要素をもっている全ての人なら、ローレンスに共感するところがあると思います。いろいろやらかしてしまうところなんか特にそう。そんな彼が大事な人も傷つけてしまうところは切ないです。そんな二人の和解も良かったし、進学して新しい出会いに世界が開けていく予感がするようなラストも青春!って感じで良かった。
 セリフで様々な映画が登場しますが、「キャストアウェイ」のウィルソンが出たときは笑えました。

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sironabe

2.0マグノリアの花達

2025年11月8日
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主人公が好きになれず、周りの人達が可哀想過ぎて不快に鑑賞。皆んな彼に振り回されて近づくと大変。関わった人が不憫過ぎ。
レンタルビデオ屋って今どうなん?

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GAB I

2.5全然おもろくなかった

2025年11月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

WOWO視聴より
ただのデブ少年の情緒不安定な映画。

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ノブ様

3.0健康を考えた映画も観ましょうね!

2025年10月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

I LOVE MOVIES EVERY TIME!

高校生の時は、
自分は何にでもなれる!と誰だって錯覚して生意気で。
でも進学進路で皆んながマジになる。
自分を知る。

女性監督なんですね。割と監督自身ファットな方なのか、
だから主人公が脂肪を揺らしていても大丈夫な感覚なんですね。
僕は(痩せないの?)と健康とか心配になる程で、映画の内容より主人公の脂肪が気になった。

僕は映画館でフィルムの映画を観て育った世代なので、映画はできる限りスクリーンで観たい派です。
基本がこの作品の主人公とは違うかな。
(もちろん便利なので円盤でも観ます。
愛しています。)

主人公の情熱は分かるが、感覚が寄り添えない。
まあコメディとして笑えるけど。

僕が高校生の時、
社会人大学生高校生ゴッチャの映画サークルに所属して、
皆さんと話していてもオタク気質の人に上から目線で話されると嫌悪感で充満して、
その映画さえ汚れたように感じた。
己の、若さ故の青さ。未熟さ。ではあるが、
まあ皆んな、そんなものである。

『アグノリヤの花たち』が語られるなんて、
この映画は監督のセンスばかりですね。

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なかじwithみゆ

4.0ほろ苦くて、ちょっと痛い。

2025年10月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

拗らせ映画オタクのビターすぎる人生勉強物語。

これ観る前は、映画好きの男の子が仲間とアレコレしながら成長していくアオハル映画かな〜て想像してたんですよ。観終わったらまあいい意味で全然違っていて、ほろ苦すぎてちょっと自分の過去にも蓋をしたくなるようなお話でした。痛い。

ローレンスがめちゃくちゃ映画が好きなのはわかる。でも多分、映画も好きなんだけど映画を知ってる自分がいちばん好きなんだと思う。自分がだれにも負けないことは映画の知識で、それを盾に周りの人達を全員見下しているように見える。
親友マットにも母親にもバイト先の上司アラナにも彼は最悪な言葉を悪気もなく投げつける。(仮)なんて親友だと思ってる人に言われたら泣くよ…他人の気持ちがわからなすぎる。

でもさ、これ共感性羞恥っていうか…過去の自分にもちょっと当てはまるところもあるのよ。ローレンスほどじゃなくても自分がいちばん映画を知っている気でいたし、とにかく知識を入れるために1日に何本も映画を観続けていた日々もあった。評論家でもないのに他人に自分好みの映画を押し付けたり、好みが合わないと映画をわかってないんだな〜って苛立ったり。なんて浅はかなアホなんだ…。今は自分がただの映画が好きな人って理解しているので許してください。過去を抹消したい。

ローレンスがいちばん傷付く形をしっかり描くラストが素晴らしい!自分より下に見ていた同級生の映像に魅せられて、自分より才能がある人が居ることを受け入れる。マットとはこの先会うことはないかもしれないけど和解はする。卒業アルバムのメッセージもなんだか切ない。

彼がアラナのオススメ映画のポスターを貼った部屋で、新たに出会う人の話を聞く側になるのがいい。自分よりまずは誰かの話を聞く。ここから少しずつ変わっていけたらいいね。

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ゆみな

4.0映画好きに贈る青春映画

2025年5月17日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

癒される

カワイイ

映画好きの高校生の物語。映画にはまったことのあるインドア系ティーンエイジャーならニヤリとするようなシーン満載の映画。主人公の発言、行動のいちいちが自分の過去に刺さります。他の方のレビューを見てもこれ分かるわ~というご意見多数で納得です。毛色は違いますがニューシネマパラダイスと同じ客層をターゲットにしている気が。

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FormosaMyu

4.5苦しくて愛さずにはいられない青春映画

2025年5月13日
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このタイトル。このメインビジュアル
ここからあなたはどんな映画を想像しただろうか?

多分、想像の何倍も苦しい99分間が待っていることだろう
少なくとも私はそうだった

しかしそれは、苦しくて愛さずにはいられない青春映画の傑作とまた一つ出会えた幸福な時間でもあった

主人公はカナダの田舎町に暮らす映画大好き高校生ローレンス
母からは金銭面からも国内の大学に行くことを推されているが、NY大学で映画を学ぶのが彼にとっての「絶対」の目標だ

その目標のためにレンタルビデオ屋でアルバイトを始めるのだが、色々なところに「絶対」のこだわりが多い彼にアクシデントが起きないはずもなく・・・

この映画、日本での上映はいわゆるミニシアター系の作品だ
新宿で言えばTOHOでもピカデリーでもバルト9でもなくシネマカリテでのみやっている作品

そこにわざわざ観に来るお客(私もね)であれば、少なからず彼に共感できてしまうんじゃないだろうか

だからこそ今作は想像以上に苦しいのだ
だけど大丈夫。人生とは彼が思い悩むほど「絶対」ばかりじゃないのだから

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作務衣もん

4.0こいつ腹立つ、と思ったら

2025年4月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

こいつ腹立つと思いながら観てたけど、
彼は私そのものだった。
猛烈に恥ずかしくなった。

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ワーカホリック

3.0物語は映画という存在に包まれている

2025年3月21日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

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ねこたま

4.0過去と現在の自分に冷や水をぶっかけられた

2025年3月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

インディーズ出身監督の映画を観まくりメジャー作品をバカにして、クラスメイトはレベルが低いと見下している映画好き童貞男子の青春映画。

こんなもん刺さらない訳がない。鑑賞中「俺はここまで酷くはなかった!」と言い訳しながらも共感性羞恥で顔から火が出そうでした。

本人はセンスある毒舌や辛口批評のつもりのただ単に嫌な奴でしかない言動。自己主張の強いファッション。甘過ぎる将来設計。ウザい自分語り。
映像系の専門学校に通っていた自分には身に覚えがありすぎてなんともかんとも。

現在はローレンスを見て「過去の自分もああだった」と省みる事が出来るとして、さて今ローレンスみたいな若者が目の前に現れたとしたら、自分はアラナのようにちゃんと大人として導いてあげる事が出来るか?
自信ないなぁ…、ビンタしちゃうかも笑

アラナの最後のアドバイスは本当にその通りと共感しながらも「俺、出来てるかな?」と不安にもなりました。こうゆう映画は定期的に見返して過去と現在の自分を内省しなきゃな。よし、DVDが出たら買おう!

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自分BOX

3.5VHSフォーエバー

2025年3月5日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

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トミー

4.5やばかった

2025年2月28日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

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吉泉知彦

5.0映画が好きな少年

2025年2月27日
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観終わったあと、自分は映画が好きだなぁって改めて実感を持たせてくれた作品でした。

レンタルビデオ屋さんという存在が懐かしいと思えたのが何故か切なかったです。

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kobackhome

4.0若さのコントロール出来なさが愛おしい

2025年2月25日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

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ふくすけ

中二病ジイサンの胸

2025年2月19日
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鑑賞方法:映画館

 自分はニューヨーク大学に進んで映画監督になると決めているカナダのこじらせ高校生のお話です。

 「お前らは、映画の事なんて何も分かっていない」といっぱしのマニアを気取る彼の姿は、何かに入れ込んだ十代を送った人ならば誰もが嘗ての自分が甦るのではないでしょうか。でも、自分に自信はないくせに周りを見下して不安と過信の間を行ったり来たりし、周りからは煙たがられている中二病高校生が、「どうしたら人に好かれる?」と素直に問える様になる事は成長なんだな。未だに中二病ジイサンの僕の胸もチクチク痛むのでした。

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La Strada

3.5認めたくないものだな、自分自身の…

2025年2月18日
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鑑賞方法:映画館

笑える

こーゆー人をシネフィルって言うとシネフィルの人に怒られそうではあるが、ものすごくウザくてありえないほどイタいシネフィル主人公ローレンス。映画鑑賞に限らずいろんな趣味分野でもこういった若さゆえの根拠なき自信をもっていたりするものだが、身内の不幸やお病気を差し引いたとしても人格破綻レベル。友人のマット君はよく付き合ってきたなと思うが、この手の人を孤立させると何を起こすかわからない気もするので、アラナ店長の真っ当な指導は大切である。

本作は00年代前半の時代設定だが、アラナの過去バナと同じような業界の闇が四半世紀経った現代日本の芸能界・テレビ局界隈等で明るみに出ていることが今さら感を伴いつつも感慨深い…。

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ジョンスペ
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